宮下晃樹(みやしたこうき) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

NPO法人SAMURAI MEETUPS 他

代表理事

宮下 晃樹 みやした こうき

株式会社CEO・NPO法人代表・公認会計士のパラレルキャリアでまちづくりを推進する26歳
リーダータイプ
リーダータイプ

1992年3月14日生まれ(32歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

ここまで読んで頂いた方には、私は随分変わったタイプの会計士だと感じたかもしれないが、実際そうだと思う。
「インバウンド」「観光まちづくり」「キャリア教育」を3軸に、自分のやりたいことを体現すべく活動しているため、1つの決まった肩書きがあるわけではなく、一体何をやっているのか?と思われることは多々ある。しかし、お金はそんなに持っていないが、大切な仲間に囲まれ、仕事を通じて喜びを日々感じている。

そんな風に好きなことを通じて生きていくためには、当たり前だが圧倒的に時間とお金が足りなくなっていく。そのため、私の強みは、有限な資源を最適配分する「ポートフォリオマネジメント力」だと考えている。これは、私がトーマツで最も成長させることが出来たソフトスキルの1つだ。手を挙げれば、何でも挑戦させてもらえる職場で、複数のプロジェクトが同時に走り続ける環境下に3年間身を置くことで得られたこのスキルは、私にとって財産である。実際に、このボリュームがある原稿も、プロジェクトの隙間時間を見つけて、何とか期限内に書き上げることが出来た(笑)

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

私が仕事をしているときに、心が大きく動く瞬間は「お客さんの笑顔を見ることが出来たとき」、「仕事仲間の笑顔を見ることが出来たとき」の2つである。なぜなら、私にとって仕事とは、自分の人生を幸せにするための手段であり、私が1番幸せを感じる瞬間は、私が周りの人々を笑顔にすることが出来た時だからだ。

その点、トーマツでは、クライアントと度重なる議論や調整を経て決算を無事に締めることができ、担当者の笑顔を見ることが出来たときや、尊敬する上司の力になることが出来たときにとてもやりがいを感じた。時に、オフィスで朝日を眺めることもあったが、クライアントの笑顔のためなら自然と力が湧いてきた。

また、SMUにおいても同様に、訪日外国人旅行者に忘れられない体験をプレゼント出来た瞬間や、地域の方々に喜んで頂けたとき、そして何よりプロジェクトを成功に導くことが出来たときに仲間とそれを一緒に祝えた瞬間に、1番仕事で喜びを感じている。なお、私を含め70名の全員のメンバーは本業とは別の仕事・ボランティアとしてSMUに携わっている。いわゆる「パラレルキャリア」であり、各々が本業では挑戦できないことを実現するため、社会をより良いものにするため、外国人の友達を作りたい…等の目的を持って参画している。以前、TEDx Keio High Schoolにて、この「パラレルキャリア」を通じて人生を豊かにしていく方法をお話しさせて頂いたので、もし興味がある方はご覧頂けたら有り難い。
https://www.youtube.com/watch?v=vOpGmDKuYWU

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

正直に言えば、トーマツの新人時代、上場企業の監査のやりがいを見出せない時期があった。具体的には、投資家保護の観点で行われる財務諸表監査において、エンドユーザーである投資家の顔が見えない中で、どのようなモチベーションで保証業務に取り組めば良いのか分からなかったのだ。

この点、最終的には、上記のように顧客や上司の笑顔に繋げることに価値を見出し、仕事に取り組むことが出来るようになった。意識改革として行ったことは、まず、単に目の前の数値を追うのではなく、全ての数値の背景には取引があり、取引の背景には事業があり、さらに事業の背景には人がいることを理解した。そして、その人を笑顔にすることを価値(バリュー)と捉えた上で、それではどのようにして目の前の顧客や上司を笑顔にすることが出来るか、言い換えれば、相手の自分への期待値を正確に把握し、それをどのように超えられるかを逆算して業務に取り組むことにした。その結果、顧客や会社から一定以上の評価を得ることができ、また感謝されることで承認欲求も満たされ、さらに笑顔を見ることで率直に喜びを実感できるという、トリプル役満で業務のモチベーションアップを図ることが出来た。

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