福島隆寛(ふくしまたかひろ) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

経理担当者から経営管理本部長へ。実務経験の積み重ねが日々の成果につながっていくのを実感

福島 隆寛

ふくしま たかひろ

生年月日
1978年8月3日(40歳)
所属企業
ユナイテッド株式会社
所属部署
経営管理本部
役職
経営管理本部長
最終学歴
早稲田大学 商学部 卒業
出身地
東京都
現住所
千葉県
7人生の目的と公認会計士という資格

僕は、会計士の資格取得に関して、明確な目的をもっているわけではありませんでした。小さいころから漠然と、大学を卒業して就職活動をすることに抵抗があった中で、商業科に入って高校時代に簿記と出会い、就職活動から逃げるような形で専門職を志したというのが出発点です。ただ、今になって言えることは、会計士という資格との出会いは、自分の人生を劇的に変える“運命的な出会い”であったように思います。

僕は、小さいころに父親が病気となり、高卒で専業主婦だった母が急遽働きに出て、高校・大学まで行かせてもらったので、ビジネスとの接点がほとんどありませんでしたし、情報感度もとても低く、学校の勉強を真面目に取り組むくらいしか取り柄がない人間でした。そんな僕が、受験勉強も含めて会計士というレールに乗ることにより、様々な経験をすることができ、ここまで成長させてもらうことが出来たと思っています。妻との出会いも、会計士としての仕事を通じて得たものですし、僕の人生は会計士という資格なくして語ることができないほど重要なものです。

僕の人生の目的は、家族をはじめとした身の回りの人間を幸せにすることであり、サポーターとして応援したい仲間を支えていくことです。正直、前職時代は一緒に働く会計士の方と比較して何も持たない自分に劣等感を感じることもあったのですが、今はそのようなことはなく、自分の仕事に誇りをもって、日々やりがいを感じながら仕事をしています。

その目的を果たしていく上で、会計士という資格は、僕自身のインプット・アウトプット両面を支えるベースとなっていくと思います。会計士という肩書き自体は単なる国家資格の一つにすぎませんが、その資格を通じて得られた経験や、その資格を得るために学んだ会計・法務・経営などの各分野の科目は、社会を俯瞰的に捉える上でとても重要です。これらは、会計士受験生に限らず、もっと幅広く多くの方が知っておいた方がよい知識だと思いますし、自分の子供たちにも絶対に学ばせたいものです。最近では“会計界(バックオフィス業務全般まで対象は広げたい)の池上彰さん”となるべく、情報のハブとして世代間や異なる職種間のコミュニケーションをわかりやすく咀嚼して伝えていけたらいいなと漠然と思っています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

会計士の資格と同様に、僕はユナイテッドという会社で様々な経験をさせてもらい、成長することができました。インターネットビジネス黎明期から続く会社ではありますが、現場的には2012年12月の合併がスタート地点と考えており、そのスタート地点からずっと会社を裏側から支えてきたが故の想い入れから、どこまで会社が成長していくのか、自分も当事者として追い続けたいと思っています。

ユナイテッドのビジョンは“日本を代表するインターネット企業になる”であり、そのために“挑戦の連続によりあたらしい価値を創り出し、社会に貢献する”ことをミッションに掲げています。合併によりユナイテッドが発足してから5年半、着実に会社は成長を遂げてきました。そして、いま『UNITED 2.0』と称して、成長のレベルを1段階引き上げるべく、多方面に動きを進め始めています。また、現場では継続して様々なチャレンジを行っている仲間たちがいます。僕は、根っからのサポーター気質なので、自分自身で何かを成し遂げるというよりも、その仲間たちの後方支援を最大限行い、胸を張ってチームの一員であると言えるような成果をあげることが僕の成し遂げたいことです。

自分自身の実力や性格は誰よりもわかっているので、もしかしたらこれからの会社のステージで自分が貢献できることは限られているかもしれません。しかし、自分に足りないものは、仲間に補ってもらうことで、自分の強みを最大限に発揮しながら、一緒に会社の成長を下支えするバックオフィスをつくっていきたいです。

いまは、どこも人手不足だと思うので、メンバーを集めるのも一苦労ですし、忙しいと気持ちに余裕がなくなって組織がギスギスしてしまう場面は前職も含めていろいろなところで見てきました。僕は、自分のチームのメンバーには、仕事に限らず豊かな人生を送ってもらいたいと思いますし、自分も含めてメンバー一人ひとりが活き活きとしている環境は守りたいので、優秀なメンバーが一緒に働きたいと思えるような環境づくりにはこだわっていきたいと思っています。

僕自身が再び裏方に回ることがあってもいいですし、フォアザチームの精神で、互いに尊重し合いながら、ともに成果・成長を楽しめるメンバーがいれば、常に募集していますので、どんどん仲間に加わってほしいです。ポジションや仕事はいくらでも作りますので(笑) 。

※カジュアル面談応募フォーム
 https://open.talentio.com/1/c/united/requisitions/detail/8062

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士という資格は、あくまでも自分の人生をより豊かにするための手段の一つでしかないので、本気で悩んでいるときには、あまり縛られすぎずに、自分自身が心からやりたいことは何なのか、ゆっくりと時間を取って考えてみたほうが良いと思います。その結果、進むべき方向がこれまでやってきたこととは全く異なる可能性も十分にあると思います。当然、これまで積み上げてきたものを手放すことは勇気のいることだし、リスクがあることも否定できません。

ただ、一つ言えることは、自身が望まない環境に身を置き続けることほどもったいないことはないということです。成長することさえできれば、選択肢はいくらでも広がると思います。自身が望まない環境でストレスを抱えながら続けたとしても、いつまで持ちこたえられるかわからないですし、年齢を重ねれば重ねるほど、受入側の都合で選択肢はどうしても狭まってしまいます。まずは、今いる場所で自分が望む環境を作ることができるのかを第一に考えるべきだとは思いますが、その実現が難しいようであれば、環境を変えることは検討した方が良いと思います。

迷うこと自体は決して悪いことではないですし、絶対的な正解はないですが、環境を変えることによって新たに得られる“経験”というのは必ずあります。そして、仮にそのチャレンジが失敗に終わったとしても、その経験はいつか“点と点が繋がる”と思います。

ここまでの話に一切書いていませんが、休息期間とは別に、僕には、監査法人、会計コンサル時代ともに一定期間仕事がない期間というのがありました。自習できるとても贅沢な期間ではあるのですが、何のテーマもなく時間だけあるという状況は、仕事で時間が足りない状況よりも悲惨です。緊迫感に欠け、時間が薄く流れてしまうため、同じ情報を目にしたとしても自分の中に深く残らないのです。

時間は有限であり、いかに濃度の高い時間を過ごすかで、中長期的に見たときの人生の豊かさが変わってくると思いますので、“より多くの経験を詰める場”という視点で、進路を考えてみることも一つかと思います。

また、自分の知らない世界に飛び込むという考え方も、自身の成長という観点からはとても重要だと思います。これからの時代の会計士は、“会計×〇〇”という武器をどれだけ持てるかで、個人としてのバリューは全然変わってくると思います。

環境がいろいろと変わることで、勝手に新たなテーマ・視点が見つかり、その中から“×〇〇”が見つかるかもしれません。食わず嫌いにならずに飛び込んでみることは、悩んでいるときに意外と効果的な一手になることもありますし、時代によって求められる“×〇〇”の部分は変わると思いますので、固定観念に縛られず、少し肩の力を抜いていろいろな世界を見たり聞いたりしてみることもおススメです。

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