長田新太(おさだしんた) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

グローウィン・パートナーズ株式会社

フィナンシャル・アドバイザリー部

執行役員

長田 新太 おさだ しんた

M&Aアドバイザーに転身した参謀型会計士。プロフェッショナルとして最適ストラクチャーを提供
リーダータイプ
リーダータイプ

1982年(42歳)
神奈川県出身 ・ 東京都在住
青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

私の人生の目的は、常にワクワクすることをして過ごすことです。
学生の頃のように音楽活動が中心の時もあれば、現在のようにM&A業務が中心の時もあります。
そのためには、多様なオプションを保持していることが重要であると考えています。
公認会計士を目指したきっかけもそうでしたが、戦略的にキャリアを築けば、手に職をつけ、人生の選択肢を広げてくれる資格であると考えています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

冒頭にも記載しましたM&Aアドバイザーを目指すきっかけになったホリエモンさんの仕掛けた球団やテレビ局等へのM&A提案から20年程経過しますが、現在において、スタートアップ企業の絡むM&Aは日本の成長のために、より重要な手段となっているものと思います。

日本の成長性は厳しい見通しではありますが、キャリアを通して色々な事例を経験する中で、大きく3つの観点から、課題感を感じているため、これからも一つ一つの案件でご支援することで、少しでも日本の国際的な競争力を回復できればと思います。

① 成長戦略に応じた企業価値向上のための資本政策の検討
→自社のビジネスモデルや成長戦略により、IPOが良いのか、PEファンドと組むのが良いのか、事業会社にグループインするのが良いのか等、取り得る資本政策オプションが異なりますが、資本政策は実行すると後戻りがしにくいため継続的にフラットに検討しておくことが重要であると感じています。

② 赤字であるが価値ある無形資産を有するスタートアップの適正評価
→M&Aを選択する場合、EBITDAの水準がValuationの発射台になってしまうことが多く、先行投資により赤字のスタートアップはM&Aで価値がつきにくい傾向があるため、無形資産の評価と活用を軸にした当事者にとって納得感のあるValuation交渉が重要であると感じます。

③ スタートアップ同士のM&Aによる価値向上
→日本では、例えばSaasビジネス等で、同じマーケットに対して同様のビジネスを展開するスタートアップが競合して、消耗戦となっているケースも多いと思います。このようなスタートアップ同士がM&Aにより統合することで、消耗戦からシナジー創出へ舵を切ることが、国際的な競争力を復活するためにも重要な手段であると感じています。

株主のExitという観点だけではなく、対象会社の事業成長のためも、価値のあるスタートアップのM&Aを通して、結果、日本の成長に貢献できたらと考えています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス:監査法人からM&Aアドバイザーへの道を目指すならまずはこのアクションをしよう

戦略的にキャリアを構築するために、大事にしていた考え方は、野球に例えるなら、同じ三振をするにしても”見逃すなら空振れ”ということです。
振り返ると、監査法人内でDD業務機会を獲得したこと、大手監査法人からM&Aアドバイザリーのキャリアへ転身したこと、いずれも目的を持ってチャレンジした結果でした。
バットを振っていなければ、今のキャリアは考えられないと思います。
球筋をじっくりと見極めることも大事ですが、悩んだらとりあえず思いっきりバットを振ってみることをアドバイスしたいと思います。

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