秋田具伸(あきたとものぶ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

大手都市銀行

内部監査部門

非公開

秋田 具伸 あきた とものぶ

ニューヨークでの挫折経験から働きながら公認会計士に合格。金融、会計、IT、英語を軸に幅広く教養のある人材を目指す
参謀タイプ
参謀タイプ

1977年2月1日生まれ(47歳)
岐阜県出身 ・ 東京都在住
北海道大学大学院 地球環境科学研究科 修了 

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

転職回数が多く、複数の会社でキャリアを積んできましたので、自在性はあると認識しています。
キャリアとしては、2019年1月時点で、会計は18年、内部統制関連業務は11年、会計を中心としたシステム導入は7年の経験があります。システム導入のうち、ERPパッケージについては、SAP、Oracle EBS、PeopleSoft、COMPANY等の様々なパッケージソフトを経験しましたので、パッケージソフトにおける要件定義~本番導入までの全体工程をベンダーレスで対応できる点は強みであると考えています。
ファーストキャリアで入社したNECソフトの上司からは、「会計、IT、英語のビジネススキル三種の神器で不確実性の時代を切り開いて欲しい」と発破を掛けられていましたので、そこから会計、IT、英語をバランスよく習得することを目標に日々研鑽を積んできました。会計については公認会計士の取得を通じてかなりレベルアップができたと考えていますので、今後は特に英語の学習に注力し、より一層、三種の神器の強みを伸ばせるよう努力していきたいと思います。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

ここでは2003年に入社した野村総合研究所(NRI)でのニューヨークプロジェクトでの挫折を記載したいと思います。
当時、NRIでは会計パッケージに精通した人材にある程度の不足感がありましたので、ニューヨークでの金融機関に対する会計パッケージの導入プロジェクトへの参画を2004年に打診されました。27歳になっていましたが、それまで旅行も含めて海外への渡航経験がなく、TOEICも550点前後でしたので、失敗して元々という精神でチャレンジしました。成田国際空港を出発しニューヨークまでは13時間程度かかるのですが、行きの飛行機で今更ながら英語の勉強をしていたのを今でも覚えています。ニューヨークのプロジェクトではアフリカ人の隣の席になりましたので、英語ができない自分にとっては非常に緊張感のある現場であったと思います。当時、資格としては簿記2級しか保有しておらず、連結会計は全く分からない状況でしたので、ニューヨークでは薄氷を踏むような毎日でした。会計、英語、金融知識のいずれも不足していたため、それを補うべく自室に帰ってからも毎晩自己研鑽に励みましたが、プロジェクトへの貢献度が高くなかった点については今でも非常に悔いが残ります。そのニューヨークでのプロジェクト経験から、ITに加えて会計、英語、金融知識をバランスよく身に付けることの重要性を実感しました。それが公認会計士という資格を目指した契機であったと考えています。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士に合格したのが2015年、登録したのが2017年と最近の出来事ですので、公認会計士という仕事に関連して深く悩んだことはまだありません。将来的に、審査、リサーチ、主計・財務等の部署に異動になった際に、業務上で公認会計士としての正しい判断が求められると思います。それまでに知識・経験のレベルアップを図り、正当な判断を行えるようになれるかが今後の勝負所だと認識しています。

1 2 3

性格診断テストをやってみよう性格診断テストをやってみよう

会計⼠の履歴書とは
世代、職場、地域などのさまざまな垣根を超えて、
会計士が気軽に立ち寄ってコミュニケーションしたり情報収集できる場を目指しています。
また、当サイトをきっかけに会計士に興味を持ってもらえると幸いです。

会計⼠現役会計⼠・会計⼠

会計士の方はこちら
More
『会計士の履歴書』に掲載している“会計士”は、“日本の公認会計士試験(旧2次試験)に合格している人”を対象としています。そのため、修了考査(旧3次試験)の合否や日本公認会計士協会への 正会員 又は準会員(会計士補)の登録有無とは関係なく掲載しています。