𠮷永明宏(よしながあきひろ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

𠮷永会計事務所

代表

𠮷永 明宏 よしなが あきひろ

IPOコンサルティングと税務業務で独立開業の夢を実現。自分に合った働き方ができるのも開業の魅力の一つ
支配人タイプ
支配人タイプ

1986年7月18日生まれ(37歳)
岐阜県出身 ・ 愛知県在住
名古屋大学 経済学部経営学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的というとおおげさだが、私は人生を自分の思うように生きたいと思っている。
組織に所属していると、自分がやりたくない仕事であっても引き受けなければならないし、仕事のやり方も制限がかかるし、成果物の水準も自分で決めることはできない。

独立すると、自分で仕事を選ぶことができるので、やりたくない仕事はやらなくてもよい。自分にあった働き方を取ることができるし、成果物も自分が納得するレベルで提出することができる。反面、すべての責任は自分で負わなければならないのだが、それも含めて独立して働くスタイルは自分に合っていると感じる。

これが実現できているのも、公認会計士という資格のおかげだと思っている。
公認会計士が活躍できるフィールドは広いといわれているが、会計監査を離れると独占業務がないため、独立会計士にとっては、資格に仕事が守られているというわけではない。しかし、「会計」は企業の事業活動にと必ず関わる領域であるため、ビジネスフィールドは多岐にわたり、公認会計士の社会的ニーズは高いと感じている。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

独立してから感じたのが、自分ひとりでは、大きな仕事を受けることができないということと、会計以外の領域では顧客の役に立てない面が多々あるということである。例えば中小企業の関心事として事業承継の問題があるが、自分一人だと会計・税務面のサポートしかできないと思う。弁護士や司法書士、社労士、中小企業診断士などの専門家と連携して、法務面や労務面、組織面などのサポートを総合的にできるような仕事をやりたいと考えている。

自分にしかできない価値を提供してお客様から感謝されることを目指している。そのためにも、新しい仕事には積極的にチャレンジし、新しい情報や知識を積極的に取り入れ、自分の価値を磨き続けなければならない。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

独立するのは簡単だ。今働いている職場に「辞めます」というだけだ。
ただ、その一歩を踏み出すのにはエネルギーがいると思う。現在の安定を捨てる決心をすること、将来の不安に打ち克つこと、場合によっては周囲の反対を説得することも必要になってくる。私は自分を前向きな性格だと思っているが、それでも結婚して子供がいる中で、8年半属した組織を辞めるのには、それなりのエネルギーを使った。

そんな私から1つだけアドバイスをさせてもらうとしたら、“既に独立した会計士と話すこと”をお勧めする。
「独立して何ができるのだろうか」、「独立したらどんな変化があるのだろうか」という不安があるのであれば、実際に独立した会計士にその質問をぶつけてみるといい。きっと多くの会計士が、自分が思っている以上に会計士の活躍できる場が存在することを教えてくれると思う。
私は独立してまだ1年にも満たないが、独立して本当に良かったと思っている。様々な新しい経験ができ、新しいアイデアが生まれ、学びたいことがどんどん増えている。時間の大切さを認識するようになり、時間の使い方や仕事・生活・学習のバランスを取れるようになった。家族との時間も大切にできている。新しい人とのつながりも増えている。

会計士のキャリアとして、“独立”はあくまでも選択肢の1つに過ぎない。会計士としての進路を考えているのでれば、色々な会計士と会って話を聞いてみることが一番大事だと思う。

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