土肥卓哉(どひたくや) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

次世代リーダー育成の学校づくりに挑戦。あらゆる地域あらゆる職業の人が活躍する社会を目指して

土肥 卓哉

どひ たくや

生年月日
1974年1月15日(44歳)
所属企業
アンドシング株式会社
所属部署
役職
代表取締役
最終学歴
神戸大学 法律学部法律学科 卒業
出身地
大阪府
現住所
大阪府
1キャリアサマリー
1998年
大原簿記専門学校会計士課にて、原価計算・管理会計の講師を担当。
2000年
監査法人トーマツ(現、有限責任監査法人トーマツ)に入社。法定監査業務、上場支援業務、財務調査業務等に従事。インチャージを務める。
2005年
トーマツコンサルティング株式会社(現、デロイトトーマツコンサルティング合同会社)に出向(2010年に転籍)。経営コンサルティング業務に従事。2012年からは、コンシューマービジネス業界に特化。シニアマネジャーを務める。
2014年
個人事業主として独立(DOHIXビジネスコンサルティング代表)。関西地域での次世代リーダー育成のため、企業研修、経営コンサルティングに加え、個人のキャリアコンサルティングに従事。
2016年
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社。M&A・再生支援業務に従事。シニアヴァイスプレジデントを務める。
2018年
“次世代リーダー輩出のための新たな学校づくり”に取り組むため、アンドシング株式会社(URL: http://and-sing.com)を設立。代表取締役に就任し、現在に至る。

著書に『ジブンノシゴトのつくり方 〜好きを諦めない働き方〜』(ギャラクシーブックス)がある。

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この会計士のタイプは?

革命家タイプ
内向的
臨機応変型
大局タイプ
個人主義
伝統型
外向的
計画管理型
こだわりタイプ
集団主義
革新型
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自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。
このタイプの会計士は回答者全体で、
11.4%います。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

大学時代、就職活動に失敗したことから、卒業後に公認会計士試験を目指した。1回目の受験に失敗したのち、大原簿記専門学校にて非常勤講師と会計士受験生の二足のわらじを履いていた。2回目の受験で合格し、もう一年、大原簿記専門学校にて常勤講師を務めた。担当科目は原価計算・管理会計であった。

私は大阪出身であるが、一度は日本の真ん中で働いてみたいと思い、監査法人トーマツの東京事務所に入社した。国内監査部門に配属され、主に証券取引法監査(現在の金融商品取引法監査)、商法監査、学校法人監査などの法定監査業務に従事した。もともとIPO業務やFAS業務にも興味があったことから、上場支援業務や財務調査業務にも関与させてもらった。商法監査のインチャージも2社経験させてもらった。財務調査業務では、管財人である弁護士の方と一緒に仕事をしたり、対象会社の不正会計を目の当たりにするなど公認会計士ならではの貴重な経験もした。また、清算貸借対照表の作成では、“継続企業の前提がなくなった途端に、会社の資産価値は激減する”ということを実感した。

5年間、監査法人トーマツで監査業務を経験したのち、グループ会社であるトーマツコンサルティング株式会社に異動(出向後に転籍)した。私は、もともと経営コンサルタントになりたいと思っていたからだ。大学時代の就職活動でも、主に経営コンサルティング会社の面接を受けていたくらいである(トーマツコンサルティング株式会社を含め、全て不合格だったが)。また当時、家族の事情で実家のある大阪に戻る必要もあった。そこでこれをきっかけに、会社と地域の異動を願い出て受け入れてもらった。私の個人的な希望を快く受け入れていただいたトーマツグループの方々には、心より感謝している。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

2018年2月に、アンドシング株式会社を設立し、代表取締役を務めている。起業の目的は、次世代リーダーの輩出であり、目標は、そのための新たな学校(学びの場)づくりである。

私の祖父が会社創業者であり、父もその後継者として社長を務めていたことから、私自身も小学校の頃からいずれは自分の会社を創りたいと思っていた(父の会社を継ぐことはあまり考えていなかった)。

起業した現在から過去のキャリアを振り返ってみると、公認会計士になったのは、経営コンサルタントになるためであり、経営コンサルタントになったのは、起業家になるためであったと言える。

学校では、起業に必要な知識も経験もスキルも身につけることができない。会社員として就職したとしても、経営者に会ったり、経営に携われるようになるまでには時間がかかりそう。ならば、できるだけ若くして、経営者に会うことができ、経営に携われる機会を得られる職業に就きたい。また、かつて会社の設立には有限会社で300万円、株式会社で1000万円の最低資本金が必要だった。経営者に会い、経営に携わり、かつ起業に必要な最低資本金のお金を稼ぐことができそうな職業。その基準を満たす職業が、経営コンサルタントであり、公認会計士であった。

結果としてみれば、私のキャリア選択は正しかったと思う。

しかしながら、現在では会社の設立に必要な最低資本金は1円で済む(ただし、会社設立には数十万円の費用はかかるが)。また一方で、個人事業主として独立するのであれば、会社を設立する必要はない。したがって、いずれは自分で起業してみたいと思っている方は、私のように回りくどいキャリアを辿らずとも、一直線に“自ら会社を設立して起業する”ことも可能であるし、公認会計士以外の職業を極めて“個人事業主として独立する”ことも十分に考えられる。ただし、公認会計士が、若くして、経営者と会うことができ、経営に携われる機会を得られる職業であることは間違いない。

起業を目指している方は、自分のキャリアゴールを明確にした上で、そこに至るためのマイルストーンの一つとして公認会計士という資格の要否やその仕事を通じて得られる経験の要否を判断してみて欲しい。

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