菅野智洋(すげのともひろ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

マナボックス ベトナム

代表取締役

菅野 智洋 すげの ともひろ

後悔しないように「好き」を軸にする
アーティストタイプ
アーティストタイプ

1979年6月22日生まれ(45歳)
福島県出身 ・ ハノイ在住
立正大学英米文学科

7人生の目的と公認会計士という資格

 私の人生の目的は、「死ぬ時に後悔しないように幸福になるために生きること」です。そして、周りの関わった人を幸福にする。こんな生き方をしていきたいと思っています。
 具体的にいうと、「好きな人」と「好きな場所」で「好きな仕事」をする。を目標に掲げています。例えば、私は、ビーチや山が好きです。1年のうち、半分は、ダナンというビーチやカフェで過ごし、残りの半分は、山のサパやダラットという地域で働くというスタイルを考えています。
 公認会計士という資格を保持していることによって、その仲間との強い連携が期待できます。例えば、タイやミャンマー、シンガポールの公認会計士と連携して、アジアを舞台に専門家としての業務を行い、世の中に貢献できると思っています。
 このように公認会計士として連携ができることや、場所に縛られずプロフェッショナルなサービスを提供できる可能性があるという点で、私の人生の目的と公認会計士という資格は強く関連しています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

 数年単位の短期的なことと長期的なことに区分しています。まず、マナボックスベトナムでの挑戦がまだまだたくさん残っているので、これを一つ一つ実践して達成していくことに集中していきたいです。例えば、社長の会計スキルの向上によって、ベトナムの日系企業の業績の改善を支援し、ひいては日本とベトナムの経済の発展に寄与していきたいと考えています。また、新しいサービスの「マナラボ 」のコンテンツの充実や、書籍の出版もしていきたいです。
 長期的な夢、ちょっと妄想に近いのですが、これからの時代「意味のある」「好き」が非常に大事になってくると思いますので、大好きなサウナでなにかできたらいいんじゃないか?と思っています。例えば、ベトナム人に「ととのう」を普及させるとか(笑)。そんな風に「好きなこと」をしながら生きていけたらいいなと思っています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

 キャリアで悩んでいる会計士へのメッセージは、「好き」をもっと大事にしてキャリアにおいての優先順位を上げていいのではないか?という点です。人生100年時代やVUCAの時代と言われています。
 このような時代背景の中、無理をしてでもお金をたくさん稼ぐことだけ、年収の高い会計士になることだけが目的になってしまうと、本当の意味での幸福になれないと感じています。もちろん、時間の余裕を持つことや家族や周りの人を助けるためという意味でお金はすごく大事です。ただ、公認会計士というとても価値のある資格を持っているので、それを利用しつつ、もっと自分の「好き」を意識することで、「自分らしいキャリア」を作れると思います。そして、「好き」というのは実際に行動して体験してみないとわからないことがあります。自分ではこれまで「好き」なんて感覚なかったのに、挑戦してみたら没頭してしまう…なんてこともあるでしょう。
 そのため、やっぱり、大事なのは「行動」です。口だけで不平を言って行動しない人は、はっきり言ってかっこ悪いなって思います。自分の価値観を大事にして、楽しそうだなって思ったら、まず、挑戦してみてください。失敗もより価値になる時代です。本業を続けながら、挑戦できる環境であればそれを最大限利用してみることです。それこそ、絵を描く。音楽をやる。旅をしてみる。などなど。どんなコンテンツであれ、仕事・お金になる可能性がある世界になってきていると感じます。
 『死ぬ瞬間の5つの後悔』という有名な書籍によれば、「自分に正直な人生を生きればよかった」と思って後悔する人が一番多いようです。我々の先輩がすでに答えを出してくれているのですから、参考にしない手はありません。
 自分に正直な人生とは、自分のやりたいことをやるということです。「好き」を今よりほんのちょっと軸にしたキャリアを選ぶとより豊かな人生になるのではないでしょうか?

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