塚越学(つかごしまなぶ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社東レ経営研究所

ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部

チーフコンサルタント

塚越 学 つかごし まなぶ

ワークもライフもすべてをキャリアにする、この決意と覚悟が必要
革命家タイプ
革命家タイプ

1975年8月12日生まれ(44歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
中央大学経済学部 卒業

会計士データ
  • 年齢
    40代
    回答者全体の
    25.9%
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  • 役職
    課長・リーダー
    回答者全体の
    9.9%
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  • 企業種別
    コンサルティング会社
    回答者全体の
    17.5%
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  • 出身
    関東
    回答者全体の
    54.2%
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革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
  • 0
  • 10
  • 20
  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 20.3%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
2002年
公認会計士試験合格、監査法人トーマツ入社、 多種多様な会社の監査業務に従事
2008年
日本公認会計士協会学校法人委員会専門委員、 NPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)入会
育児休業取得(長男時)、東日本ブロックのT-Winプロジェクトに初の男性で参画
2010年
FJ男性の育休促進事業「さんきゅーパパプロジェクト」リーダー
監査部門マネージャー
2011年
育児休業取得(次男時)
大田区男女平等参画推進区民会議委員、大田区両親学級講師
(株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部に転職
2012年
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事に就任(現任)、浦安市男女共同参画推進会議委員
2014年
育児休業取得(第三子)、FJ「イクボスプロジェクト」のコアメンバーとして、イクボス企業同盟(2020年2月末現在229社)を運営
2015年
国土交通省「女性が輝く社会づくりにつながるトイレ等の環境整備・利用のあり方に関する協議会」委員
2016年
東京都男女平等参画審議会委員
2017年
日本公認会計士協会東京会 女性会計士活躍推進プロジェクト構成員
2018年
認定NPO法人フローレンス監事就任(現任)
2019年
内閣府男女共同参画推進連携会議議員

2002年 公認会計士として監査法人トーマツ(有限責任監査法人トーマツ)に勤務し監査業務に携わる一方、人財育成セミナー講師を担当。

2011年 育児と介護を同時経験し、日本におけるワークライフバランス推進を本業にすることを決意し、東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部に転職。
ワークライフバランスの体現者である佐々木常夫特別顧問の下で、佐々木常夫著書ベストセラー「働く君に贈る25の言葉」をテキストとした実践講座「佐々木常夫塾」を企画し、プログラム構築、講師を担当。その後、企業・労組・自治体などに対し、人財開発・働き方改革・管理職改革に関する講演・ワークショップ・コンサルティングを数多く実施。
また、長男の誕生を契機にNPO法人ファザーリング・ジャパン会員として、父親の育児・夫婦のパートナーシップなどのセミナー講師やイベント企画等を自治体、労組、企業などに対して行う。
FJ父子家庭応援ファンド「フレンチトースト基金」コアメンバーとして父子家庭支援の法改正に貢献、男性の育休促進事業「さんきゅーパパプロジェクト」リーダーとして、イクメンブームの一翼を担う。2012年 同法人の理事に就任。

2014年 次世代管理職養成事業「イクボスプロジェクト」のコアメンバーとして、イクボス企業同盟(2020年2月末現在229社)を運営し、各企業、自治体に対する管理職改革のセミナー講師やコンサルティングを行う。

2018年6月より認定NPO法人フローレンス監事に就任。
第一子で1カ月間、第二子で1カ月間、第三子で8カ月間の育児休業を取得。
内閣府男女共同参画推進連携会議委員、国土交通省「女性が輝く社会づくりにつながるトイレ等の環境整備・利用のあり方に関する協議会」委員、東京都男女平等参画審議会委員、大田区男女平等参画推進区民会議委員副会長、大田区両親学級講師、大田区母子保健推進協議会委員、浦安市男女共同参画推進会議委員副会長、日経DUAL共働き子育てしやすい企業ランキング審査員など。

「パパとママの育児戦略」(repicbook)2018年共著、「家族を笑顔にする パパ入門ガイド」(池田書店)2018年共著、「新しいパパの教科書」(2013年)「新しいパパの働き方」(2014年)(ともに学研教育出版)共著、「育児&介護を乗り切るダイバーシティ・マネジメント イクボスの教科書」(日経BPマーケティング)2017年監修、「家族・働き方・社会を変える父親への子育て支援」(ミネルヴァ書房)2017年共著
「会計・監査ジャーナル」において「会計プロフェッショナルファームの働き方改革実現に向けて」2018年~2019年連載10回、東京都パパズスタイル2018年2019年監修など共著、監修、メディア取材多数。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

2002年~2011年、私の会計士ライフを取り巻く環境は、激動の時代でした。
世界では、エンロン(米)やワールドコム(米)が粉飾で破たんし、エンロンを担当していた世界最大手会計事務所アーサーアンダーセンが解散。ITバブルが崩壊し、世界の会計事務所の一角が崩壊しました。
日本国内においても、カネボウは粉飾にて上場廃止、ライブドアの証券取引法違反など、様々な企業の不正が明るみになり、2007年7月、カネボウ・日興コーディアルを担当していた日本4大監査法人の1つ「みすず(旧中央青山)監査法人」が解散しました。

私自身は、公認会計士としての社会的使命に燃え日々の仕事に邁進しました。
半導体商社、大手貴金属会社、建設会社、小売会社、出版会社、保険会社、カード・信販会社、製造業会社、エンターテインメント・映画、学校法人など多種多様な業種の会計監査などに携わると同時に、「人材育成」に関心があった私は、トーマツ社内でDeloitte人材育成講師プログラムをクリアし、新人全国研修教材の開発、各ランクの教材開発、研修講師を複数担当していきます。
「CPA×人材開発講師」も確立していきました。

一方、実務経験を重ねていくと資本主義社会の空虚感を感じ始めていきました。
そんなとき目に留まったのが、「社会起業家」「特定非営利活動法人(NPO)」そして「プロボノ(プロフェッショナル・ボランティア)」です。
激務の合間に、NPOに関わる講座を受けたり、調べていく中で、欧米では高学歴人材が上場企業を勝る規模のNPOで活躍をしている事実を知ります。そして、日本においてもその息吹が出始めていました。
そこで知った1人が駒崎弘樹さん。元ITベンチャー社長から転身し、当時、病児保育を専門に展開しているNPO法人フローレンスの代表。数々のメディアで称賛される活躍ぶりながら、私よりも4つも年下で、当時20代の若者でした。

「『社会を変える』を仕事にする」という著書を読み、これだ!と思いました。
私の中で「CPA×NPO(プロボノ)」が芽生えた瞬間でした。

プライベートでは5年付き合った彼女と結婚。そして妻が妊娠。子育てに関する情報に敏感になっていきます。
2007年「子育てパパ力(ヂカラ)検定」が世間を賑わせていました。
仕掛けたのは、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さん。ちょうど地元に安藤哲也の講演会があり妊婦の妻を連れて会いに行きました。安藤さんは、茶髪でロン毛の風貌ながら、
「良い父親ではなく笑っている父親を増やそう」
見た目とは裏腹に訴えている内容は共感でき刺激的でした。
このNPOでプロボノするのはどうだろう、パパ友もできるかもしれない。
軽い気持ちで入会したのは出産予定日の10日ほど前でした。

出産の前日、出産予定日を過ぎた妻と二人で水族館にいました。
「今どこにいる?」「大丈夫?」というメールが次々と届いたのです。
何事かと調べると秋葉原で大きな事件が起きていました。
2008年6月8日秋葉原無差別殺傷事件です。

私は当時メインクライアントが秋葉原にありました。その事件はクライアントの目の前で起こっていた事件でした。つい先月の繁忙期は土日もクライアントを訪問しており、そのことを知っていた仲間から私に心配のメールが届いていたのでした。
翌日、秋葉原駅前はマスコミでごった返していました。その人をかきわけ、事件現場の横を通り過ぎ、クライアントの監査室に到着。すぐに妻から連絡がありました。
「破水した、今から病院に行く。」出産に立ち会うために、数分で引継ぎ、急いで監査室を後にします。
再び事件現場を横切るとき私は思いました。
今から妻は命がけで一つの命を数時間かけて産むというのに、この容疑者は5分で7人も殺したのか。
マスコミで一杯の殺傷現場を横目に底知れない怒りを感じながら病院へ急ぎました。
長男が誕生し、産まれた息子を初めて抱いたとき、思いました。
どんなにこの子を大切に育てて、どんなにこの子を幸せにしようとしても、この子は誰かに殺されるかもしれない。この子だけを幸せにしようとしてもダメだ。この子を取り巻く社会環境を少しでも良くしないと同じことが起こる。無差別殺傷事件を起こした彼のような人間ができるだけ発生しない社会を作っていかないといけない。
この原体験がこのあとの社会活動を加速化させていきます。
社会のためにとか、正義のためにとか、そういうことではなく、「自分の子どもを守りたい」、ただそれだけの、とても個人的な理由でした。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

2011年、東レ経営研究所に転職してすぐに、佐々木常夫塾を企画・創設し、35万部を売り上げてベストセラーになっていた「働く君に贈る25の言葉」を教材に実践を繰り返す連続講座を6期まで運営しました。
賛助会員として活動していたNPO法人ファザーリング・ジャパンでは理事に就任し、父親支援の社会活動に本腰を入れていきます。
FJ次世代管理職養成事業「イクボスプロジェクト」のコアメンバーとして推進し、大企業を中心とした「イクボス企業同盟」を創設し事務局として運営。2014年12月、11社で共同記者会見をしてから、229社(2020年2月末時点)となりました。
また、2016年、一億総活躍国民会議委員の白河桃子さんのブレーンとして、イクボス企業同盟と小室淑恵さんのワークライフバランス社がコンサルした会社に対して、「労働時間アンケート」を実施。フォーラムを開催し、このアンケートとフォーラムの様子を白河さんが安倍首相にプレゼン。安倍首相が初めて労働時間の上限見直しに言及したことで大きく流れを変えることができました。
そして、働き方改革関連法が成立し、大企業では2019年4月より、中小企業では2020年4月より施行となりました。
私自身は、講演回数が増えていき、2019年までの数年間は150回以上。
テーマは、管理職改革イクボスやワークライフマネジメント、働き方改革、男性の育児家事参画や育休推進、仕事と子育ての両立支援、女性活躍推進などです。テレビ、新聞、雑誌などメディアでも多数出演する機会をいただいています。

東レ経営研究所での職位は、コンサルタントからシニアコンサルタント⇒上席シニアコンサルタント⇒チーフコンサルタントになりました。
家族は、私が会計士時代、専業主婦だった妻は派遣社員、契約社員、そして今は正社員として働いています。子どもは三人。共働き体制になったことで世帯収入は会計士時代を超えました。
私にプロボノのきっかけをくれた駒崎さん。この間に、駒崎さんが代表を務めるフローレンスは、スタッフ500人を超え、収益規模は20億円を超え、欧米のNPOに引けを取らないNPOに成長していました。
わたしたち夫婦に子どもが三人いながら共働きが続けられたのは、フローレンスの病児保育を7年以上利用できたからでした。

その駒崎さんから、監事を依頼されました。その理由は、私が、財務が見れる公認会計士、働き方改革の専門家、NPOの経営が分かる理事経験、フローレンス利用者であるからということで、恩返しの気持ちで引き受けました。

ファザーリング・ジャパンはこれまでの活動が評価され、2018年度の内閣総理大臣賞を受賞しました。

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