小田英毅(おだひでき) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

CaN International Advisory (Thailand) Co., Ltd.

タイ法人代表

小田 英毅 おだ ひでき

コンサルティング会社タイ法人を立上げ代表就任。目まぐるしく発展する国で経営者として飛躍する
リーダータイプ
リーダータイプ

1986年8月26日生まれ(34歳)
大阪府出身 ・ バンコク在住
京都大学 経済学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私の強みの1つはポジティブという点だ。仕事を行うにあたり、問題が生じることは往々にしてあるが、消極的になるのではなく、問題を受け入れて次に何をしなければいけないのかということを積極的に考えることができる。コンサルティング業務を行う上では重要な要素であると同時に、タイ人と仕事を行うにあたって、タイ人が持つ考え方や仕事の進め方を受け入れたうえで、問題点をどのように改善していくかということを前向きに考えることにもつながっている。新興国のリーダーは意思決定が早く、仕事を進めるペースが速い。彼らと仕事を進めるにあたり、前向きに進めていくマインドは重要である。

他の強みとしては人種を問わず多様性を受け入れることができるという点である。学生時代にはアジアだけでなく欧米諸国を旅し、実体験から、世の中には多様な慣習、考えがあることを知ることができた。特に新興国と先進国では生活環境、生活水準が違うだけでなく人々の習慣、考え方も大きく異なることを実感した。タイでのサービス提供にあたって、私はタイ語の原文が流暢には読めないため、タイ人スタッフや他のタイ専門家から得られる情報と外部情報などを合理性・整合性の観点から検討することによって、厳しく品質管理を行っている。一方で、一次情報に接するタイ人の力がなければ質の高いサービスを提供することは難しいため、彼らを尊重してコミュニケーションを積極的に行う必要がある。品質管理とタイ人モチベーション維持のバランスをとるためにも、多様性を受け入れることが重要であると考えている。

ナイトマーケットで食べ歩き。ナイトマーケットはタイの若者にも人気がある。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

現在の仕事でも監査法人時代でも、共通であるのはクライアントから認められ、感謝された時だ。監査法人時代は主に会計監査を担当していたが、監査という業務の性質上コミュニケーション相手はクライアント企業の部長や役員といった自分よりも知識も経験も上回っている人たちだった。金融機関の場合、コンプライアンスに対する意識が特に高く、外部監査の指導機能に対する期待も大きい。ハードルは高いが、クライアントの事業、業界、組織について勉強し、クライアントが気付かない点について助言を行い、感謝された時は大きなやりがいを感じることができた。
現在は日系企業に対してサービス提供を行うことが多く、営業は日本人代表者に対して行うが、実際にサービスを提供する際には、クライアントの現場のタイ人とのやり取りも発生する。現場のタイ人は外部者に対して当初壁をつくることも多いが、付加価値の高いサービスを提供するためには現場のタイ人の協力が必要不可欠である。彼らを尊重し、粘り強くコミュニケーションをとり、自らの知識や経験を駆使してサービスを提供した結果、日本人代表者だけでなく現場のタイ人からも認められた際には、個人としてのバリューを提供できたと感じ、大きなやりがいを感じる。

一方で、さまざまな公認会計士と出会う中で公認会計士のもつプロフェッショナリズム、インテグリティに感銘を受けることも多い。公認会計士はプロフェッショナルとして難しい判断を求められる局面も多い。そのような場面であっても、プロフェッショナルとしてこだわりを持って業務に従事し、誠実に判断を下す場面には心が動かされ、自分もそのようなプロフェッショナルでありたいと考えさせられる。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査法人に入所した当初は先輩会計士、クライアントと接しながら、知識、経験、仕事の進め方などあらゆる点で自分の未熟さについて悩んだ。監査対象となる企業や業界についても理解が進んでいないばかりか、会計士としてのキャリアの浅さから会計や監査についての知識もまだまだという状態の中で自分よりも何倍も知識も経験もある先輩会計士やクライアントとコミュニケーションをとるうちに、監査チームに対しては業務に貢献できていないのではないか、クライアントに対しては価値を出せていないのではないかと悩む日々が続いた。これを乗り越えるためにはひたすら調べたり、勉強したりするほかはなく、少なくとも自分が割り当てられた領域に関しては、監査チームの誰よりも、またクライアントよりも深く理解するように心がけた。

また、現在はタイ法人を運営する立場になり、公認会計士としての悩みというよりも組織の運営など経営者としての悩みが多くなっている。組織を効率的に運営するために、どの程度権限移譲を行うべきか、個々のプロジェクトにおける作業効率と組織全体としての稼働効率をどのようにあげればよいか、組織としてクライアントに安定して質の高いサービスを提供するために、どのような人材を採用し、どのように教育すればよいか、スタッフに対してどのように動機付けを行うか、組織を成長させるために、どのように営業活動を行えばよいか等悩みはつきない。組織運営の悩みについては、日々試行錯誤している。

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