塩幡勝典(しおはたかつのり) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

塩幡公認会計士事務所

代表

塩幡 勝典 しおはた かつのり

会計税務を主体として本流を突き進む昔ながらの会計士!
リーダータイプ
リーダータイプ

1980年3月21日生まれ(40歳)
茨城県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生は人それぞれで、独立して簡単に事務所を大きくできる人もいれば、仲間と仕事に取り組むことが得意な人もいる。何が良いかは人それぞれである。私の場合は、自分自身を真っ白な状態から試したかった。そして、何で試すかといえば、やはり公認会計士の資格をとった以上はこの資格を最大限に活かして自分を試そうと思ったのである。

年を重ねたせいかもしれないが、人生は短いと思う。あっという間に1年が過ぎる。いつ病気や事故にあうかもわからないので、今を一生懸命に過ごすことが未来へと繋がっているように思う。独立して一から事務所をスタートさせるのは、手間もかかるし、うまくクライアントが増えなければ収入はないし、安定はない。それでも今後の可能性を信じて、独立して一からやろう!と決めたのは、“夢”があるからだと思う。受験生の時代は会計士になるのが夢だったし、勤務時代は独立するのが夢だった。しかし、いざ会計士になって独立すると、これは夢ではなく目標だったと気づいた。“夢”とはもっと届かないところにあるような気がする。その夢を実現するために、小さな目標という道しるべを自分で立てていくことなんだと。事務所を立ち上げて間もないし、気持ち的にはまだまだ序盤戦であって、人生のゴールはずっと先である。20代は受験勉強が続きあまり仕事をしなかったので、蓄積されたエネルギーはまだまだたくさんある。人生はこれからだ。

こうやって考えれば人生の目的は、“姿勢”だと思う。どうやって頑張っていたか、どうやって生きていたか、そういう姿勢である。お金や地位でなく、頑張っていた姿こそが未来に繋がっていると思う。オリンピック選手のように、限界に挑戦する姿は素晴らしいと感じる。私の仕事は公認会計士だから、この資格を最大限に活かして、会計税務の仕事を全力で取り組むことを意識している。その時々に全力を尽くすことが大事だと感じているので、“こんな生き方があったんだ、あんな生き方もあったんだ。じゃあ次はこんなことをやってみよう”と挑戦し続けることが人生の目的である。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

現在の日本は少子高齢化、人口減少、地方創生といった多くの課題を抱え、2020年のオリンピック後は待ったなしでこういった問題に否が応でも直面する。加えてAIの存在もささやかれ、我々の仕事も不安視するような声もあがるようになった。こういった問題に対して、私も公認会計士としてどうやって関わっていくか、何が出来るかを考えている。ひと昔の前のように、公認会計士だからといってやっていける時代はとっくに終焉を迎えた。個人の自立性が重要となり、自分で考え、自分の責任で行動をとって道を拓いていく必要があると感じている。

会計事務所も高齢化が進み、廃業によりクライアントが路頭に迷う話も少なからず聞くようになった。地域によっては会計士や税理士がいなくて、現在担当されている高齢の先生がいなくなったら、会計事務所が街から無くなってしまうといった状況も耳にする。会計事務所も事業会社同様に事業承継が必要な時代を迎えている。

私は、会計事務所は社会のインフラだと思っている。お金が集まれば、必ず会計が必要になり、会計が必要になれば、状況に応じて税務や監査が必要になる。人が集まるようになればお金は集まるので、会計事務所の役割が出てくる。社会において、各地域を担当する会計事務所は必要だと思う。公認会計士法第1条 では、『公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、 会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。』と明文化されている。公認会計士には素晴らしい使命がある。私も一人の公認会計士として使命を果たしたい。公認会計士が不足する地域に貢献し、微力ながら国民経済の健全な発展に寄与していくことがこれから成し遂げたいことである。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

私のような者がアドバイスというと非常におこがましく、恐縮する。しかし、ここまで目を通してくれた方は、“今のキャリアを変えたい”“キャリアアップしたい”など、何らか現状を打破したいと考えている方だと予想する。それを前提としてあえて言うならば、自分の人生のゴールをどう考えるかで今後のキャリアを作りやすくなると思う。会計士には多様な選択肢があるので、一人として同じ人生はないし、何も似たような人生を歩む必要もないということだ。監査法人に残るもよし、CFOになるのもよし、会社を経営するのもよし、多様な選択肢があるので未来は明るい。いや、明るくするのは自分次第である。自分らしい人生を、ときには苦しいけど頑張ってみる。そうすることで人生が拓けてくるような気がしている。私はそういう意識で日々を過ごしている。何歳になっても諦めたらそこで終了である。

私は以前独立している先輩の会計士に言われたことがある。「塩P(当時の私の愛称である)はなんでそんなに愚痴ばっかりなの?自分のエネルギーが外に向いているうちは伸びないよ。自分のエネルギーは自分にぶつけないと」。今ならよくわかるアドバイスなのだが、当時はさらに、「そうは言ってもさ」とまた愚痴で対抗していた。自分の決めた道は、自分で歩むことが大事なのではないか。監査法人を辞めることが新しいキャリアになることもあればならないこともある。監査法人で頑張ると決めたなら、同僚や職場の文句は不要で、ひたすら監査実務のスキルを高めることが重要だし、新しいキャリアを構築すると決めたら、そこで必死に取り組むことが重要だ。

自分の人生の主役は自分であって、自分の責任でキャリアを構築するよう決断をしなくてはならない。仮に決断後に不運に思ったことも、その後の取り組み方次第で10年後は古き良き想い出に変わる。しかし、後ろ向きの姿勢だと、10年後も同じ話をしている。どういう人生を歩みたいかである。残念ながら、楽をして自分の思った通りに人生が進む、といったことはつたない私の経験上ではない。楽をしたことも自分に厳しく頑張ったことも全部自分に返ってくるのである。一般的に世の中で継続性をもってうまくいっている人達の大半は、自分でリスクをとり、努力を重ね、ある一定期間過ぎ去った後に状況が好転していると思う。そういった覚悟をもってキャリアを構築するのが大事だと思う。

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