渡辺美保(わたなべみほ) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社レアゾンホールディングス

常勤監査役

渡辺 美保 わたなべ みほ

すべての仕事に優先順位を付けて効率化。自分の最適なマネジメントスタイルを確立
リーダータイプ
リーダータイプ

40代
千葉県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学 商学部 卒業

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 17.5%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー
2007年3月
早稲田大学商学部卒業
2007年4月
あずさ監査法人 東京事務所入所
2010年7月
結婚、あずさ監査法人 大阪事務所異動
2012年9月
名古屋転居、長女出産
2014年4月
あずさ監査法人 東京事務所にて復職
2016年4月
長男出産
2017年10月
あずさ監査法人 復職
2018年12月
株式会社ルーデル(現 株式会社レアゾンホールディングス) 常勤監査役就任

高校3年生の夏、父親に「目標がないなら大学に行かなくていい」と言われ、「公認会計士になる」と宣言、大学進学と同時に会計士の勉強を始めました。文系思考ながら数字に”円”がつくと計算が得意になる性格と、大学の会計ゼミでの勉強を通じて、大学4年生で合格、あずさ監査法人に入所しました。監査法人時代は主に国内大手上場企業の監査業務に従事し、結婚、大阪事務所への異動、2度の産休育休を経て、東京事務所のマネジャーとして勤務したのち、2018年12月に現在の会社の常勤監査役へと転職しました。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

大学卒業と同時に監査法人に入所し、国際部に配属されました。国際部と言いながらも国内系大手上場会社の監査を中心に行い、四半期レビュー・J-SOXの導入と監査の制度が大きく変わる時期をここで体験しました。
勤務4年目、シニアに昇格するタイミングで結婚、主人の転勤に伴い大阪事務所へ3年の期限付きで異動しました。実家を出るのも初めて、大阪に住むのも初めて、同じ法人内異動とはいえ全く別の会社に就職したようで、ここでまず心が折れました(笑)。今思えば新しい環境に馴染めなかっただけですが、異動して2か月で「会社を辞める」宣言をし、主人も会社も驚かせました。転職活動もしましたが、結局会社に引き留めていただき、また環境から逃げるだけの後ろ向きの退職は何も生まないと思い、その時は思いとどまりました。その後今でも信頼できる同僚達と出会うことができ、東京ではできない経験も多く積むことができたので、思いとどまって良かったと思っています。

その後、大阪で2年間働き、第1子を妊娠し産休育休へ。このタイミングで主人の名古屋転勤が決まったので、育休期間はこれまた縁もゆかりもない名古屋で過ごしました。
そして子供が1歳半になる2014年4月、いよいよ東京に戻りたい、東京事務所で再び働きたいという想いが強まり、子供を連れて東京に戻りました。主人ですか?名古屋に置き去りにしました。大阪、名古屋と付き添ったので、そろそろ置いて行ってもいいかなと思いまして(笑)。

東京事務所に戻ってからは、働き方も自分のマインドもがらっと変わったように思います。当時上位シニアで復職したため、現場責任者として複数チームを持ちました。クライアントへのサービス品質は保ちつつ、保育園のお迎えのため帰宅時間は死守、子供がいつ体調を崩すかわからない中でどれだけオンスケジュールで業務を回しクオリティの高い成果物を出すか、子供と向き合う時間もほしい、プロフェッショナルとしての知識のインプットも当然必要…。初めての子育てに加え、自分で蒔いた種とはいえ実質母子家庭だったので、正直毎日パツパツでした。毎日走れるヒールを履いていましたね。

働き続けるには、キャリアを形成するにはどうしたらいいのか…そこからすべての仕事に優先順位を付けて効率化し、自分のチームにおける最適なマネジメントスタイルを考えるようになりました。当時の時流も重なりリスクアプローチをすべて見直し、自分がボトルネックにならずチームが全体最適で業務を回せるよう、一方で自分が責任をとるためには何をすべきか、意識をしながら試行錯誤の日々でした。こうやって書くと一人でやりきった感がありますが、実際は周囲の方々の理解と協力に常に支えられていました。途中で主人の単身赴任も終わり、東京に戻ってきてくれたことも大きかったと思います。
その間、第2子の産休育休も挟みながらマネジャーに昇格、二人の子供の子育てをしながら、比較的落ち着いた生活を送っていました。

転職のきっかけは、そんな当時、現職の株式会社レアゾン・ホールディングスのCFOから、「監査役やってみない?」とお誘いをいただいたことによります。詳細は6で記載しますが、このお誘いを受けたことで、監査法人で感じ続けたジレンマが自分の中で顕在化したように思います。人生どこに転機があるかわからないものだなと実感しています。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

2018年12月、株式会社ルーデル(現 株式会社レアゾン・ホールディングス)の常勤監査役として就任しました。

今まで監査役が設置されていなかった会社に初めての監査役として入ったこともあり、監査役がそもそもどういう仕事か、ガバナンスとは何か、社内に理解していただくところから始めています。

監査役に就任して気づいたことが2つあります。
1つは、「監査役」というと、肩書からしてどうしても「護り」に徹するお堅い役割を想像してしまいがちですが、本来はその役割だけではないということです。コンプライアンスという目線はもちろんのこと、想定される事前の事業リスクを排除し、長い目で見たときに事業の成長スピードを止めないこと、足元をすくわれない強い企業体制を築いていくことが「攻めの経営」の土台となると考えています。そのための体制作りという面で、とても大切な役割を担っていると感じています。

2つ目は、監査役ネットワークの世界が想像以上に広いことです。就任直後から、大手上場企業の監査役や、女性会計士の監査役の方々とお話する機会が格段に増えました。ベテランの方から若手の方まで幅広く活躍され、皆様自分の監査役像を確立していること、ネットワークをとても大切にされオープンなコミュニケーションを行っており、私のような新参者でも親身に知見を貸していただけることに、とても驚いています。ここまでネットワークが強く広がっている世界だとは想像もしていなかったですね。

今後のキャリアパスですが、今は転職したばかりで、正直白紙です。日々事業会社の面白さを感じているので、監査役としてのキャリアを重ねるか、マネジメントサイドで業務を執行する側に移るか、あるいはほかの道に進むのか、考えるのはこれからです。

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