村瀬功(むらせいさお) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社マックアース

管理本部

取締役CFO 兼 管理本部長

村瀬 功 むらせ いさお

粘り強く事業会社の課題にフルコミット。公平性と誠実さを生かしてCFOの職務を全うする
収集家タイプ
収集家タイプ

1980年11月24日生まれ(40歳)
富山県出身 ・ 神奈川県在住
東京大学 経済学部経済学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

「自分の強みは何だろう」という自分への問いかけは、これまでのキャリアにおいて度々、特に転職する際には、問いかけて来ました。その答えは現在の職責になるまでは答えを持っていませんでした。もちろん公認会計士として並以上の知識と経験を有している自信はありますが、大勢いる他の公認会計士よりも自分が何が勝っているのか、または公認会計士という肩書きを外したら自分は社会で通用するのか、疑問を持っていました。

 現在は、自分の強みは以下の通りと認識しています。
・成果を出すことにコミットして力を出せること。
・自責思考であること。
・誠実であること。

私は現職においては、経営陣の一人として及び管理部門のトップとして、会社の中で大きな役割を担わせてもらっていますが、自分がこの重要な職責を担うことができている理由は、会社のトップ及び他の取締役等から信頼を得ているからだと考えています。つまり、公認会計士の資格を含めた能力・経験もさることながら、人間性を認められているからだと考えています。私利私欲ではなく常に会社のことを考えて、会社のために粉骨砕身する、その姿勢を評価してもらっていると感じています。時に耳の痛い意見を申し上げることもありますが、それは会社のことを考えての言動であり、常に公平性と誠実性を前提としていることについて理解を得られていると考えています。

うまくいかない、思ったとおりにいかないことは多いですが、人のせいにせず、自分が変える気概を持ち、粘り強く取り組むこと、そうやって地道にパフォーマンスを発揮することを繰り返してきた結果、今の役割に至っていると感じています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

 CFOというポジションは、会社の“アクセル”と“ブレーキ”のうち、“ブレーキ”の役割を求められるケースも多くあります。
“ブレーキを踏む”ということは、後ろ向きにとらえられることも多く、煙たがられることもありますが、数字を理解した上で客観的な根拠を持ち、かつ勇気を持って「NO」を提示します。重要な意思決定においてそのような判断・提言をする場面は、責任を感じる一方で自分の仕事に誇りを感じる瞬間でもあります。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士として仕事をした監査法人時代では、仕事に関連して深く悩んだ記憶はありません。それは、監査という仕事の目的が明快であるという理由によると思います。監査は、会計基準に沿って適正か否か、○か×かの結論を表明するものであり、その意見表明について誰かの顔色を伺うものでもなく、複雑な利害関係の調整も不要です。また決算書の内容について責任は無い、すなわち会社の業績が悪くても基本は我関せずの仕事です。ですので当時は、その明快な目的に向かってピュアに淡々と業務を進めていた記憶があります。上述したように、監査業務をずっと続けるか否かの葛藤はありましたが、監査業務を行う上での心構えとしては、特段悩んではいませんでした。

 監査法人時代の悩んだこととしては、自分の周りに優秀な方が多かったことにより劣等感を感じたことです。同期、同僚や先輩には、頭の回転が速く仕事ができる方が多く、法人内の競争でも敗北感を感じていました。社会人となって最初の就職が監査法人であったことから、「自分は社会人として通用しないのではないか」と焦りを感じた記憶もあります。

今から思えば、監査という限られた範囲の中での仕事のパフォーマンスの優劣は、ビジネスパーソンの能力全体としては大きく気にすることではありません。長い社会人生活の最初の数年間監査業務に従事したことは、私にとって訓練期間でありました。数年後や次のステップへ進んだ際に花開けるかどうかこそが重要であると考えることができるのは、今になってからでありますが。

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