木村加奈子(きむらかなこ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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日本公認会計士協会

JICPAリサーチラボ

研究員

木村 加奈子 きむら かなこ

会計士を含めたビジネスプロフェッショナルの可能性を広げ社会をより面白くしていくことがミッション
革命家タイプ
革命家タイプ

40代
東京都出身 ・ 東京都在住
東京大学 教育学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

「自分を含めてひとりひとりを大切に」-高校まで通ったカトリックの女子校で言われ続け、いつも心に留めている言葉です。自分の生き方の根本にあると自覚しています。
「自分を含めて」というところが好きですし、ポイントではないでしょうか。自分を大切にできてはじめて、他者を大切にできると思います。とは言え、「自分を大切にする」とは何かという定義はなかなか難しいです。私は「自分に嘘をつかず、正しいと思うことをやり抜く」のが第一義と理解しています。その上で、周囲のひとりひとりに心を配りながら、社会全体に幸せをもたらす一筋の光になるべく努力する。それがこのメッセージの本位であり、私の生き方であり人生の目的だと思っています。
資格との関連で言うと、「会計を通して人と社会を幸せにする」ことを目指しています。企業研修のコンテンツを作るときにも、「この会社のこの階層の方が会計スキルを身につけると、ご自身や同僚・部下・取引先・顧客はどのようにハッピーになるのだろう?」と常に考え、私なりの仮説を研修現場でお伝えし、皆さんにも考えていただくように心がけています。会計は世界の共通言語であり、コミュニケーションツールです。知らないより知っている方がずっと人生が豊かになると信じているので、それを伝えていきたいです。
会計士資格のパワーを維持し強めていくことも、私自身の使命と考えています。それが現在の協会での仕事とリンクしていると思っています。資格を手に世の中で様々なチャレンジをしたいという方を、ひとりでも多く応援したいです。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

これまで働いた組織はいずれもBtoBの会社です。クライアントと言えば企業・法人というのが、これまでの私のキャリアでした。
EY税理士法人で人事コンサルタントを始め、企業研修講師をするようになってからでしょうか。また、子どもが二人になり、「人って面白い!」とますます思うようになっていたことも影響しているかもしれませんが、「組織という箱だけでなく、その中で働くひとりひとりにもっと目を向けたい」と思うようになりました。
エーオンヒューイットで従業員エンゲージメント調査や経営層インタビューやアセスメント(資質・能力評価)に従事してから、その思いをより強くしました。組織とその構成員である個人の相互作用・ダイナミクスがとても面白く、追求しがいがあると直感したのです。
将来独立する可能性も意識し、エーオンヒューイットの退職を機に米国ギャラップ社のトレーニングに参加し個人の資質に着目したコーチングの技法を学び、「ストレングスコーチ」の認定を取得しました。今は友人知人へのセッションが中心の細々とした活動ですが、ゆくゆくは、会計士の資格と掛け合わせ、より広く深く活用していきたいと思っています。組織・個人の両面からビジネスパーソンの成長支援をしたいのです。特に、会計士や医師、教師などの専門職の支援をし、世の中を幸せにすることに貢献したいです。
ちなみに、ギャラップのストレングスファインダーという資質の傾向を見るためのツールで測定した私の上位資質は、「最上志向・着想・戦略性・学習欲・アレンジ」です。すごい人に囲まれ、楽しいことをあれこれ考えるのが大好き!という感じでしょうか。やはり少々子供っぽいですが(笑)、結構気に入っています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス:資格があるから安心してチャレンジを!&育休復帰前は「How」より「What」を見つめては?

迷っているならとにかく動くことだと思います。
熟考してから行動に移すタイプの方もいると思います。そういう方も、「考えるの終了!」という締切日を予め決めておき、そのときが来たら潔く決断してみてはいかがでしょうか。たとえば、現状維持4:チャレンジ6くらいの気持ちになっていたらチャレンジしてみる、とか。
何のために資格を取ったのか。私のように、一生ひとりかもしれないから経済力をつけたいという悲痛な思いで勉強した方もいらっしゃるでしょう。あるいは、周りの友人が専門学校に通っていたからなんとなく一緒に勉強しているうちに受かってしまった、という方もいらっしゃるかもしれません。いずれにしても、「資格は保険」です。気になる仕事ややってみたいこと-遊びや留学かもしれません-があり、いてもたってもいられないのなら、その直感に素直になり、まずはやってみてはいかがでしょうか。もし思っていたのと違う風景が広がっていてやり直したくなったら、やり直せばいいだけです。監査法人に戻るなり、別の仕事を始めるなり。そのときに、資格はきっと威力を発揮してくれます。
皆さんには帰ってくる場所があるのです。なんて安心なんでしょう!ほかでもないご自身の人生、自分を信じてぜひチャレンジしていただきたいです。
育休復帰を控えている方には、「『How』と『What』を分けて考えてみては?」とご提案させていただきます。
第2子の育休中、「時短で戻ろうか?フルタイムで戻ろうか?」「お兄ちゃんと同じ保育園に入れなかったらどうやって送り迎えする?」など、復帰に関する「How」ばかり思い悩んでいました。でも、ある日ふと、「HowとWhatを分けて考える」というフレーズが頭に浮かびました。どうしよう、どうしようと手段について悩む前に、子どもを日中預けてまでやりたい・やるべき仕事は何なのかを自問してみよう、と。それがわかれば、その仕事を続けるためにどれくらいの時間や体力が必要なのかがわかり、具体的なHowの検討に入れると思いました。
まずは「What=どのような仕事をするか」を決め、それを実現するための「How=どうやって働くか」を考える。
実際にやってみると、とてもすっきり整理できました。結果として、先にお話ししたとおり、組織と人にダイレクトにアプローチできる人事コンサルティングの仕事をしたいと気付き、EY税理士法人に出向しました(What)。そして、その仕事が想像を超えて面白く充実しており、かつ、スキルアップの時間確保が必須と痛感したため、時短勤務を1か月で切り上げ、定時ぎりぎりまで働くスタイルに切り替えました(How)。既存のWhatを暗黙の前提としてHow優先の思考に嵌ったままだったら、この転機は得られなかったと思います。
赤ちゃんを保育園に送り込んでほっとしたのも束の間、30分後には「37.5度ですのでお迎えお願いします」という一本の電話でダッシュで逆戻り-そんな日々がしばらく続くので、親業と仕事の両立のためには、What とHowの両面から純度を上げるのが必要ではないでしょうか。本当にやりたい・やるべきことを、最も効果的かつ効率的に行う。監査実務にも通じる思考回路、私たち会計士の得意分野。ぜひそのスキルをフル活用し、一人でも多くの方にもっと幸せになっていただきたいです!

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