横井正文(よこいまさふみ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

宝印刷株式会社

株式会社ディスクロージャー&IR総合研究所

主任研究員

横井 正文 よこい まさふみ

主任研究員としてディスクロージャーに関するセミナー講師・執筆・コンサルティング業務等を手掛ける研究家タイプの会計士
革命家タイプ
革命家タイプ

1978年8月28日生まれ(46歳)
三重県出身 ・ 千葉県在住
横浜国立大学 経済学部経済システム学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

上述の通り、監査法人での経験を経て建設業を得意分野にしたいという想いを抱いていたところ、ちょうど第一子が生まれた時期に分譲マンションを購入することになった。4棟からなる870世帯の大規模マンションであったので、マンションの修繕や日々の管理活動を通じ自分の目指す建設業種のスペシャリストに少しでも近づけるのではないかという想いと、社外活動を通じ公認会計士として少しでも社会の役に立てるのではないかという想いから、3年前の購入時より現在までマンション管理組合の理事長を務めている。

870戸と戸数も多く、日々の業務の傍ら社内外に忙しい日々を送ることになったが、建設業への習熟の機会のみならず、大手デベロッパーや大手不動産会社とのエリアマネジメントを通じた接点も増え、多岐にわたるかけがえのない自己研磨の機会を得ているのではないかと感じている。また、少しでも人の役に立っているのではないかという充実感も得ている。

 公認会計士として仕事を通じ、あるいは社外活動を通じ、企業に、クライアントに、ともに活動するメンバーに、そして社会に、適切なアドバイスを初め、よい影響を与え続けることができる存在になる、そのような公認会計士像を目指したいと考えている。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

管理組合の理事長に就任した時と同じく3年前より、公認会計士協会東京会青年部(若手公認会計士特別委員)を、2年前より併せて東京会広報委員を務めている。
青年部は公認会計士試験合格後10年目くらいまでの若手が主体的に活動する組織で、結成以来5年目を迎え、私はその第2期より青年部で活動している。一人ひとりが業界の未来を想い、アイデアを持ち寄り、ともに行動しながら学び、成長し、責任を持ってこの業界の今を生きていく、そのような組織。繁忙期の最中も仕事が終わり帰ってきた深夜から熱い議論がスタートし、多様な価値観をぶつけ合い、刺激を受け、皆が一直線に邁進し急スピードで成長していく、そのような共有ビジョンを持っている。また、広報委員としても、東京CPAニュースの編集や執筆、小中学生向けに会計教育(ハロー!会計)の講師や、公認会計士試験受験生や大学生、高校生へのワークショップを務めている。

 現在、本業では執筆やセミナー講師業務を務めるため、またディスクロージャーを専門領域とするため、公認会計士協会活動は自分の本業に少なからず親和性があり、また、活動を通じ素晴らしいメンバーと出会い、刺激を受け、共に歩むことができる。そう思い、本業、公認会計士協会活動をともに手がけ、将来も続けたいと思っている。
公認会計士業界の未来が切り開くよう、業界に対し自分ができる役割を身に付け実行する、そして成長し自分の担う役割を少しずつでも拡大していければ、と思っている。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

公認会計士協会東京会青年部で公認会計士試験受験生あるいは大学生・高校生向けにキャリアワークショップを開催する機会に恵まれているが、その経験を通じ学んだことは、キャリアにモデルはあるが、正解はなく、個人それぞれの個性に応じてキャリアの形は十人十色であるということである。しかしながら、個人それぞれが自身のキャリアに向き合い熟慮することは、その個人にとってのよりよいキャリアを築くために不可欠であることは間違いない。

 私が、キャリアワークショップを通じよく紹介するのは、Will 、Can、Must、の3つの軸で自己分析し、将来のキャリアの方向性を決めることであるが、公認会計士向けにさらに一歩踏み込んで、Will 、Can、Mustをさらに2つずつ、合計6つに細分化して考えることはどうだろうか。
 Willは“やりたいこと、ありたい姿”であるが、Willをさらに『性格』と『ビジョン』の2つの軸に細分化する。
 Canは“能力、技術、資格”であるが、公認会計士領域における『専門能力』と、公認会計士領域に関わらない『スキル』の2軸に細分化する。
 Mustは“やるべきこと、役割”であるが、『使命』と『環境』の2軸に細分化する。
 私自身も公認会計士としてはまだ13年目で、自分自身としては社会から必要とされる限り現役を続けたいと考えているため、キャリアのスタートを切ったばかりと言えてしまうかもしれないが、自分のなりたい姿を少しでも早く、少しでも大きく実現するために、この手法でキャリアと向き合う機会を設けるようにしている。

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