宇塚公一(うづかこういち) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

PwCあらた有限責任監査法人

パートナー

宇塚 公一 うづか こういち

「巧遅は拙速に如かず」。品質を重視しながら、決める時には決めて計画的に仕事を遂行する
事務次官タイプ
事務次官タイプ

非公開出身 ・ 非公開在住
早稲田大学 商学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

「巧遅は拙速に如かず」という言葉があります。「出来が良くて遅いより出来が悪くて早い方が良い」という単純な意味ではありません。仕事には期日があり、期日に遅れると信用をなくすのがビジネスの世界です。品質を重視しながら、決める時には決めて計画的に仕事を遂行するという考え方がこの言葉の本来の意味です。特に慎重な人が多い監査法人では、「拙速」な人が少ないのですが、あえて言えば、私の強みは「拙速」であることかもしれません。これは今の立場だから言えることでもあるのですが、今の私は「決める」ことが仕事だと思っています。限られた材料の中でスピーディーな判断が求められることもあり、そんな時に私のこの強みは生きてきます。ただ、そこには慎重に判断材料を集めてくれたスタッフの力が欠かせません。私の強みは、私1人で成立しているという話ではありません。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

上場会社の監査を特に主査やマネージャーでやっていた時は、「この現場は自分がいなくてはもたない」という錯覚にとらわれ、毎日やりがいを感じていました。これが公認会計士か、と。最近では、自分のグループの従業員満足度が高いことにやりがいを感じます。顧客満足度と従業員満足度のどちらを選びますか、と有名な経営者に質問したことがあるのですが、その方は少し鼻で笑いながら顧客満足度に決まっているだろう、と答えられました。恐らく、厳しい経営の現場を知っている人であればあるほど顧客満足度を選ぶのだと思いますが、私は従業員満足度にも同程度の重要性を感じています。従業員の過度な疲労の上に成り立つ顧客満足度は持続可能性が低いと感じているからです。私の父も従業員を大切にするような人だったという影響も大きいかもしれません。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

深く悩んだことはないかもしれません。個別の業務というよりは、自身の進路について悩むことは節目ごとでありましたが、そういうことは奥さんに相談しました。よくできた奥さんで、あなたが本当にやりたいことはなんなのとか、箔(はく)が付くからやったらいいじゃないとか、コーチになったり、アドバイザーになってくれたり、私にとってとても良い相談役となってくれるので、色々と乗り越えてきたような気がします。

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