中釜和寿(なかがまかずひさ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwCあらた有限責任監査法人

第二金融部

シニアマネージャー

中釜 和寿 なかがま かずひさ

公認会計士の資格を通して、世界中のいかなる経営課題にも対応できるプロフェッショナルとなる
革命家タイプ
革命家タイプ

千葉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 政治経済学部 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.7%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
2011年
あらた監査法人 (現PwCあらた有限責任監査法人) 入社
2015年
PwC米国法人ニューヨーク事務所に出向
2018年
PwCあらた有限責任監査法人東京事務所へ帰任

高校、大学時代は音楽活動に明けくれた日々を過ごしていました。バンドメンバーや周りの方に恵まれたこともあり、インディーズ、メジャーレーベルから楽曲をリリースし、各地でのライブ、TV・ラジオの出演等を大学卒業後しばらくは続けていました。音楽は非常にやりがいのある仕事でしたが、グローバルの舞台で戦える職業に就きたいという想いから、公認会計士試験受験を決意し、2009年にバンドを脱退、2010年に受験しました。

2011年あらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人、以下PwCあらた)入社後は、主に外資系金融機関の監査業務や財務デューデリジェンス等のアドバイザリー業務に従事し、2015年9月よりPwC米国法人のニューヨーク事務所に出向しました。現地では、世界最大規模の監査チームのチームマネージャーを務めるとともに、日系のクライアントに対して組織再編やテクノロジー等にかかるアドバイザリー業務に従事していました。

2018年7月の帰任後、現在は、会計監査に携わるかたわら、戦略立案支援、価値評価やデューデリジェンス等の組織再編、規制や会計領域のアドバイザリー業務に主に従事しています。また、法人およびグローバルにおける重要施策である監査業務プロセス改善のプロジェクトの立ち上げや実行フェーズにおけるリードマネージャーとしての活動も行っています。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

音楽の道から新しい道へと進む際、最も大切にした判断軸は「その仕事でなら世界の舞台で戦えるか」という事でした。転職を決意したタイミングでは第二新卒で企業に受け入れてもらえる期限も過ぎていましたので、真っ先に思い浮かんだのは"士業"でした。ネイティブでない私が、世界を舞台にして世界中から集まったメンバーと協働し、大きな価値を生むためには、言葉だけでなく何らかの専門知識が必要と思いました。それが私にとっては会計や監査という専門性 であり、そう判断したことが公認会計士の学習を開始したきっかけになりました。

私が公認会計士試験に合格した2010年は、リーマンショックの直後で監査法人に入りたくても入れない可能性が高いという、非常に厳しい環境での就職活動となりました。試験の最終日は、帰宅後、徹夜で複数の監査法人や税理士法人のエントリーシートを作成し、そのまま法人説明会や適性検査に向かった事を今でも覚えています。

前述の通り、グローバルの舞台に立つためには大手監査法人、その中でもグローバルネットワークを持つPwCあらた であれば、日本にいながらも、また海外駐在の際にも世界中から集まったメンバーとともに働ける可能性が高いのではないかと思い、第一志望として就職活動を進めていきました。採用面接の中では、自らが会計士を目指した想いをありのまま伝える事を心掛けていました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

ニューヨーク駐在時までは、主に監査業務を中心としてキャリアを進めていましたが、現在はアドバイザリー業務に大きく舵を切っています。その内容は多岐にわたり、企業の戦略立案支援や、価値評価、デューデリジェンスといったM&A関連業務、また規制や会計に関するアドバイザリー業務も実施しています。幅広い領域において、クライアントに価値を提供する事は非常に大変ですが、インプットとアウトプットのバランスを図ることにより、自身の学習曲線や提供価値曲線が緩やかにならないよう努力を続けています。これら、幅広い業務の中で共通点を見いだし、価値を提供できることは、やはり会社のビジネス全体を見渡せる公認会計士という資格ならではの強みだと感じています。

また、クライアント業務のみでなく、監査業務プロセス改善等のプロジェクトを法人内で立ち上げ、現在では法人全体、またPwCグローバルネットワークのメンバーファームとも連携しながら来るべきデジタルの世界に向けて一歩ずつ準備を進めています。

いつの頃からか、カレンダーは30分刻みのミーティングで朝から夕刻までほぼ毎日埋まるようになりましたが、それでもなお、各プロジェクトで品質を保てるようになったことはニューヨークでの経験が大きく活きていると感じています。日本では、年功序列や終身雇用制といった慣習の中で、時が来れば職階も変わる事が想像できるかと思いますが、仕事の仕方や業務内容に大きな変化が無いケースも少なからず存在しているかと思います。ニューヨークでは考え方が逆で、年齢、国籍、性別なども関係なく、当該職階に値する仕事の作法や業務品質を達成できた人のみが昇進をしていました。

この点、ニューヨークのマネージャーは仕事をがむしゃらに行う事ではなく、しっかりと仕事を"マネージ"する事が求められました。数多くのプロジェクトや個性ある監査チームのメンバーが存在する中で、いかに最短で求められる品質を確保した上でプロジェクト目的を達成するか、進捗を適時かつ的確に把握し、リスクの高い領域があれば飛び込み、自律的に動く領域は信頼して任せる。そういった全体を俯瞰する能力が身に付いた3年間であったと考えます。

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