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某建設会社

非公開

非公開

匿名(男性)

“お客様のため”そして“家族の幸せのため”。人を大切にしながら経理業務に従事する企業内会計士
事務次官タイプ
事務次官タイプ

40代
非公開出身 ・ 非公開在住
非公開(大学卒)

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私自身の強みは、最初の仕事が営業職であったことから、“お客様のために”という視点に立って物事が考えられるということだと思っています。“お客様のために”という視点とは、お客様が誰で、どのような課題を抱えておられて、私たちはどのようなお役立ちができるのか、ビジネスではごく当たり前の思考プロセスだと思いますが、とても大切なことだと考えます。

監査法人時代では、当然に監査クライアントがお客様であり、その時の私の立場でいくと、経理責任者や経理担当者が私にとってのお客様でした。監査が投資家に対して財務情報を担保する役割であることはもちろん大前提ですが、その中でも、会社のビジネスを理解して、業務を理解して、さらには担当者のレベルに十分に配慮して、監査の手続きを実施することを心掛けていました。
後日談ですが、経理担当者の方に、「私たちの会社をよく理解してくれていて、質問の内容が鋭く、よく大切な気付きを与えてくれました」と感謝の言葉をいただいた時には、自分の仕事への取り組み方が間違っていなかったのだと実感できた瞬間でありました。

現在の仕事においても、仕事への取り組み姿勢は変わっておりません。経営層に対して、上司に対して、また支店の経理担当者に対して、会計や税務、日々の経理業務に関わることで、何か役立ちそうな情報があれば、考え方や業務の処理方法を整理し、時には改善策を見出し、かつ、分かり易い資料にまとめて情報提供することを行っています。“考え方を整理する”というのは、一般的には会計士が得意とするところだと思いますが、そのネタを探したり、分かり易く説明したりというのは、ビジネス的なセンスや感度が必要とされるところであって、これまでの自分のキャリアで蓄積された経験があってのことだと思っています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

何か特別なエピソードがあるわけではないですが、その時その時の仕事で、自分が努力してきたことに対して、その価値が周囲に認められたときに、大きな充実感が得られました。最初の営業の仕事では、新規のお客様に、何度も何度も提案を繰り返し、最終的に採用していただいた時、監査法人時代では、お客様に感謝の言葉をいただいた時に大きな充実感が得られました。
現在の仕事においては、支店の経理担当者向けに勉強会を開催したり、経営層に分析資料を提供したりする中で、そもそもこのような情報が提供される機会がなかったとか、とても分かり易いなどの言葉をいただいた時に、充実感が得られています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査法人から転職しようと考えた時に、どのようなチャンスがあるのかを考える中で、会計士としてどのような仕事ができるのかを悩みましたし、今現在、事業会社の経理をやっている中でも、日々、もっと会計士として存在価値を示していける業務領域はないのかと悩んでいます。
『公認会計士』という資格は、間違いなくネームバリューがありますが、監査法人以外でどのように活躍できるのか、多くの会計士が悩んでいることだと思いますし、またそれを受け入れる事業会社側も、会計士にどのような業務を任せようかと、悩ましく思っているようです。そのため、経営層から、周囲の関連部署をうまく巻き込んで、会社が抱える様々な課題に、会計士ならではの視点で助言しながら、企業内会計士の業務範囲の拡大に努める必要があると思っています。

私たち会計士は、会計や税務以外にも、管理会計、経営学、会社法、情報システムなどの分野にも、相当程度の幅広い知見を持っているわけですが、“会計士=経理のプロ”などと、正しく理解されていない事業会社も多いように見受けられます。そういう意味で、私自身も今現在、企業内会計士としてその業務領域の拡大に向けて、日々努力していることころです。

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