三浦務(みうらつとむ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

ユニ・チャーム株式会社

経理財務本部 連結決算グループ

連結決算グループ マネージャー

三浦 務 みうら つとむ

新興国では仕訳もコミュニケーションツールの一つ。海外で急成長を遂げる事業会社で課題解決に取り組む

1979年2月12日生まれ(45歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
中央大学 商学部会計学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分で意識したことはあまりありませんが、言われるのは、大きく2つです。
1つは、監査法人時代に言われたのですが、多少大変なクライアントでもやっていけるコミュニケーション能力があるという点です。1社目の会社で監査対応もやっていたせいか、資料を出し渋るクライアントの方の立場が理解しやすかったり、監査人側・クライアント側の考えの違いが理解しやすかったのかもしれません、

もう1つは、現職の会社でよく言われる、リスク感度の高さだそうです。意識していませんが、いろんな取引や事象が起きた際に、後手にならないように、事前検討をしているだけなのですが、周りからはそう見えるようです。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

ユニ・チャームでは、プロジェクトものの関与もありましたが、一貫して経理業務をやっています。多くの人は、経理業務はルーチン的な業務で、あまり達成感を感じることがないと感じるかもしれません。でも、私の場合は、目に見える達成感を感じたものが2つありました。1つは、関わらせて頂いた買収案件が決まった時、もう1つは、IFRS適用が決まった時で、どちらもとても小さな記事ですが、新聞に載ったことです。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査法人時代に悩んだのは、言葉の壁です。IFRS業務に関わらせて頂いたので、USCPA(米国公認会計士)の方と一緒にお仕事させて頂く機会がありました。日本基準とIFRSの基準間差異は理解して成長できるのですが、リファード業務なので、ビジネス英語のレポーティングはネイティブレベルの人が担当し、関わるチャンスがありませんでした。5年・10年続けても、こうした仕事の重要部分は、自分には回ってこないなと悩んだ時期があります。監査法人を辞める理由の1つに繋がってくるのですが、監査法人の中ではその壁に乗り越えられなかったため、語学力の成長が見込めると思った、今の会社に転職しています。社会人経由で公認会計士になっているので、年齢の問題もあり、若かったら、海外留学も考えたかもしれません。

一方、ユニ・チャームに転職してからは、公認会計士だからということで求められる、会計知識や判断があります。端的に言うと、知らないことを許されない空気と言うとわかりやすいでしょうか?私だけではないと思いますが、当たったことのない論点や新規論点等、よく調べてみないとわからないことが出てきます。稀に、即答を求めてくる人もいるので、なかなか難しいところです。知識面については、開示等に携わっているのもあり、新基準へのキャッチアップ等、監査法人にいた頃と変わらず、努力は求められています。

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