澤田正憲(さわだまさのり) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社サンウッド

管理本部

取締役 管理本部長

澤田 正憲 さわだ まさのり

決めたキャリアをどうやって極めていくか。そのためにどれだけ努力をして、後悔しない人生を送るか。そのために全力で突き進んでいく。
アスリートタイプ
アスリートタイプ

1971年5月31日生まれ(48歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学経済学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

「運と体力?」といってしまったら元も子もないですね(笑)。
人よりも秀でているのは、「瞬発力」だと考えています。

瞬発力は、初見の業務に対する理解が早いという点で優位性を発揮しています。前職はIT企業、現在は不動産業と真逆な業界にいるわけで、いろんな人に驚かれるのですが、業務面での理解はあまり心配していませんでした。業種特有の業務は半年もあれば十分にキャッチアップできると思っていたからです。
瞬発力は、その他にも早期にリスクを察知する能力なんかにも生かされています。

もちろん、ここ一番での運を感じる場面も多いです。また、体力もあって、何時間でも働けて遊べることも強みではあります。強い体に産んでくれた両親に感謝しています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

ヤフー掲示板等で、「澤田さんがいる限りこの会社を信頼し、投資し続ける」といってくれる個人投資家がいたことですかね。
非上場企業ではステークホルダーはお客様と従業員がその大半を占めますが、上場後は弊社に投資してくださる多くの一般株主の方がステークホルダーに加わります。ステークホルダーの数が100人規模から、一気に1万人規模にアップし、社会的な責任も大きなものとなります。株主の大半はお会いしたこともない方なのですが、そういった方に信頼して投資して頂けるのは経営者として本当にうれしいことです。
従業員、お客様、株主といった広いステークホルダーに満足していただけることに喜びを感じて仕事を続けています。
(もう一段企業が成長すると、社会とか環境とかが重要なステークホルダーに加わるのですが、残念ながらそのステージに到達できていません。今後の課題です)

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

元々、自分の会社のIPOを実現したいという思いで転職し、組織内会計士(CFO)になったという経緯もあり、シンプレクスにおいて、実際にIPOを実現した後、しばらく目標を見失って悩んでいた時期がありました。
考えられるキャリアプランは、「退職してまた別の企業でIPOを実現する」、または「シンプレクスという企業で骨を埋める」という選択でした。
この思いはあるきっかけで吹っ切れました。
上場するとIR(投資家向け広報業務)という仕事がCFOの中心的な業務の一つになるのですが、そこでミーティングをする相手は機関投資家です。機関投資家は、財務諸表を見て投資判断をするわけですが、財務諸表の利用者を初めて目の当たりにしたのです。監査法人時代は、財務諸表を監査(チェック)するという仕事をしていたにも関わらず、どういう人が利用しているのかという点に思いが至らず、規則や事例を守るという点に縛られてしまい、利用者の視点が欠けていました。
IRを通じて、実際の財務諸表の利用者であるリアルな機関投資家と直接対峙して、監査法人時代の仕事は財務諸表利用者が利用したいものを提供するという目的意識をもって仕事ができていなかったと反省しました。

また、事業会社での組織内会計士は財務諸表を作る立場です。
(作る)事業会社での組織内会計士、(チェックする)監査法人、(利用する)機関投資家。すべての目線を持つことによって、公認会計士の資本市場における存在価値がもっと高められるのではないかと感じ、IRの仕事を極めていきたい気持ちが高まりました。

また、IPOを実現した時点で僕は30歳だったのですが、30歳で上場企業の経営に携われるのは大きなチャンスだと思えたし、会計知識+経営力を高めることで、自分自身の付加価値が高められるのではないかと考えました。

こんな経緯もあって、上場企業のCFOを極めるところまでやってみようという気持ちに切り替えることができたのです。

なお、IRにおいては、IR優良企業奨励賞(新人大賞に該当)を受賞し、IR協議会で講演する機会にも恵まれ、一定の成果は出せたと自負しています。

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