大磯毅(おおいそたけし) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社わかば経営会計

代表取締役

大磯 毅 おおいそ たけし

財務経営コンサルティングと税務サービスを全国4拠点で展開。中小企業の成長フェーズに合った幅広いサービスを提供
革命家タイプ
革命家タイプ

1984年1月21日生まれ(40歳)
兵庫県出身 ・ 兵庫県在住
京都大学 経済学部経済学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

私自身は監査経験も浅いですし、コンサルティングも税務も一つの領域(例えば企業再生)だけに特化して10年やりました、という経験があるわけではないので、「この道を究めた」というような感覚は全くありません。ですが、会計士として中小企業に提供できそうなサービスはほぼすべてこなせる、と思っています。そういう意味では、「知識・経験の幅が広い」というとことは強みなのかな、と分析しています。面白そうなことは何でもつまみ食いしてみる(飽きっぽい?)、という性分だからかもしれません。
いまの仕事では業務の提供スタイルとしても、継続的な顧問案件よりスポットのコンサルティング(スポット業務のあとに継続になるケースも多いです)が多いのですが、このスタイルも私の性格に合っているのだと思います。
弊社の採用サイト(http://wakaba-ac.jp/recruit_info/)でも「面白い仕事をしよう」「何でも屋になろう」というメッセージを掲げていますが、大企業相手の必然的に領域が限られた仕事と違って中小企業相手の仕事では総合的な力(なんでも対応力)が試されるので、自然とそう鍛えられたのかな、とも感じています。
印象では、会計士を志望する方はもともと穏やかな性格の方が多く、最近は特に安定志向の若手が増えてきているような気がしますが、人生の大半は職場で過ごすので、与えられた仕事をこなすのではなく、「これもできるんじゃないか?」「これをしたらお客さん喜ぶかな?」と考えながら新しいことにチャレンジしていくことを是非お勧めしたいと思います。偉そうにいってスイマセン。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

私はキャリアの中で、まず大企業の仕事(会計監査)をやり、次に中小企業の仕事(再生やM&A、事業承継)をやり、個人の仕事(相続税や確定申告)もやりました。その中で「自分の頑張りがダイレクトに評価されて社会的にもインパクトを与えられる」という理由で、中小企業の仕事を独立時に選んだ経緯があります。
どんな仕事でも、良いアウトプットを出せれば当然クライアントには感謝されますが、中小企業で特に企業再生やM&Aなどの重要な局面での仕事を任された場合、その感謝の度合いは他の仕事に比べて比較にならないぐらい大きいものがあります。
前置きが長くなりましたが、簡単にいうと、”企業再生を任されて順調にクライアントが経営改善し、社長に感謝されたとき”などは非常に充実感があります。
あとは、いまは事務所を経営する立場なので、経営戦略、人事、営業、業務開発と現場実務以外の仕事の比率がそれなりに高いですが、その中でも、採用したメンバー(若手会計士)が楽しそうに仕事をして成長していく姿を見るのはめちゃくちゃ嬉しいですね。事務所経営はそのためにやっていると言っても過言ではないぐらいかと思います。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

監査法人時代は、会計監査という仕事の特性上、「クライアントファーストになりきれない」というところに多少のジレンマを感じていました。頑張って色々調べようとすると資料依頼が増えて嫌がられる、みたいな、良くある話ですね。
クライアントから報酬をもらって監査をするという制度の変更が必要じゃないか、とか大きな話は良く分かりませんが、草の根的には、やはりクライアントとのコミュニケーションが大事なんだと思っています。当時はまだ本当に若造でしたが、そこだけは気を付けて仕事をしていたような気がします。
いまは、独占業務である会計監査も一切やっていませんし、実務では「会計・経営・税務の3つの領域の仕事を同じぐらいの量でこなしている」という状態ですし、そもそも実務より経営の比重の方が高くなってきています。ですので「会計士という仕事」というものを考えることすら少なくなっていますが、「会計士のバックボーンがあるからこそクオリティの高い仕事ができる領域は無限にある」と思っているので、そこにみんなもっと気づいて欲しいなぁと思っています。

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