江黒崇史(えぐろたかふみ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

江黒公認会計士事務所 他

代表

江黒 崇史 えぐろ たかふみ

今の仕事に一生懸命取り組むことで自分のやりたいことや強みがわかってくる
リーダータイプ
リーダータイプ

1974年11月10日生まれ(50歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 商学部 卒業

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 17.7%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー
2001年
監査法人トーマツ入所
2005年
株式会社イーツリーズ・ジャパン入社 取締役CFO就任
2005年
株式会社アーケイディア・グループ入社
2007年
清和監査法人パートナー就任
2013年
江黒公認会計士事務所設立 代表就任
2014年
株式会社E-FAS設立 代表取締役就任

2001年10月に公認会計士二次試験に合格し監査法人トーマツに入所しました。
トーマツを選んだのは正直深い理由はなく、大学のゼミの先輩や兄から「トーマツがいいよ」という声を聞いたからです。面接に行くと、なんと面接後すぐに内定を頂いたので他の監査法人は説明会も行かずに私の最初の就職活動は終わりました。
就職難の時代の方から見れば信じられない就職活動かもしれませんが、結果としてトーマツを選んだことは私にとって大正解でした。所属したのは国内監査班でしたが、当時は上場企業の監査からIPO準備会社の監査、英文アニュアルレポート業務にM&Aの財務調査業務も経験できました。

ただ、2000年代初頭は東証マザーズ市場が誕生しベンチャー企業ブームの動きがありライブドアやサイバーエージェントをはじめ、多くのベンチャー経営者がスポットライトを浴びていました。そのような姿を見るにつけ、自分も経営者側に立ってみたいと思うようになりました。ちょうどその頃、古い友人がITベンチャーを起業することとなり、自分もその会社に取締役CFOとして飛び込んでみました。

そこではそれまで経験したことがない資本政策や予算作成立案、資金調達業務なども担当し、右も左も分からないまま日々がむしゃらに働きました。また友人と会社経営をするのは非常に楽しかったのですが、友人である分難しいことも起こり、結果として私がこの会社を辞めることとなりました。

そこでもう一度公認会計士として修業をしようと、小さい会計コンサルティング会社を選びました。この会社は監査法人と税理士法人を併設しており、やはり監査業務以外にコンサルティング業務や税務業務など多くの経験をさせていただきました。
特に監査法人ではパートナーとして上場企業の監査報告書にサインをさせていただいたり、セミナー講師、執筆、事業開発、リクルート活動など幅広く業務を担当させていただくなどしました。

やはり仕事は楽しかったのですが、いずれは独立したいという想いもあり、子供ができたことをきっかけにその夢を実現することにしました。

現在は、江黒公認会計士事務所、株式会社E-FASという二つの組織でIPO支援やM&Aアドバイザリー業務に従事するとともに上場会社、非上場会社の社外役員を複数務めております。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

私の場合、監査法人における経験はスタッフとしての経験とパートナーとしての経験があります。
スタッフとしては新人でしたので、簡単な科目から監査を学びました。また当時は監査部門にいながらも、上述したように上場準備会社や英文業務、M&Aにおける財務調査業務も担当しスタッフとしてはかなり幅広い経験が得られたと思います。監査業務であってもIT企業、製造業、小売業、商社など幅広い業種の会社に行かせていただきました。

ただ、やはり監査人として会社を外部から監査することと経営者として会社経営に挑戦すること、どちらかの道で思い悩み始めたところ、友人が起業すると聞いて経営者として一緒に挑戦することを決断しました。

次に再び監査業務に戻った時は主にパートナーとして関与しました。パートナーといっても当初は小さな監査法人でしたので自分が監査現場で監査調書を作ることも多かったですが。
またパートナーとして社員会で監査法人の経営はみることはもちろん、新規開拓やセミナー活動、執筆、リクルート活動など会社経営者として多くのことを経験でき、仕事の面白さもやりがいも充実していました。

監査法人でパートナーとなると監査法人内では次のキャリアはないですが、自分が会計士試験を目指した理由の一つに「自分の名前で仕事ができる」ということがありました。

そして子供ができた時にふと「将来自分は子供に仕事についてどんな風に語れるのだろう。独立したかったけどしなかった、とは言いたくない。子供に胸を張って自分の仕事のことを話せるようになりたい」と思い、独立に至りました。

よく「子供ができてから独立するのは怖くなかったのですか」と聞かれます。
たしかに監査法人から独立すると監査クライアントをそのまま引き継ぐわけにもいかず、独立直後は収入がゼロとなり開業準備でお金ばかり出ていくことが想定されました。
独立することも、監査法人退職直前までは周りに話しておらず、独立後の仕事のあてもなく不安ではありましたが、食えなくなったらまた就職すればいい、やらずに後悔するよりやって後悔する方がいい、と持ち前の楽観主義で独立に至りました。

なお、妻には監査法人を退社する直前まで独立することを話していませんでしたが、「あっそうなんだ」とあっさり納得してくれました。最近は「嫁ブロック」という言葉もある中、何も言わずに独立を応援してくれた妻に感謝しています。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

今現在の仕事は大きく3つです。
その3つとはIPO支援業務、M&Aアドバイザリー業務、そして社外役員です。

1つ目のIPO支援は設立前後のスタートアップから上場直前の会社までクライアントの幅があります。
設立直後の会社に対しては、設立の相談から事業計画作成、資本政策立案、投資家の紹介、資金調達などを支援しております。
なお税務業務は実施していません。よく「税務以外で仕事があるのですか?」と聞かれますが、多くのスタートアップ企業から資本政策や資金調達関連、IPO相談でお仕事をいただいております。

2つ目のM&Aアドバイザリー業務は主に財務調査業務と株価算定業務になります。
時にはFAとしてロングリストを作成して候補先の発掘もありますし、ストラクチャーの相談から入ることもあります。
ここ数年は上場会社が小規模な会社を買収することが増え、そのような小規模M&Aについて多く相談を受けております。近年は上場会社や上場準備会社でもCFOや経営企画室に公認会計士の方が在籍していることも多く、そのような方々と一緒に仕事ができるのは大変嬉しいですね。

3つ目の社外役員は上場会社、上場準備会社の社外役員を7社務めております。
内訳としては社外取締役が1社、社外監査役が6社となります。社外役員の業務としては取締役会や監査役会への出席に加え、監査法人との打ち合わせや内部監査への同行などがあります。上場準備会であれば、それらに加えて主幹事証券会社との打ち合わせにも参加して、IPOに関する相談にも対応しております。

その他にもセミナー講師やコラム執筆などの相談をいただくことも多くあります。
自分はセミナー講師もコラム執筆も大好きなので、できる限り積極的に引き受けております。

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