久保光雄(くぼみつお) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

みらいコンサルティング株式会社

代表取締役

久保 光雄 くぼ みつお

お客様と「仕事と人生」を共創する関係を築き、日本企業の再成長に寄与していく
リーダータイプ
リーダータイプ

1947年8月28日生まれ(77歳)
福岡県・大分県出身 ・ 東京都在住
中央大学 商学部 卒業

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 17.7%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー
1966年4月
日本国有鉄道 入社
1973年3月
同社 退社
1974年10月
公認会計士第二次試験合格
1974年11月
株式会社海外投資コンサルティング(旧(監)辻監査事務所) 入社
グアム駐在員(OVICON Guam、Inc.) 出向
1977年4月
辻監査事務所(3回の大合併を経て、中央青山監査法人)に帰任
1978年8月
公認会計士第三次試験合格
1987年4月
株式会社ビジネスアドバイザー(監査法人100%子会社)設立
その後、買収により中央青山PWCコンサルティング株式会社に社名変更
2007年3月
監査法人の解散方針を受け、退所
2007年4月
みらいコンサルティング株式会社 設立
現在に至る

会計士になる前は、日本国有鉄道(国鉄)の社員でした。国鉄では鉄道資材を担当していたのですが、机、いす、蛍光灯まで全部が国鉄独自の規格であったことからコストがかさんでおり、その不合理さに疑問を持っていました。原価率について国鉄監査委員会から指摘が入っていましたが、結局は国会で議論しない限りなにも変えられないので、まったく改善されせんでした。そこで個人的に、規格関連や資材合理化のための勉強を大学で始め、その一環として会計に興味を持ちました。その後、教授の勧めもあって会計士の試験を受けることに決めました。国鉄の閉鎖的な体質に嫌気がさしていたので、退社して会計士になることにしたのです。

当時の私は、国外で仕事がしたかったので、当時の辻監査事務所に入社してすぐ、自ら手を挙げてグアムへ行きました。2年半、グアムで仕事をした後、帰国して学校法人などの監査業務を行いました。

1978年に公認会計士第三次試験に合格した後、監査法人の間で優良顧客獲得競争が激化し、私も新規顧客獲得活動に従事しました。そこで上場支援なども手掛けるようになり、それが後のコンサルティング業務へとつながっていきました。

2007年に、カネボウの粉飾決算などの影響から、監査法人が解散。そこで私は独立し、かねてから力を入れてきたコンサルティングを事業の柱とする会社、みらいコンサルティングを立ち上げ、今日に至っています。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

私の会計士としての歩みに大きな影響を与えたのは、グアムで仕事をしたことです。当時はベトナム戦争の終結直後で、グアムはアメリカを目指す南ベトナム人の中継基地としてにぎわっていました。
会社勤めの立場ではありましたが、社員は自分ひとり。自らお客様を見つけ、営業をかけ、仕事をして、集金し、自分に給料を払っていましたから、ほとんど自営業です。「仕事をあげよう」と言われれば、通訳、観光ガイドなどなんでもやりました。ここでお客様の仕事や生活に入り込み、困ったことを解決するという経験を積みました。
これらが、後にコンサルティングという仕事の魅力に目覚め、独立するにあたって、非常に大きな財産となりました。

帰国後、次第に景気がよくなり、監査法人の間で顧客獲得競争が起きました。私は、大手が見逃したり、やりたがらなかったりする案件を中心に「落穂ひろい」をし、スタートアップの会社などを積極的に手掛け、上場までもっていきました。その中には、後に大企業へと成長する会社もありました。

監査を続けていると、クライアントの問題解決のヒントを見つけられるようになっていきます。それをクライアントに伝えるとともに、どうすればより成長できるかを具体的に指導することに、私はやりがいを感じるようになりました。そして、中小企業を成長に導くコンサルティング業務に没頭していきました。それが現在のキャリアにつながっています。

監査で問題を指摘することは、実は単なる入り口にすぎず、本丸はその問題をどう解決するかにあると私は考えています。会計の知識だけでは、問題解決のための支援はできません。監査の経験を深掘りし、そこから会計以外にも興味を広げていく中で、徐々に解決支援ができるようになっていきます。

監査を通じ、たくさんの企業と出会い、さまざまな業界、業種について研究するというのは、すばらしい経験です。将来的に独立を考えるなら、できれば30歳になるまでに、5年は監査を経験するといいと思います。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在、主に手掛けているのは企業の業績改善であり、業種や事業ごとに、数値改善のための支援を行っています。ただ、数値を改善するには、人事、文化、組織、事業モデルなどの非数値面の改革にも踏み込む必要があり、それらへの対応も重要な仕事のひとつです。数値面、非数値面の双方から問題を総合的に捉えた上で、解決に向けての支援をしています。

特に、非数値面の改善はなかなか難しく、アドバイス一つでは終わりません。時には100人、200人の社員に匿名インタビューを実施し、会社のどこに問題があるのかをリサーチしたりもします。その結果、経営陣が問題の元凶なら、トップを入れ替えるなど踏み込んだ改革も行います。

コンサルティングにおいては、お客様にとっての「全体最適・中長期的最適」を最優先としています。会計税務、人事労務、組織改革、再生再編などについてそれぞれ専門的にコンサルティングして終わりではなく、会社全体を中長期的に伸ばしていく総合コンサルティングを実践しています。

また、できるだけお客様の近くで仕事をしたいという思いから、多拠点方式をとっています。国内の主な企業・法人は、『みらいコンサルティング株式会社』と『士業法人(監査法人、税理士法人、社会保険労務士法人)』であり、国内拠点は東京のほか9カ所、海外の直営拠点は中国3拠点を含め7法人があります。

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