K.K. | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwC税理士法人

税務レポーティング・ストラテジー(TRS)

パートナー

K.K.

人とテクノロジーを繋ぐ未来志向のプロフェッショナル
事務次官タイプ
事務次官タイプ

50代
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学経済学部

事務次官タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
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  • 10
  • 20
  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 3.9%

物事に勤勉に取り組み、計画性を持って着実に成果を積み上げる傾向にある。
関わる人に対し思いやりを持ち合わせているため、仲間と協力して仕事を進めることができる。
その反面、周囲の状況に過敏に反応してしまうところがあり、情緒面・感情面で不安定になりがちな傾向が。
感受性が強いため、想像力が豊かで物事に対して熟考したり、新しいものへの興味や他者の意見を柔軟に取り入れたりすることができる。

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1キャリアサマリー

茨城県で海外とは縁も所縁もない生活を送っていましたが、小学校5年生の時に父親の転勤で急にニューヨーク郊外に転居することになりました。英語に苦戦しながらも中学3年までの4年間、現地の学校に通い、異文化に触れることができたのは貴重な経験でした。帰国後、進学した高校で出会った社会の先生の、「君たちは卒業してからも一生働いていく世代だ。その時に、キャリアを中断しなければならないこともあるだろうから、つぶしが効いてフレキシビリティもある資格を取ると良いんじゃないか。」という言葉に感銘を受け、資格取得を目指すことに決めました。大学では経済学部に入り、各種ある資格の中でも自分に向いていると感じた公認会計士試験に挑戦し、3年生の時に二次試験に合格しました。
新卒で会計事務所に入所し、主に外資系企業の税務コンサルティング・税務申告業務に携わり、国際的な税務知識やネットワークを広げました。約5年間の勤務の後、専門家としてさらなるスキルアップを目指し、企業内部の目線での税務業務の経験を積むため、米系の大手企業グループの税務部門に転職しました。そこでは、グローバルな事業展開に伴う税務戦略やリスク管理、税務コンプライアンスなど、幅広い業務に携わり、社内税務室の一員としてビジネスに貢献しました。約13年間の社内税務室での経験を経て、2017年にPwC税理士法人に入所しました。その後、家族の転勤に伴って2021年にロンドンに転居し、PwC UKにて勤務しました。ロンドンでは、PwCネットワークを活かしたPwC UKの事業運営を体感し、さらに国際的な視野や知見、ネットワークを深めることができました。2021年4月から2024年6月までのロンドンでの生活を終え、帰任後は主にインバウンドクライアント向けの税務サービスに従事しています。

2キャリア選択のきっかけ

私は公認会計士でありながら、一貫して税務の専門家を目指してきましたが、その原点は大学4年生の時に見つけた「国際税務」というキーワードでした。
公認会計士試験に合格後、一般企業に一度就職してから会計の世界に転職するのが良いのか、初めから監査法人や会計事務所に就職するのが良いか迷いました。その時、ニューヨーク時代も一緒に過ごした友人のお父様から、「意思をもって勉強を重ねてきたのだから、このまま専門職として早く実践的な経験を積むことが大切なんじゃないの?他に、それを上回るくらいやりたいことでもあるの?」というアドバイスをいただき、「この先、会計や税務の知識を土台にして、ビジネスの課題に対して幅広い視点で解決策を提供できるコンサルティングのスキルを身に付けたい。そのためにはまずは大手会計事務所でキャリアを積むことが大事だ。」と考えるようになりました。当時、就職氷河期で学生が監査法人で非常勤勤務する選択肢はなく、どうしようかと考えていたある日、偶然新聞の求人広告として掲載されていた、会計事務所の募集要項の「国際税務」の4文字が目に飛び込んできました。コンサルティングのスキルを身に付けるという視点では、税務を軸に置くのが良いのではと感じ、さらに、帰国子女で英語への抵抗力が薄いという意味では「国際税務」は自分に向いているのではないか、と直感で早速応募し、税務プロフェッショナルとしての第一歩を踏み出しました。当時の公認会計士二次試験には税法がなかったので、事務所内の研修や実務経験を通じて法人税法や消費税法などを基礎から学びましたが、それが後に大きな財産になりました。外資系企業が多くを占めるクライアントの税務課題に対応しながら、国際税務の奥深さと面白さに惹かれていきました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

私は税務のプロとして、会計事務所と企業の両方で働いた経験があります。会計事務所では、幅広い業界や規模のクライアントの税務ニーズに応えるために、常に最新の知識やスキルを磨いてきました。一方で、会計事務所ではお客様に対して外部からアドバイスをする立場であるため、「本当はもっとこうした方がいいんじゃないかな」と思うことがあったとしても、お客様から「そのサービスはいらない」と言われてしまうと、それ以上踏み込むことはできず、もどかしい思いをすることがありました。そこで、企業の中というのはどのようになっているのか、深く多様な税務の世界を企業の内部に入り込んで見てみたいという好奇心から、5年目に米系の大手企業グループに転職しました。転職先は、金融部門もあれば、複数の産業部門もあるような、業種が多岐にわたる大きなコングロマリットの企業グループだったため、社内の税務室とは言いながら、そのグループ専属の会計事務所のような位置付けで、国内外の他の税務担当者も会計事務所出身者やタックスロイヤー、財務省経験者など、世界中でかなりの数にわたる巨大なプロ集団でした。そこでは、社内税務担当者として、様々な業態の税務課題に対して、時には事業部の方々など必ずしも会計・税務のバックグラウンドではない方々と協働しながら、分析からプランニング、実行、モニタリング、改善まで一貫して関わることができました。また、国内外の優秀な税務専門家と協力して、グローバルな視点で税務戦略を立案し、実行しました。さらに、企業の事業運営や経営判断、ガバナンスや人事、財務やコンプライアンスなど、税務以外の多くの側面にも触れることができ、シニアリーダーから多くの学びを得ることができました。
その後、PwC税理士法人に入所し、在は、今までの社内税務担当としての経験と知見を活かしながら、クライアントの期待や課題感に寄り添ったアドバイスを心掛けています。

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