三嶋憲一郎(みしまけんいちろう) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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株式会社FABRIC TOKYO

経営企画部

取締役 経営・財務戦略担当

三嶋 憲一郎 みしま けんいちろう

ベンチャー企業のCFO、COO、CSO(最高戦略責任者)を歴任。よりビジネスに近い立場で成長に貢献する
リーダータイプ
リーダータイプ

1985年6月8日生まれ(38歳)
神奈川県出身 ・ 東京都在住
上智大学 経営学部経営学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

会計士と言えば、会計のスペシャリスト、さらに事業会社で言うと管理系ポジションのスペシャリストといったとこであるが自分は管理系の業務に携わったことがない。そもそも自分を会計士と考えて、キャリアを歩んでいない。確かに、監査法人で4年程度の経験はあるが、監査のプロとしての意識もない。

会計士の事業会社でのキャリアにおいて、IPOがしたいとか、CFOになりたいとかいう人をよく聞くが、それはあくまで手段であって、目的ではないはずである。自分は、過去、現在経験してきたストーリーから将来何をしたいのかの原動力を見つけ、それを未来に渡って実行していくのみある。世の中のためになることを組織でやっていきたい、それを大きく動かす人材になる上で、自分は経営や事業をやりたいと思っている。自分は、与えられたポジションで、最高のパフォーマンスを出すことを努力してきた。

結果として、現在、CFO、COO、CSOなどを担える人材になっていったと考えている。会計士といった意味では、広範囲なビジネス領域を全て担えるといった強みを持っていると考えている。そんな会計士は世の中にはいないのではないかと考えている。そもそも自分を会計士と思っていないが。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

会計士を目指したのも、世のため、人のために何かをしたいと思ってなったので、自己犠牲というか、他人の成長だったり、事業の成長だったりに関われると心が大きく動く。

スタートアップ業界に身を置いて、時間が経つが、根本的な原動力は、世のため、人のため、うちに入社してくれた人が働く楽しさを感じてくれたり、人として成長してくれたりすると、この仕事をしていて良かったと思う瞬間がある。それを超えて、今後は事業そのもののビジョンの達成も目指していきたいと切に思っている。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

キャリアパスにおいて悩んだことがある。公認会計士は意外とキャリアパスは広くない。公認会計士として監査で要求されるスキルと他業務が密接に連動しない面が多いからである。例えば、事業会社ではCFO。CFOというと日本では管理部長の最高職と考えている人が多いが、アメリカではそうではない。そもそもCFOは管理部長ではなく、より経営戦略であったり、ファイナンス戦略であったり、CSOとしてのスキルも大きく要求されているもので、ビジネス側の知見も深くないといけない。それがあるべきCFOの姿である。管理部長ではCFOは務まらないと思う。

その管理寄りのキャリアである公認会計士としての将来に漠然と不安に思ったことはある。であるが、そもそも大企業に入った場合でも、そもそも数年で大きなスキルはつかないし、コンサルであっても事業そのものはやったことがないなど、それぞれコンプレックスはつきもの。なので、公認会計士を今後の成長する上で、キャリアを歩む上での完全な基礎と考え、会計士を完全に捨てて、転職して、ゼロから新しい業務にチャレンジすることにした。そもそも、公認会計士の資格というものは、資格ということで、保険的要素もあると思う。だから、チャレンジしたいことが監査や管理系以外にあるのであれば、飛び込んでしまうのが良いと思う。そのための資格とも思っている。

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