宮内謙一(みやうちけんいち) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社HiLOソーシャルクリエイト

代表取締役

宮内 謙一 みやうち けんいち

”非営利組織におけるCFO”の必要性を痛感。難病を乗り越え、ソーシャルベンチャーの持続的成長を支援する会計士
参謀タイプ
参謀タイプ

1983年10月24日生まれ(40歳)
鹿児島県出身 ・ 東京都在住
神村学園専修学校 理学療法学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的というほど大げさなものはないのですが、私は他人の人生にターニングポイントを与えられる存在でありたいと考えています。

私は子供の頃、寿司職人になりたかったのですが、それは単に寿司が好きというだけでなく皆が揃って楽しいひとときを共に過ごす、そんな雰囲気を作れる寿司職人のおじさんに憧れていたのかもしれません。

このように、人が夢を持ったり憧れを抱く時、必ずそこには原体験がありロールモデルがいます。俳優が演じるドラマを見て将来の職業を志した人もいるでしょう。

私は他人に対して気づきやプラスの影響を与えられる人になりたいし、それが私の考える「幸福」だと考えています。そのためにも、信頼できる人と苦楽を共にしていきたいです。幸せになる過程では困難なこともあります。むしろその方が多いですが、そうであればなおさら信頼できる人と乗り越えたいと思います。

また、私は子供の頃から高齢者や障害者と関わってきたこともあり、昔ながらの長屋のような環境に憧れています。現代では都会の一人暮らしともなると、隣に住んでいる人が誰か分からないということも珍しくありませんが、昔は年齢や職業がバラバラな人たちがごちゃまぜの環境でコミュニティを形成していました。

当時のコミュニティでは足りない調味料や日用品、つまり「物(有形のサービス)」の貸し借りが人と人をつないでいました。しかし、物が溢れている現代においては困りごとをそれぞれの知識や経験を活かして解決する、という「無形のサービス」がコミュニティを支えるのではないかと考えています。

たとえやり取りの対象が有形から無形に変わったとしても、変わらないものもあります。それは「信頼性」です。サービスの提供元に信頼性があるからこそ他者に貢献することができます。

資格にも一定の信頼性というものがあり、公認会計士はその典型だと考えます。会計・税務の仕事を軸にしつつも、それを活かして他人の困りごとを解決する。人のお役に立てることが私の喜びですが、高い理想を掲げつつも、まずは目の前の仕事を着実に遂行しそして身近な人の心の変化にも気づける人間でありたいです。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

公認会計士事務所の仕事としては税務に限らず、法務・労務の観点からもアドバイスができる存在になりたいです。また、SCを通じて多くの社会的課題の解決の支援をしたいです。

日本は昔から「社会貢献は善意のボランティアでやるべきこと」という考えがあるせいか「利益を出さなくても良い」いう意識が働やすく、起業しても持続性を保つことが難しいことがあります。弊社が関わることで持続的な成長のお手伝いができれば幸いです。

一方で、体調と仕事のバランスには留意しています。病気の性質上、体調が安定しない時期もありますので、身体のサインにはいち早く気づいて休息を取るなどの対処をしています。他人の助けも借りながら、私は環境さえ整えば障害者であっても仕事で成果を出せることを証明していきたいです。

後は、いつも鹿児島から応援してくれている両親に親孝行したいです。これまでは帰省することも少なかったため、今後は機会を見つけて食事や旅行などこれまで経験したことのない世界を一緒に体験してもらいたいです。

他にも、人生を通して人種・障害の有無等いろいろな人と関わりたいと考えています。そのためにも、外国語や歴史を学んで、相手の環境や背景も含めて理解した上でコミュニケーションが取れるようになりたいです。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

私は公認会計士と理学療法士というふたつの職業を経験しています。どちらの職業も良いところがありますし、それぞれの職業の魅力が多くの人に伝わってほしいと思います。そのため、仮にキャリアを模索する中で壁にぶち当たることがあっても、決して自分を諦めないでほしいです。自分の可能性を信じてください。

私はいくつかの壁にぶち当たりその都度壁を乗り越えてきました。でも、それはその先に本当にやりたい事があったからこそ乗り越えられたのだと思います。皆さんにも是非夢中になれる仕事や分野を探してほしいと思います。

たまに「自分は本当に何がしたいのか分からない」という人がいますが、もしかしたら本当にやりたいことに気づいているものの、自分にはできないかもしれないという思い込みや周囲の目が気になったり家族に反対されるかも知れないという恐れが心理的なハードルとしてあるから、知らないうちに自分の気持ちに蓋をしてしまい本当の気持ちに気づけなくなっただけかもしれません。

「やった後の後悔」よりも「やらなかった後の後悔」の方が大きいです。人生は一度きりであり、自分という人間は世界でひとりしかいません。あなたは親から見れば最高の宝物であり、パートナーから見れば人生をともに歩む戦友であり、子供から見れば大好きな人生の先輩です。

そんな人達にとっての何よりの願いはあなたが充実した人生を送ってくれることです。不安な時も勇気を持って一歩踏み出してください。

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