三浦務(みうらつとむ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

ユニ・チャーム株式会社

経理財務本部 連結決算グループ

連結決算グループ マネージャー

三浦 務 みうら つとむ

新興国では仕訳もコミュニケーションツールの一つ。海外で急成長を遂げる事業会社で課題解決に取り組む

1979年2月12日生まれ(45歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
中央大学 商学部会計学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

就職氷河期に社会に出ていることもあり、社会人として働いていくには、漠然と専門性を持つことは重要ではないかと考えていました。大手監査法人時代は、周りも公認会計士ばかりなので、重要性をあまり感じませんでしたが、今の会社で働きだしてからは、専門性を証明するものとして、公認会計士という資格を考えるようになりました。別に会計士登録をしておく必要もないですし、周りの会計士の人たちからは、会計士登録しておく必要あるの?と言われることもありました。

ただ、海外出張した際に、公認会計士と名刺に入っていることに、信頼の高さを感じたことが大きかったです。また、社内では、公認会計士と認識されているので、いろんなテクニカルな相談がやってきます。そう考えると、公認会計士であることをオープンにした方が良いという考えになり、公認会計士としての知識を持っていることを証明するため、そして、そういう立場に居続けるためにも、公認会計士の資格保持者という意識は大切にしたいと思います。
10代のころから、何か専門知識を持って、独立でも雇われでもよいので、コンサルティングのような仕事をしたいと思っていたので、その方向性をサポートしてくれているのが、公認会計士という資格ではないでしょうか?コンサルしてないという突っ込みもありそうですけど。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

ちょうど昨年度、ユニ・チャームに入社以来目標としていた、IFRS適用が達成できました。もちろん、私個人の頑張りだけではできないことなので、協力頂いた周囲の方々へ大変感謝しています。なので、惰性で働いているわけではありませんが、直近の明確な目標というのは、探しているところです。
中長期的なところでは、時々「大手企業は」と言われるのですが、私の考えている大手企業である売上1兆円以上の企業と比べると、まだまだ経理周りに足りないものがあると思うので、それを整備して行きたいと思います。その整備ができてくると、よりマネジメントに近い仕事ができるようになってくるのではないかと考えています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士受験生に対しては、まずは、どんなにつらくてもしっかり勉強して、合格する信念を持ち続けること。「仕事を辞めて、受かる保証のない国家試験に挑戦なんて無謀だ」という友達もいました。でも、それで心が折れてしまうようでは、続かないので、折れないメンタルを持つことが大切かと思います。ただ、信念だけで合格はできないので、勉強に励んでください。もちろん、勉強は長丁場なので、適度に息抜きも必要です。

キャリアを模索する会計士に対しては、どんなことができるか、よく情報収集すること。そのためにも、ネットワークをよく広げておくことが大切かと思います。監査がつまらないという人も、おそらく、他の監査現場の話聞けば、違うと思うかもしれません。私が監査法人の中で見ただけでも、デューディリジェンスもあれば、IT監査もあります。事業会社でも、内部監査でいろんな拠点を飛び回っている人もいます。監査法人の中でできることも広いですし、監査法人の外でできることは、想像以上に広いと思います。とはいえ、最後に決めるのはご自身ですので、後悔のない判断をしてもらえればと思います。

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