岡部浩二(おかべこうじ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

みらいコンサルティング株式会社

プロフェッショナル・サービス部

取締役

岡部 浩二 おかべ こうじ

素直に、謙虚に、一生懸命やる。人に仕事に誠実に向き合うグループCFO
アーティストタイプ
アーティストタイプ

1972年9月27日生まれ(51歳)
長野県出身 ・ 千葉県在住
学習院大学 経済学部 経済学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分の強みは、一生懸命とことんやりぬくこと、他人が嫌がる業務でも積極的に引き受けること。
クライアントの業務は、刺激があり、新たな発見があり、感謝されるため、それだけができれば楽しいが、それでは組織は回らない。グループCFOは、私の特性を評価してもらった結果、依頼されたものであり、また、どんな業務でも、意味があり、得られるものもあるので、引き受けてみて、できることから始めてみた。

弊社グループは多種多様な組織・人材で構成されているため、いかに納得感のある業績管理を行うか、常に試行錯誤をしている。これはクライアントに対して行った業績管理のコンサル経験が生きているし、その後のクライアントへのコンサルにも生かされている。
クライアントの業務に対しても、「できない」と言うのはいつでもできる。まずは話を聞いてみて、極力クライアントの期待に応えるため、一生懸命対応する。

上記を続ければ、結果として、社内からも社外からも「信頼を得る」「安心感を与える」ことができるようになり、ストレスなく、常にモチベーション高くできる仕事ができるようになった。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

クライアントが上場し、クライアントから感謝された時の喜びは、何ものにも代えがたいものである。ただ、それ以上に印象に残っているのは、失敗した時にフォローしてもらったことである。
入社2年目、決算支援及び上場コンサルを行っていた上場準備会社S社でのこと。年次的に先輩の公認会計士が上場準備担当としてS社に入社して最初の打合せで、上場準備が思うように進んでいないことを指摘される。「会社の受入体制が整っていないので、一気にはできない、1つ1つ準備を進めている」と説明しても、「何をコンサルしているんだ」の一点張り。
翌日上司に相談したところ、その日のうちに代表取締役含む3人の取締役(いずれも公認会計士)がS社に訪問し、S社社長・専務に対し、今後の進め方を改めて説明し、理解していただいた。
真っ先に対応し、解決してくれたことは、とても嬉しかったし、「上司としてのあるべき姿」を理解することができた。その後部下ができた時に、部下に困ったことがあれば、すぐに対応するようにしたことで、信頼関係も構築でき、仕事をしやすい環境をつくることができた。今でもこの時の「上司としてのあるべき姿」を意識して、行動するようにしている。
余談ではあるが、上場準備担当としてS社に入社した公認会計士は、上場させることだけを考え、社内の状況を考えない言動が社内の反発を招き、早々に退職したとのこと。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

入社当初は与えられた業務(言われたこと)に一生懸命対応すればよかったが、2~3年目になると担当する業務が増えていき、十分な対応ができず、中途半端な仕事の結果、クライアントや社内からのクレームが続くようになっていた。
仕事の優先度を間違え、対応しやすい仕事から片付け、面倒な仕事を後回しにした結果である。また、指摘されたことに対しても、言い訳ばかり考え、素直に自分の状況や思いを周りに伝えることができなかった。自分1人で解決するしかないと考えれば考えるほど、思うように仕事は進まず、いつも上司に怒られてばかり。どうしてよいかわからない状況が続いた。
ただただ、辞めたい。逃げ出したい、死にたい・・・。
その状況を乗り越えるきっかけは、上司のある一言だった。
「すぐにできるようになるはずがない。素直に、謙虚に、一生懸命やっていれば、いつかはできるようになる。慌てるな」。
まずは、できることから1つ1つ片付けていこう。できないことはかっこつけず、素直にできないと認め、相談しよう。
それから数年かかったが、クライアントや社内からのクレームも無くなり、逆に信頼していただけるクライアントも増え、社内の評価も上がった。
今でも「素直に、謙虚に、一生懸命やること」が、私のポリシーであり、若手にも同じ話をするようにしている。

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