𠮷永明宏(よしながあきひろ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

𠮷永会計事務所

代表

𠮷永 明宏 よしなが あきひろ

IPOコンサルティングと税務業務で独立開業の夢を実現。自分に合った働き方ができるのも開業の魅力の一つ
支配人タイプ
支配人タイプ

1986年7月18日生まれ(37歳)
岐阜県出身 ・ 愛知県在住
名古屋大学 経済学部経営学科 卒業

支配人タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 1.6%

強く自己主張をするよりか、周囲と協調しながら物事を進めることが多い。
また状況の変化や刺激に対して過敏に反応することがなく、ストレスに対する対処法も心得ているため、常に落ち着いている印象を持つ。
斬新な意見や革新的な考えに興味を持つ。
固定観念に縛られずしなやかな立ち回りができるが、場当たり的かつ衝動的な行動をとることも少なくない。
場に応じて柔軟にふるまいながら仕事を進めることができる。

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1キャリアサマリー
2007年
会計士二次試験に合格
2009年
大学卒業後、有限責任監査法人トーマツ静岡事務所に入所。
2013年
名古屋事務所に異動。
2017年
監査法人を退職し、公認会計士として独立
2018年
税理士登録
監査法人時代は、地銀、信用金庫などの金融機関監査をメインとしつつ、製造業、小売業、ソフトウェア開発業など幅広い業種の会社に関与。IPO監査業務も担当。
独立後は、IPO準備会社のコンサルティング業務、税理士業務、監査法人の外部協力者として監査業務も実施。
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

私の実家は自営業であり、父は中小企業診断士として、中小企業の経営コンサルティング業務を個人として営んでいた。そんな環境で育ったためか、「将来は独立するんだ」という漠然とした意識が自然と芽生えていた。“独立する”ということは、自分の力で仕事を取り、自分の力で生計を立てることであるが、そのためには父のように何か資格を取るべきだと考え、「数字が得意だから」「難しそうだから」という理由で公認会計士を志したのがきっかけだった。
大学2年生になる春から勉強を始め、3年生の秋に公認会計士論文式試験に合格し、卒業とともに監査法人トーマツ(現:有限責任監査法人トーマツ)の静岡事務所に入所した。地元は岐阜県、大学は愛知県であり、名古屋での就職も考えたが、当時リクルートで参加したインターンシップで接した静岡事務所メンバーに魅力を感じたこと、監査以外にもいろんな業務を実施できる環境に魅力を感じたことから、静岡事務所に決めた。

静岡事務所は監査・税務を合わせて100名程度の規模であり、事務所メンバー全員の顔と名前がわかることで、一体感のある事務所だった(当時は初めての職場だったので、それが当たり前に感じていたが、後に300名規模の名古屋事務所に異動して実感した)。静岡事務所では、監査業務の基本を教わったのは勿論のこと、監査業務以外にも、非上場企業に対するコンサルティング業務(会計に関する指導助言)、IPO準備会社に対するコンサルティング業務に関与し、顧客の成長に直接役に立てる仕事を経験させてもらった。また、静岡ベンチャーサポートという活動に参加し、地元のベンチャー企業の経営者と接する機会も与えてもらった。優秀な先輩・同期・後輩に恵まれ、沢山のことを学ばせてもらった静岡事務所での4年間を通して、自分なりの“社会人としての基礎”と“公認会計士としての基礎”を固めることができた。

静岡事務所に入所してから4年が過ぎた頃、結婚を機に地元に戻ることに決め、トーマツの名古屋事務所に異動させてもらった。静岡事務所で銀行監査に従事していたことがきっかけで、名古屋事務所の金融業務を担当している部門に配属され、名古屋事務所では金融業種の監査が6割、その他の監査が4割というような業務内容だった。マネージャーにも昇格し、主査(主任)も数社担当したが、そのうちの1社がIPO監査業務の主査だった。IPO監査業務は、管理体制が未熟な企業に対して、専門家として会計や内部統制に関するアドバイスをしながらクライアントの成長に携わっていく側面がある。上場という同じゴールを目指してクライアントのために仕事をし、クライアントから直接感謝される。“お客様に直接感謝されるということ”が自分の仕事の原動力になることが再認識された。

気付くと、“独立”を志して公認会計士の資格を取ったのに、監査法人で勤務して8年が過ぎていた。8回目の繁忙期が収束してきた2017年5月に、独立を決心し、退職を決めた。一番のきっかけとなったのは、その前年にマネージャーに昇格したことで会計監査について一通りのスキルは身についたと感じたこと。年齢も30歳という節目を迎え、自分が本当は何をしたいのか、を自答した結果、驚くほどあっさりと“独立”という考えに至った。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

今の仕事内容は、コンサルティング業務4割、監査業務3割、税務顧問業務2割、その他1割という割合。
コンサルティング業務としては上場準備会社に対する内部統制構築の支援や会計・経理業務の助言を実施している。監査業務は、監査法人の外部委託者として監査業務を実施している。税務顧問業務は2018年2月からスタートしたばかりであるが、クラウド会計を活用して日々の経理業務を効率化し、その分の時間を顧問先のコンサルティングに充てるようなスタイルをとっている。

当然のことだが、独立してからは、自分で全て決めることができるという点が大きく変わった。仕事のスケジュールも自分が決められるし、仕事を受けるかどうかも自分で決められるし、提供するサービスや成果物も自分次第で決められるようになった。自由になった反面、組織に守られる環境ではなくなったため、良い意味の緊張感を保って仕事ができていると感じる。
私は、自由に、自分のペースで仕事をしていきたいと考えているため、人を雇わずに全てひとりで仕事をやっていくつもりだ。現在のようにITが普及した時代では、ITやクラウドサービスを活用して時間や場所を選ばない働き方は可能であるし、様々なサービスがアウトソーシング可能であるため、ひとり事務所であってもやり方次第で活躍できると考えている。

今後も、“自分の能力・知識・経験を活かして、直接クライアントの役に立ち、感謝してもらえる仕事”をしていきたいと考えている。現時点では公認会計士としての経験を活かした財務・内部統制に関するコンサルティング業務と、税理士業務がそれに該当するが、これから経験や勉強することを通して、できることがどんどん増え、やりたいこともどんどん変化してくると思うので、今後の仕事内容については柔軟に考えている。

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