塩幡勝典(しおはたかつのり) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

塩幡公認会計士事務所

代表

塩幡 勝典 しおはた かつのり

会計税務を主体として「持続可能な社会の発展」のために!
リーダータイプ
リーダータイプ

1980年3月21日生まれ(44歳)
茨城県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的を一言でいうと、「挑戦すること」です。公認会計士という資格をとったので、公認会計士という仕事で人生に挑戦していきたいと思っています。独立の気概を十分に持っていましたが、独立前は不安が先行していたように思います。それでも今後の可能性を信じて、独立して一からやろう!と決めたのは、“夢”があったからです。受験生の時は会計士になるのが夢だったし、勤務時代は独立するのが夢でした。しかし、いざ会計士になって独立すると、これは夢ではく目標だったと気づきました。“夢”はいつももっと届かないようなところにあるような気がしています。その夢を実現するために、小さな目標という道しるべを自分で立てて、挑戦していくことが人生の目的です。事務所を立ち上げて間もないし、気持ち的にはまだまだ序盤戦であって、人生のゴールはずっと先に設定しています。20代は受験勉強が続きあまり仕事ができなかったので、蓄積されたエネルギーはまだまだたくさんあります。熱量を生涯大事にして、仕事は自分の人生を表現する舞台と捉え、最後まで舞台で演じ切りたいと思います。

また、挑戦する上で大事にしたいのは「姿勢」です。どうやって頑張っていたか、どうやって生きていたか、そういう姿勢です。今を頑張っている姿こそが未来に繋がっていると思っています。私の仕事は公認会計士なので、この資格を最大限に活かして、会計税務の仕事に取り組むことを意識しています。その時々に全力を尽くすことが大事だと感じているので、こんな生き方があったんだ、あんな生き方もあったんだ。じゃあ次はこんなことをやってみよう、と挑戦し続けることが人生の目的です。

もうすぐ40代に突入しますが、体力、気力、知力をできる限り高くし、「人生の本舞台は常に将来に在り」という気持ちで人生はこれからです。5年先の未来も全く予測できませんが、切り拓く未来がとても楽しみです。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

これから成し遂げたい事、将来の夢は、2つあります。1つは全国のすみずみまで会計税務のサービスを展開していくことです。私は、会計事務所は社会のインフラだと思っています。お金が集まれば、必ず会計が必要になり、会計が必要になれば、状況に応じて、税務や監査が必要になります。人が集まるところにお金が集まれば、会計事務所の役割が出てくるので、社会において各地域を担当する会計事務所は必要だと思っています。
現在の日本は少子高齢化、人口減少、地方創生といった多くの課題を抱え、付随するように会計事務所の高齢化や廃業によりクライアントが路頭に迷う話も少なからず聞くようになりました。地域によっては会計士や税理士がいなく、現在担当されている高齢の先生がいなくなったら、会計事務所が街からなくなってしまうといった持続不能な状況も耳にするようになりました。会計事務所も事業会社同様に事業承継が必要な時代を迎えています。「持続可能な発展」のために、たくさんの情報を入手して、広い視野や大きな視点で社会課題を解決していきたいと思います。

公認会計士法第1条では、公認会計士の使命が明文化されており、公認会計士には素晴らしい使命があります。私も一人の公認会計士として使命を果たしていきたいです。「持続可能な発展」のために、公認会計士が不足する地域に貢献し、微力ながら国民経済の健全な発展に寄与していくことがこれから成し遂げたいことです。
2つ目は、公認会計士の知名度を向上させて業界全体としての業務拡大を図ることです。現在日本公認会計士協会東京会の中小企業支援対応委員会の副委員長を拝命しております。中小企業への支援として公認会計士が何が出来るかを社会にPRし、東京弁護士会や金融機関など他の団体と連携して活動をしています。中小企業における公認会計士の知名度の向上はまだまだ余地があります。お世話になっている業界に対して、公の気持ちを大事にし、会務を通して貢献していきたいと思います。少しでも会務に興味がある方は、会務を通して業界全体を盛り上げるべくぜひ一緒にやりましょう!

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

私もまだまだ発展途上で若輩者なので、一緒に頑張っていきましょう、ということでアドバイスとさせて頂きます。まず覚悟を示して、自分の人生のゴールをどう考えるかで今後のキャリアを作りやすくなると思います。会計士には多様な選択肢があるので、一人として同じ人生はないし、何も似たような人生を歩む必要はないと思います。監査法人に残るもよし、CFOになるのもよし、会社を経営するのもよし、多様な選択肢があるので、その多様な選択肢の中から自分の将来を覚悟をもって決めることが大事だと思います。将来を決める際には、ぜひ自分の60歳、70歳さらにはもっと先の自分の姿を想像して頂き、想像した姿を目指すとキャリアを決めやすいです。私自身も諸先輩方の人生をたくさん参考にさせて頂きました。

覚悟を決めるという事は、単に監査法人に残る、転職する、独立するなどと決めることではありません。どういう風に未来を切り拓きたいから転職する、独立するなど意思を大事にし、自分の決めた道を自分で歩むということです。覚悟をもって決めた道であれば、自分の自分らしい人生を、ときには苦しいけど頑張ってみる。そうすることで人生が拓けてくるような気がしています。私はそういう意識で日々を過ごしています。

最近は少し年次もあがり、監査法人に勤務する後輩会計士からキャリアについて相談を受けるようになりました。気持ちはよくわかります(笑)が、「監査がつまらない。やりがいがない」「職場があっていない」などの思考はずっと続きます。なので、この思考は異動や転職してもお付き合いは続きますね。独立すると生活がかかってくるので、この思考は否が応にもなくなります。どちらがいいというのではなく、ポジティブな思考でキャリアを決めないと、ずっと自分のキャリアに不満を持つ可能性が高くなるので、要注意です。私は独立の道を選び、たくさんの喜びと少々の辛さも味わっているので、今後独立してくれる人が増えて欲しいな、と思っています。

会計士受験生の方へ
合格後の未来は、自分次第で公認会計士というパスポートを使ってたくさんの関りと無限の可能性が待っていす。不運に不合格が続いている状況でも、諦めなければ合格する試験だと思います。私も大いに苦労しましたが、今や良き想い出ですので、歯を食いしばって頑張ってください。合格したら安泰という時代は大分前に終わったので、よく言われることですが、合格後がスタートになります。ぜひ合格して業界の仲間になれることを祈念しています。

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