宮下晃樹(みやしたこうき) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

NPO法人SAMURAI MEETUPS 他

代表理事

宮下 晃樹 みやした こうき

株式会社CEO・NPO法人代表・公認会計士のパラレルキャリアでまちづくりを推進する26歳
リーダータイプ
リーダータイプ

1992年3月14日生まれ(32歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

正直、私の人生の目的は未だ見つかっていない。が、それで良いと思っている。
なぜなら、99.9%の人は、本当に自分が何をやりたいのか、生きるとは、死ぬとは、人間とは何か、理解しておらず、それを見つける旅が人生だと考えているからだ。その点、必ずしも全ての人にとって「公認会計士」という資格は必要ないのかもしれない。

しかし、私の人生にとっては、公認会計士という「翼」は、文字通り私に広い世界を魅せてくれた。2010年に会計士を志したことは、私の人生の中で最良の決断の1つであった。なぜなら、会計士を目指したことで、数々の壁にぶつかり、そのたびに必要な言葉や人に出会い、救われ、そして得たパーツで今の私が構成されていると言っても、過言ではないからだ。中でも、最も大きなパーツは「自信」である。NPO法人の仕事でも、1日の中で数多くの意思決定を行う場面があるが、意思決定をする際に重要な要素の1つが“自信”だと考えている。“自信”は“成功体験”がないとなかなか生まれにくいものだが、私は幸いにも会計士試験の合格という「成功体験」が、今でも根強く自分を信じる力の源となっている。そのため、もし仮に私が人生をやり直せることが出来たとしても、再び会計士を目指すと断言できる。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

あなたは外国人旅行客が日本での旅行にどれだけ満足しているかをご存知だろうか?
観光庁の調査では、2017年において、日本に訪れて”困ったことがある”と回答をした 訪日外国人の割合は69.9%にも及ぶという。つまり、約10人に7人もの外国人が、 日本に来て満足した旅をできていないのである。

そして、観光の担い手である地域のヒトの減少が止まらない。2040年には、全国1800の市区町村の中で896もの地域が、消滅可能性があると言われている。少子高齢化と人口の都市集中によって、地域の文化や歴史が今失われようとしている。

さらに、日本人の幸福度は世界的に低いことで有名だ。国連の調査によると、日本の世界幸福度ランキングの順位は51位、先進国では最下位となってしまっている。主な理由は、キャリアや働き方によるもので、終身雇用制度が崩壊しつつある中で、将来に不安を覚える若者は数多く存在する。

すなわち、東京五輪がもう2年後に開催されるにも関わらず、主にインバウンド・地域創生・キャリアの3つの側面において、日本社会には課題があると考えている。

このような課題を解決するために、NPO法人SAMURAI MEETUPSでは、
① 訪日外国人が、忘れられない体験を通じて、日本をもっと好きになれる社会 (インバウンド)
② 日本人が、自国の文化と地域の魅力を再認識し、日本をもっと好きになれる社会 (地域創生)
③ 誰もが、働き方を自由に選択出来ることで、日本をもっと好きになれる社会 (キャリア)
の3つの社会を実現することを通じて、日本社会の幸福度を高めていくことを目指している。

しかし、新しい取り組みの立ち上げや運営には多くの費用が必要だが、 NPO法人は株式会社と異なり、株式による資金調達が出来ない。そのため、もし我々と一緒にインバウンド誘致を通じた地方創生に貢献したいという方がいらっしゃれば、ぜひこちらの寄付フォームをご覧頂けたら有り難い。現在、寄付控除の優遇を受けられる「認定NPO法人」への登録を目指している。
https://syncable.biz/associate/smu/donate

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士受験生のあなたへ

あなたは、とってもラッキーだ。
なせなら、既に公認会計士という魅力的な資格を知っていて、さらに試験勉強を出来る環境も整っているのだから。そして、きっと試験直前にフラれてなんかいないだろう(笑) あとは、効率的・効果的な学習方法で、合格を勝ち取るまでだ。私は受験生時代、ネットで見つけたある言葉を信じていた。それは、「合格は宝石のような輝かしいモノなんかじゃない、 合格とは泥だらけになってボロボロになった自分自身だ。」というものだ。正直、今人生を振り返ってみても、この時ほど心理的にプレッシャーを感じたことはない。親や友達からの期待、5月短答と8月論文の両方に合格できるのかという不安、模試に1度も名前が載らず本試験を迎える焦燥感、そして試験勉強の時間と引き換えに失った全てのもの。全てを乗り越えて現在があり、この時ボロボロになったからこそ、今は並大抵のことが起きても動じない精神力がある。あなたも、もしかしたら今しんどい時期かもしれないが、自分を信じて最後まで闘い抜いてほしい。

キャリアを模索する会計士のあなたへ

あなたは、必ずしもラッキーではないかもしれない。
なぜなら、公認会計士という資格が足枷になって、今一歩を踏み出すことが出来ていないかもしれないからだ。話は変わるが、私は人のキャリア相談に乗るときによく聞く質問がある。それは、「もし来世に何者でもなれるのであれば、何になりたいか?」である。たいてい、こう聞くと何かしらの答えが返ってくるので、もしかしたらあなたの頭にも何かが浮かんだかもしれない。そして、続いてこう質問する。「それを、なぜ今の人生で目指さないのか?」と。大切なのは“どうあるべきか”、ではなく、“どうありたいか”である。きっと、あなたは会計士の仕事を通じて、数多くの業界や職種に触れることで、今まで見えなかった世界が広がったことだろう。もしかしたら、興味を持った仕事や、無意識に憧れている職業があるかもしれない。なので、必ずしも次のキャリアは会計士の監査業務と関連していなくても全然いい。むしろ、関連がないほど、私がこの記事の執筆の機会を頂けたように、誰かが“面白い”と思ってくれる可能性は高まるし、それが希少性となる。繰り返しになるが、大切なのは“どうあるべきか”、ではなく、“どうありたいか”である。“どうあるべきか”が日々変わるこの変化の時代の中で、あなたの変わらないどう“ありたいか”を大切にキャリアを探索してもらいたい。

なお、ここまで読んで頂けた方で、もし直接話を聞いてみたいと思って頂いた方や相談したいという方がいらっしゃれば、ぜひいつでもfacebookかTwitterでメッセージ頂けたら100%お返事しますので、いつでもどうぞ。
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