白石武士(しらいしたけし) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社エスネットワークス

グローカル事業本部

パートナー/本部長

白石 武士 しらいしたけし

経営者やCFOを輩出するためのプラットフォームを作りたい
革命家タイプ
革命家タイプ

1973年6月26日生まれ(50歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
中央大学経済学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

先ず、仕事のスタンスとして、何をやるより、誰とやるか(同じバスに乗るか)を大事にしています。その中でできた繋がりはクライアントか社内かを問わず一生ものだと考えています。
今間違いなく、ここ(当社)にいて、この仕事に継続して就いていることは会計士資格を取得した結果からもたらされたものであると言えます。加えて、クライアントの関係者や、補修所時代の仲間、その後の会計士同士のつながりの中で、新たな仕事の機会が生まれ、その先の人間関係の広がりをもたらしてくれました。
資格取得当初は、経験も浅く何もできなかった自分に、会計士資格が自身に下駄を履かせてくれた側面は否めないと思います。なぜならコンサルや企業経営の現場において、数字(会計)という客観的な指標があるからこそ、経営に対して説得力のある事実(過去)や将来を語り、企業(組織)に変革をもたらすことができると考えています。よって会計士資格の取得プロセスにおける、財務会計・管理会計や会社法、経営学、租税法の全ての知識のインプット、及びその後の継続的な知識のアップデートがあって、今の自分がある。但し、資格そのものが自身の提供価値を決めるのではなく、会計(会計士資格)+αをどう構築するか。私自身においては、ゼネラリスト(幅広い経験)によって、それがもたらさせているものと考えています。知識の蓄積だけではなく、経験の掛け算によって、会計士資格を持ったコンサルタントとしての自身が磨かれました。
そして人生の目的としては、CFO、経営人材を世の中に数多く輩出する為のプラットフォームを作り更には、自らも経営人材として企業経営に参画することです。私は当社に20年以上在籍していますが、これまでを思い返すと長かったような短かったような感覚です。48歳になった今、あと10年で何が成し遂げられるのかを考えた時に、当社での業務の中でというより、当社という事業基盤を活かして自分自身をどう実現していくのかということを考えています。その考えが会社の方向性とも合致していて、これまでの集大成として当社の企業理念としている「経営者の輩出」をするためのCFOのプラットフォームを創る、それが実現できれば満足ですね。ビジネスマン人生の集大成として成し遂げたいと考えている、それくらい気持ちを込めた目標です。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

前段で述べた経営者やCFOを輩出するためのプラットフォーム作りです。このように考えるようになった理由の発端は当社が創業来、経営者の輩出と支援という企業理念を掲げ、100年企業・100億企業の創造を事業の理念として、クライアントに対して各種のCFO機能を提供することで、企業の持続的な成長と変革を支援してきた会社であり、私自身もこれを体現すべく、20年以上、仕事をしてきた自負があるからです。
そのための手段として、中堅・中小企業をターゲットとし、事業承継及び事業再生を投資テーマとした、PEファンドを組成したいと考えています。ファンドの出資によって資金を投入するだけでなく、経営支援人材をエスネットワークスから投入することで、投資先企業に変革をもたらし、更には企業価値向上を図るという考えのもと準備をしています。
コンサルティングの枠組みを越えて、株主としてより経営にコミットした形で現場力(現動力)を活かし、投資先へ当社社員が常駐し協業することにより、投資先企業の変革と企業価値の向上、ひいては日本経済の発展に貢献したいです。
この点、REVICとの取り組みはマイノリティ出資ながら、エクイティによる資金提供と経営人材の派遣のモデルによって、一定の成果を挙げました。これを発展した形(バイアウト×常駐協業)で実現させたいです。
PEファンドを立上げた後に目指すこととしては、10年で100件投資、100人の経営人材を輩出することです。そのために、当社が経営者輩出のプラットフォームとなるべく、その枠組みを作りたいと思っています。このプラットフォームを作り上げる事ができれば日本が抱える課題解決貢献できると思いますし、さらには日本国経済の発展に対してインパクトを与えていきたいですね。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計というスキルは会計士の方はもちろん持っているベーススキルです。よって自分が提供する付加価値を高めて周りと差別化するためにはもう1つ何かの柱を作る必要があると思います。会計士+αの存在となり社会への価値提供するために、「自分は何に興味を持てるのか、何が得意なのか、何を実現したいのか?」ということを先ずは真剣に考えてみてください。その上で、それを実現する選択肢が何なのか。その選択を行う為の、具体的な行動(情報収集、コミュニティへの参加など)を起こしましょう。例えばそれが、監査を極める、監査を通じた資本市場の円滑化・活性化を図ることでも良い。その為に監査法人のパートナーになることを目指すことでも良いと思います。
その上で、キャリアの転身が必要であれば、実行してみたらいいと思います(手本となるキャリアを歩む先輩は多数いると思うので、そうした方々の話を聞いてみるのも良いでしょう)。その先のキャリアはベンチャー(IPOマーケット)に明るくなり、そのコミュニティに属して、その関連の仕事で身を立てていくでも良い。VCや証券会社、IPO準備企業のCFOなど。監査法人から系列のFASでコンサルの道を究めるでもよい。その先に投資ファンドの道を選ぶでも良い。様々な選択肢があると思います。
目指すべき1つの柱は自分自身が興味を持てるものが一番手っ取り早いかもしれないですが、もしまだそのようなものがないという方は、今後成長する企業や業界という切り口でもいいと思います。まず+αが何なのかを自分自身が明確に意識して、そして認識するための情報収集のためのアクションをすることが必要なのだと思っています。
私はコンサルタントとして仮説をもって行動することを大切にしています。よって闇雲にやりたいことを探すのではなく自分自身の軸を持つということを意識してみてはいかがでしょうか。

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