懸川高幸(かけがわたかゆき) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社BTM

取締役兼CFO

懸川 高幸 かけがわ たかゆき

企業再生・成長・IPOに必要な変革を、ヒト・モノ・カネ、全ての分野から主導・支援するMBA会計士
アナリストタイプ
アナリストタイプ

1983年5月26日生まれ(41歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
グロービス経営大学院大学 経営学修士(MBA)

アナリストタイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
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勉強熱心で、慣習を守る傾向にある。
計画的に物事を進めることができ、堅実に仕事と向き合うことができる。
協調性が高く、自分のこだわりを優先したり、常識を逸脱した行動をとったりすることはあまりない。
またストレスや不安を感じることがあっても落ち着いて対処できるため、周囲からは冷静な印象を持たれることが多い。
しかしその反面、どちらかというと内向的で、他者と積極的にコミュニケーションをとることは少ない傾向にある。

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1キャリアサマリー
2008年
有限責任あずさ監査法人のIPOを専門とする事業部へ入所。
様々な規模(売上約60億円~1,600億円)、業種(製造業、陸運業、通信業など)の会計監査、内部統制監査及び上場支援業務に従事。
2012年
事業会社(売上約50億円)へ転職。下記を一例とする管理部門業務を幅広く従事。
①経理:決算、会計システムバージョンアップ対応業務
②財務:資金管理、銀行借入、TMKスキームによる借入
③経営企画:経営理念改定、戦略立案、M&A業務、全社予算策定、リストラクチャリング
④総務:株主総会運営、全社会議の企画運営、ISO監査対応
⑤人事:人事戦略(組織図、等級、評価、報酬制度の改定)、従業員約800名の年末調整業務
2013年
グロービス経営大学院(MBA)へ入学。ヒト・モノ・カネに関する総合的な経営知識を学ぶ。
学友の起業を支援し、同大学院主催のビジネスコンテストへ出場。大賞を受賞し500万円の資金調達に成功。
2014年
本業の再生が一段落し、営業赤字を2年で黒字化へ転換。
プロボノとして、友人(二代目事業承継者)の会社を支援し、6か月間で売上10%以上を新規創出。
2015年
スカイマーク株式会社(売上約800億円)へ転職。民事再生終結後、上場準備業務に従事し証券審査の通過に貢献。また、下記を一例とする、より専門性を高める業務に従事。
① 財務業務(資金繰り管理、数百億円規模の為替・燃油デリバティブ取引)
② 決算業務(日次経理処理、決算業務、会計システム入替、監査法人対応)
③ 管理会計業務(全社予算策定、管理会計制度導入、月次予実管理体制構築)
④ 上場準備業務(証券会社対応など)
2020年
株式会社BTMへ転職。利益改善施策(赤字案件の特定・改善、全社的なコスト削減など)を実施、1年で赤字から黒字転換。2021年2月より取締役兼CFOに就任、下記業務を一例に、ゼロからIPOを主導し同社の上場(2022年12月に東証グロース市場へ上場)を成功。
① 経営全般(取締役会・監査役会の設置や管理部門を再構築し必要人員の招聘及び採用)
② 財務業務(資本政策立案、資金繰り管理、資金調達(銀行融資・株式発行))
③ 経理業務(決算体制構築、監査法人対応)
④ 経営企画業務(中期経営計画財務モデル作成、全社予算策定、月次予実管理体制構築、M&A対応)
⑤ 総務法務業務(株主総会及び重要会議体の運営、株式管理、稟議制度導入、契約内容の確認)
⑥ 上場準備業務(証券会社選定・対応、IPOプロジェクト主導・対応(規程整備、申請書類作成など))
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

 有限責任あずさ監査法人ではIPOを専門とする事業部に所属し、規模(売上約60億円~1,600億円)、業種(製造業、陸運業、通信業など)共に様々な企業の会計監査、内部統制監査及び非上場会社向けの上場支援業務に従事しました。積極的に手を挙げ、損益計算書、貸借対照表の一通りの項目や規模の異なる会社(単独会社・連結会社・非上場会社・上場会社など)の会計監査などを経験しました。

 当時はリーマンショックの影響で日本経済全体が低迷していた時期で、私の担当クライアントも四半期ごとに業績が低下していました。監査業務では企業経営に直接関わることが出来ず、悪化していく会社業績を救うことが出来ないことに歯がゆさを感じるようになりました。監査業務に従事していく中で、企業経営に関わり利益創出に貢献したいという思いが日に日に強くなり、監査スタッフとして最低限の業務を経験したタイミングで一般事業会社へ転職しました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

 株式会社BTMは、「日本の全世代を活性化する」をミッションに掲げ、地方創生を目指すITベンチャーです。2024年3月末時点で全国に11拠点を構え、各地でITエンジニアを採用・教育し、DXなどを進めたいお客様に対し、全国のエンジニアリソースを活用してDXやデジタル化の支援、システム開発を提供しています。私は取締役兼CFOとして経営の一翼を担いながら、主に下記を管轄・サポートしています。
① 経営全般(全社方針・戦略検討、決議事項の検討・判断、適時開示管理)
② 管理本部長業務(全社戦略実行に向けた管理部門(経理・総務・法務・財務・情報システム・内部監査)の構築・統括)
③ 経理部長業務(月次決算・年度決算の統括、監査法人対応)
④ 経営企画業務(中期経営計画及び予算策定、月次予実管理、M&A、IR対応)

 入社後、私の直近の目標はIPOでした。IPOに向けた準備がほぼなされていない状態からスタートし、主幹事証券の選定、全体スケジュールの作成、組織構築(取締役会・監査役会の設置、管理部再定義、必要人員の採用)、規程作成、各種上場申請資料作成などを迅速に対応し、加えて上場審査で論点となる項目を早期に手当することでスムーズな審査対応を実現しました。また、入社直後は新型コロナウイルスの影響などで赤字になっていましたが、売上(案件契約内容の見直し)・費用(全社的なコスト削減)を分析・改善し、1年で黒字化に成功しました。前職以前の経験やMBAの知識が最大限活用出来、運よく内部管理体制の構築と利益成長の両軸が整い、一度もスケジュールが遅れることなく約2年半で東証グロース市場へ上場することが出来ました。

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