大磯毅(おおいそたけし) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社わかば経営会計

代表取締役

大磯 毅 おおいそ たけし

財務経営コンサルティングと税務サービスを全国4拠点で展開。中小企業の成長フェーズに合った幅広いサービスを提供
革命家タイプ
革命家タイプ

1984年1月21日生まれ(40歳)
兵庫県出身 ・ 兵庫県在住
京都大学 経済学部経済学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

人生の目的、生きる意味は仕事だけでは語れないとは思いますが、仕事に関していうと”いかに達成感を持つか”が幸せにつながるような気はします。”やらされるのではなく、自分で創り出していく“面白い”仕事””提供相手に本当に感謝される仕事””その仕事を通じて社会貢献ができる仕事”はダイレクトに達成感が持てますね。
ここまで読んでいただいた方は気づいたかもしれませんが、中小企業へのコンサルティングがまさにこの要件を満たす仕事だと思っています。中小企業支援といえば税務と切っても切り離せないので、どちらかというと税理士さんの仕事、というイメージをお持ちの専門家(会計士・税理士自身を含む)や会社が多いと思います。実際に、色々なデータをみても、なにかあった時に中小企業経営者が相談するのは圧倒的に「顧問税理士」が多いです。ただ、中小企業の課題は税務の視点から解決できるものは一部しかなく、経営や財務、管理会計、あるいは会社法などの知見が必要になりますので、税理士の方を悪く言うつもりは毛頭ありませんが、総合力の高い会計士という資格をこの領域で活かす方がもっと増えればいいのになぁ、と日々感じています。
あとは、昨今注目されている「働き方改革」ではないですが、仕事と仕事以外のバランスを取りやすいというのも会計士という資格の魅力だと思います。うちの事務所でもフレックス勤務を導入したり、行動指針にワークライフバランスを謳ったりしており、実際に子育てと仕事を両立しているメンバーも多数います(私もその一人です)が、なかなか普通のサラリーマンだと仕事も目いっぱいやりながらプライベートを大切にするというのがまだまだ難しいなかで、比較的バランスを取りやすい業界なのかなと思っています。メンバーのほとんどが監査法人の「個人を尊重する」文化で育てられた会計士というのも影響しているのかもしれませんね

8これから成し遂げたい事、将来の夢

事務所は大きくしたいと思っています。さしあたっての目標は会計士100人、と公言しています。事務所を大きくする弊害も当然ありますし、大きくなることが唯一の正解だとも思っていませんが、私一人が頑張ってできる仕事(=支援できる会社=社会的インパクト)には限界がありますし、一応「正しい仕事をまじめにやっている」という意識はあるので、メンバーを増やして各自が良い仕事をして社会貢献を最大化したいと考えています。
そのためには、私だけが頑張っても意味がないので、メンバーにもどんどん活躍していってもらえる仕組み(例えばパートナー制度(詳しくはhttp://wakaba-ac.jp/recruit_info/partner/))を導入し、「みんなが気持ちよく・やる気をもって働ける会社」を試行錯誤しながら作っていきたいと思っています。
100人という目標が現実的なのか、設定が高いのか低いのかは結果論でしか計れない(神のみぞ知る)ですが、まずはそこまで走り抜けたいですね。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士という資格は、いろんなキャリアへの入り口として最高だと思います。
監査法人に残って会計を極めるもよし、事業会社に転職して大きな仕事をするもよし、ベンチャー企業に転職してCFOとして活躍するもよし、コンサルタントに転職して独立独歩でやっていくもよし。
ただ、無限にキャリアの広がりがある分、絞り切れない(何が自分に合っているか分からない)という方も多いんじゃないかなと思います。会計士受験生にとっても、合格したら監査法人にとりあえず入るとしてそのあとどんなキャリアを描けばいいんだろう、と考える方は多いかもしれません。
私も面接などで若手の会計士の話を聞くことがそこそこありますが、二点ほどアドバイスをするとしたら、
①自分の大きな方針を明確に:大きな仕事をしたいかそれよりも小さい仕事でも主導的にやりたいか、会計のフィールドにこだわりたいかそうでないか、海外志望があるかどうか、などの大方針が決まればおのずと選択肢は見えてくると思います
②情報収集はしっかりと:会計士は優しい人が多いので、転職前提でなくても話を聞いてくれる先輩はいっぱいいます、狭い業界なので2、3人たどれば興味のある業界で働いている人に会えると思うので、まずは話を聞いてみましょう
でしょうか。
あとは、身も蓋もないですが、「勢い」は大事ですね。資格という最強のセーフティネットがあるので、恐れずにどんどんチャレンジしてくべきかな、と思います。

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