鈴木博道(すずきひろみち) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

JIG-SAW株式会社

経営管理本部

取締役CFO

鈴木 博道 すずき ひろみち

IPO準備部門からCFOへ。組織を巻き込みながらより高い目標に向かってチャレンジを続ける
革命家タイプ
革命家タイプ

1983年8月20日生まれ(40歳)
千葉県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私の強みは、色々な人を巻き込んで成果を出せる事と高い目標に向かってチャレンジし続ける事です。個の力は限界があり、いかに目標を達成させるために組織の力で挑めるかという事が重要だと考えています。私は、CFOとしての仕事の範囲が広いので自分のチームや組織,他部署のメンバーや外部の専門家達を巻き込んで成果を出すことができ、それが強みになっています。例えば一般的な常識で考えればクロージングするまで6ヶ月以上かかるプロジェクトを担当した際、私に与えられた期間は2ヶ月のみでした。自分1人の力や自分のチームだけでは到底達成困難なプロジェクトだったのですが、期間を延期するのではなく、与えられた期間で目標を達成させるために必要な対応策を考え、他部署メンバーや外部の専門家達を巻き込んでプロジェクトを成功させることができました。また、目標を達成するために1、2回チャレンジする人は多いのですが、本当の意味で目標を達成させたいと強く想い、達成できるまでチャレンジし続けることが出来る人は少ないと感じてます。会社としてはもちろん、自分で掲げている目標も高いので、上手くいかないときや悩んでしまうときもありますが、私は誰よりも会社のことを考え、目標を達成できるまでチャレンジし続けます。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

期待を超える役割を達成したときや皆が無理だろうと言ってることを実現したときです。
監査法人時代でいえば、監査の一番の目的は財務諸表に対する意見を表明することです。そのために重要なことは監査手続の実施、監査調書の作成、監査人として時には厳しくクライアントに接する等だと思います。ただそれだけでは満足せず、監査として重要なことは実施しつつ、私が大事にしていたことは、自分のクライアント企業を好きになり興味を持つこと、クライアント担当者が困ってるときにスピード感を持って一緒に解決しようと努力することでした。これにより、クライアントから「鈴木さんが担当で良かった」という言葉や「上場できたのは鈴木さんのお陰です」という言葉を頂いたときが本当に嬉しかったです。
事業会社のCFOという役割でいえば、ある大きなチャレンジをするときや大きな決断をするとき、皆と違った決断をしたら、時に周りの人から否定される場合や無理だろうと言われる状況が多々あります。その際には何回も深く考え、目的を達成するまで粘り強く挑戦を続けて成果を出した時には大きな感動を覚えます。例えば、私がCFOをしている事業会社を上場するタイミングについても、ほとんどの人に無理だと言われましたし、自分でも厳しいのではないかと思う時もありました。しかし、私は会社を更に大きく成長させるために上場会社としてスタートラインに立つ事が重要だと考え、スタートラインに立つのは早い方がいいと思っていました。経営陣、社員、証券会社や監査法人などの専門家と一体となって上場承認を得た時には大変嬉しかったです。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

私が公認会計士の資格を取得しようと思った理由の1つに、長い人生の中で、少しでもたくさんの選択肢が生まれると良いなという思いがありました。監査は重要な仕事ですが、実際に深く携わっていくと、意外に制約があると感じることが多かったように思います。例えば、監査法人トーマツのようなグローバルファーム(デロイト)と提携している場合は、グローバル経営方針、グローバルの品質マニュアル、5,000人以上の会計士がいることによる意思の不統一など、挙げたらキリがありません。私がシンプルに大事にしたかったのは、クライアントが一番困っていることへのサービス提供と監査法人トーマツの利益でした。ただし監査の目的を考えると、私が大事にしたいことよりも優先されるのが,例えば監査品質の厳格化であったりします。結果的には、転職という道を選んでいるので乗り越えてない気もしますが(笑)、時には私が大事にしていることよりも、監査意見表明という目的を一番に考えて仕事をして乗り越えていきました。
監査法人のキャリアが6年を超えた時には、自分のキャリアについては深く悩んだというか、深く考えたと思います。監査業務・IPO支援サービス以外の強みを身につけるため、自分が何の仕事を究めていきたいのか、どの様な道であれば自分の強みを活かすことができるのか、を考えて転職という道を選びました。

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