長田新太(おさだしんた) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

グローウィン・パートナーズ株式会社

フィナンシャル・アドバイザリー部

執行役員

長田 新太 おさだ しんた

M&Aアドバイザーに転身した参謀型会計士。プロフェッショナルとして最適ストラクチャーを提供
リーダータイプ
リーダータイプ

1982年(42歳)
神奈川県出身 ・ 東京都在住
青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

自分独自の強みとしては、会計士をベースにはしつつも、仕事のキャリアや趣味等のプライベート含む人生そのものが掛け算され、自分ならではの色彩として積み重なってきていることかなと思います。
結果として、人生そのものが、点ではなく線となり繋がり、仕事にも良い影響をもたらしているものと感じます。

2024年時点では、①会計士×②M&Aアドバイザリー×③スタートアップ資本政策×④独自のプライベートプラットフォーム(「一般社団法人57士業の会」、「音とシナジー」というイベントの主宰等)
により、様々な良いご縁に恵まれています。                                              

①×②×③により、上場会社とスタートアップ企業、双方の観点からアドバイスをすることができ、以下の様な仕事に繋がっています。

【上場会社によるスタートアップ企業の買収】
→上場会社によるスタートアップ企業買収の際の、バイサイド側FA、DD、valuation、PPAにおける監査法人対応までワンストップ支援

【スタートアップ企業とPEファンドのM&A】
→スタートアップ企業がIPO準備をストップし、さらなる成長に向けたPEファンドへの株式譲渡の際のセルサイドFA

【スタートアップ企業の上場会社からの資金調達】
→スタートアップ企業のIPOを視野に入れた、上場会社と資本提携を絡めた資金調達FA

さらに④の掛け算により、「一般社団法人57士業の会」(昭和57生まれの士業会)の会計士、税理士、弁護士、司法書士、社労士、中小企業診断士等の仲間とM&Aや資本政策で協業をしたり、
仕事で繋がった音楽好きの人に、自分が主宰するイベント「音とシナジー」でDJをやって貰ったり、イベントに遊びに来てもらった方からのご縁でM&Aの相談を頂いたり、等々 です。

これからもアップデートしながら、面白い取り組みをしていきたいと思います。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

コロナ渦において、IPO準備をストップしたスタートアップ企業のPEファンドへのM&AをセルサイドFAとしてご支援しました。

当時厳しい制約があった飲食が絡む不動産サービスを手掛けており、一見ハードルが高い案件でしたが、
株主の希望条件を叶えつつ、対象会社の事業成長を可能にする、という観点から、全体のプロジェクトマネジメント(プロセス設計・コントロール等)、打診先検討、アプローチ、打診用資料の準備、DDの対応、契約交渉、クロージングに至るまで、一連のアドバイスを実施しました。
特に、コロナ禍で緊急事態宣言などがあり、飲食系の店舗をメインに運営されているビジネスに対する打診時のネガティブな印象を払拭し、実態を正確に見て判断していただくことが非常に重要であり、定性面だけでなく定量面でも説明できる資料を準備し、交渉を行った点がポイントだったと思います。

結果としては、売主の満足する条件を獲得し、M&A後にスタートアップ企業自体の利益も数倍に伸びており、買い手であるPEファンドからも良い案件であったと言って頂きました。
それぞれの関係者にとって”三方良し”のM&Aとなり、世の中に価値を生むことができたと感じた瞬間でした。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

論文式試験合格直後に話は戻りますが、当時は監査法人に入ったら、色々な業務を経験できるものと思っていました。
ところが実際は配属される部門が監査部門であれば基本的には監査中心でした。
新人の時、とあるパートナーに「M&A等色々経験したいです!」と目を輝かせて訴えたところ、「なるほど。ただ、試験に受かっただけで、何でもできると思うのは違うよ」と一喝された記憶があります。
今思えば新人の浅い経験からは当然のことですが、当時はどのようにM&Aへのキャリアを築いていこうか悩んだこともありました。
これを機に自分から手を挙げて監査法人内のDD研修に参加するなど、業務機会を獲得するための動きを開始しました。これが功を奏したのか、監査の閑散期には、他グループのマネージャーからDD業務にアサインされるようになり、結果的には、乗り越えることができました。
さらに突き詰め、FA業務の経験をするために監査法人を卒業することとしました。
このように、公認会計士の仕事は幅広いものの、自ら能動的に動き戦略的にキャリアを築いていかなくては、理想のキャリアは掴みにくいのではないかと考えています。

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