江黒崇史(えぐろたかふみ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

江黒公認会計士事務所 他

代表

江黒 崇史 えぐろ たかふみ

今の仕事に一生懸命取り組むことで自分のやりたいことや強みがわかってくる
リーダータイプ
リーダータイプ

1974年11月10日生まれ(49歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 商学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的、という大きなことはあまり意識をしていませんが、日本を元気にするべく、元気な経営者・会社に貢献をしたいと思っております。
自分の場合30歳前後ぐらいから同世代のベンチャー経営者たちと親しくなりました。
彼らはそれまで自分が接していた方々とはまったく違う世界の方々で、自分の仕事に情熱をもっており、何時間でも夢を語るような熱い方々ばかりでした。
その友人達の多くが今や上場社長となり、今も成長しております。
そのような友人達に自分の専門領域や得意なことで貢献し、公認会計士の使命にもあるように国民経済の発展に寄与していきたいと願っています。

振り返ってみると公認会計士という資格は自分にとって本当にぴったりの資格だと思います。

自分が公認会計士を目指したのは税理士である父と兄から「資格は取っておけ。お前は税理士より、公認会計士になった方がいいよ」と言われたことがきっかけでした。
正直、試験勉強開始当初は、監査やコンサルティングという仕事が何かもよくわかっておりませんでしたが、公認会計士という資格を通じて得た専門知識、経験は私の人生にとって欠かせないものとなりました。

本当に公認会計士という資格に感謝しておりますし、もっともっと多くの方に知ってほしいし目指してほしい資格だと感じています。それが次で述べる夢にもつながっております。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

これから成し遂げたいこと、将来の夢としては、教育や研修事業にもっと力を入れていくということです。

私は今、公認会計士協会の広報委員を務めております。
その活動の中に「ハロー!会計」という小学生や中学生への会計教育活動があります。

例えば、「牛丼屋さんとステーキ屋さん、どっちが儲かる?」「赤字のたこ焼き屋さんを救おう、損益分岐点を学ぼう!」など子供たちが会計の考え方を学ぶ授業や、「ジュニア公認会計士になって模擬監査を体験しよう」といった決算書の誤りをみつける授業などがあります。

会計の大切さは言うまでもないことですが、小学生や中学生のころに会計に触れる機会はなかなかないでしょう。
そこでこの「ハロー!会計」という授業を通じて会計に触れ、面白さや重要性を知ってもらえたらと考えています。最近では毎年参加いただく方も増えており、将来の職業の選択肢として公認会計士を考えているという声を聞くこともあります。この活動を通じて会計を身近に感じていただき、社会貢献できればと願っています。
最近では参加者が高校生にまで広がっています。
もっともっと大きな活動になればと思っておりますので、関心のある方はぜひ広報委員会にご連絡をください。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

キャリアは人それぞれです。他人の芝生はどうしても青く見えるものですが、やはり自分の好きなこと、やりたいことを考えていくことが良いでしょう。
好きなこと、やりたいことは無理に見つけなくても大丈夫です。そのようなときは、逆に自分が苦手なこと、やりたくないことを書きあげてみるのもよいでしょう。

例えば、私は独立しておりますが税務業務は一切やっておりません。
一般的に会計士が独立すると税務を中心にすると思われますが、私は独立するなら税務はやらない、独立するからには自分が好きなIPOやM&A支援を仕事とすると決めたからです。

実際独立してみると税務の相談もよく受け、お断りばかりしていると正直もったいないという気持ちもあります。
ですが、その分IPOを目指す経営者やM&Aに取り組んでいる経営者からの相談にのることができ自分の強みも発揮できており、十分満足しております。

むしろ「私は何でもやります、何でもできます」と名刺ばかりいっぱい配ってもなかなか周りの人の印象に残らないのではないでしょうか。独立を目指すなら、自分の特徴が出せるよう、やらないことを決めて自分の得意なこと、好きなことを打ち出すようにしていくのが良いと思います。

仕事のキャリアは誰しもが一度は迷うものです。そのようなときに大切なことは今の仕事を大事に、一生懸命取り組むことです。今の仕事に一生懸命取り組むことで自分のやりたいことや強みがわかってきます。
一生懸命取り組むことで自身の力がつきますし、周りからの信頼も高まり結果として人脈も広がっていくでしょう。

私自身、公認会計士の方からキャリアの相談をよく受けますが、中には言い訳ばかりして転職活動を繰り返している人も少なくありません。石の上にも三年、とまではいいませんがまずは今就いている仕事に一所懸命取り組むこともキャリア形成や天職の発見に役立つと思いますよ。

公認会計士受験生の皆さん、会計士の仕事は本当に面白く、そのキャリアは無限大ともいえます。受験時代は勉強が大変でくじけそうな時もあるかと思いますが、自分が会計士として働いている姿をイメージして、受験勉強をがんばってください。

仕事の内容をよくわからない自分が試験に合格して18年も働けているのですから、公認会計士という仕事は本当にすごいと思います。将来一緒に働けることを楽しみにしております。

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