坂田康明(さかたやすあき) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

さつきアドバイザリー株式会社

代表取締役

坂田 康明 さかた やすあき

会計以外のさまざまな課題にも常に向き合い続ける。経営者にとって本当に信頼できるパートナーを目指す
革命家タイプ
革命家タイプ

1982年10月13日生まれ(41歳)
埼玉県出身 ・ 東京都在住
明治大学 商学部 商学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

私にとって人生の最大の目的は、「心の充実」にあると考えている。この心の充実は、如何にヒトのためになったか、ヒトから感謝されたかではかられると思う。そのためには時には多少の犠牲は付き物だ。私にとって公認会計士という資格は、そこで何かあった時の「最強の保険」であると考えている。

また人生の目的として、仕事面で言うと、「やりがいのある仕事をし続ける」ことである。これからも手掛ける仕事は「感謝される仕事であるか否か」「自分の責任下で進めていけるか否か」を判断軸にしていきたいと思う。
前の会社では、主要な事業計画の遅延を理由にIPOを一時諦めざるを得なくなったが、その過程で、自分としてもっと貢献出来たことはあっただろうし、自分でコントロール出来なかった後悔もある。おそらく、自分の責任範囲やコントロール可能な範囲がより広かったら、もっと違った気持ちになったと思う。いまの会社設立の経緯にもなるが、この一件を通じて自己責任の下、自らコントロール出来る仕事をしたいと思った。もちろん、良いことだけではないのは覚悟の上だが、それもやりがいに繋がっていると強く思う。公認会計士という資格は、使い方次第で、「やりがいのある仕事を獲得するための絶好のツール」になり得ると思う。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

私は、会社を作ったからには社会に何らかのインパクトを残したいと思っている。公認会計士がもっと幅広いフィールドで活躍できる環境づくりに貢献したいし、会社の原動力として公認会計士がより活躍できる事例を積み重ねていきたいと思う。
人生の時間の大部分を占めるであろう「働く時間」をやりがいのある、充実したものにすることは、その人の幸せにそのままつながると思う。そのために、やりたいことができる、個々の強みを最大限生かせる環境づくりを会計士業界から波及させることができればとても幸せだと思う。会計士業界は、これまでも規制やらルールやらで、窮屈になり過ぎていると思う。もちろん、法令、ルールはとても重要で、遵守し続けることは言わずもがなだが、一方通行に規制やルールに締め付けられるだけではなく、逆に公認会計士から世間に波及する事象があっても良いと思う。

プライベートでは、常に新しいことに挑戦し続けたい。ここ数年、私は「新しいことを毎年(出来たら3つくらい!)始める」ことにしている。これまで大小さまざまであるが、草野球、サーフィン、フルマラソン、トライアスロン、神輿担ぎ、料理教室から会社設立までやってきたが、これからは、空手、トランペット、ダイビング、陶芸、…ゆくゆくはセスナ免許取得などなど、生涯かけて挑み続けていきたい。もちろん、家族に迷惑が掛からない範囲で。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士業界は保守的な方が多いイメージだが、資格があるからこそリスクを取るべきだと私は思う。たとえ失敗しても、働き口はいくらでもあるし、監査のアルバイトも数多ある。他人から見てとか、他人に言われてどうこうは関係なく、たとえ小さな一歩だったとしても、「はじめの一歩を踏み出すこと」がとても大切だと思う。例えば、監査法人から転職したいと考えているならば、同僚に相談してみる、人材紹介会社に登録してみる、実際に転職相談に足を運んでみるなど。独立を考えているならば、独立に関する情報収集をしてみる、独立開業セミナーに顔を出してみる。起業を考えてみるならば、経験者の色々な話を聞いてみる、創業相談に足を運んでみる(最近は東京都など行政でも手厚い創業サポートサービスが多い)など。
あと余談だが、大手監査法人にいる方は、いまのうちに社内研修制度、ブランド力など使えるものは何でも使った方が良い(私はこれがなく苦労した。。)。いつでも使えると思うとなかなか使えないものだが、いざ転職、独立するとなると、恵まれたとても魅力的な制度、ブランドであると気づくと思う。

私は、これまで年齢の割に転職回数が多く、一時期将来の方向性を見失いかけたこともあったが、これまで経験してきた業務は全ていま営んでいる会社の経営、業務遂行にプラスに働いていると感じる。リンゴのオジサマがかつて言っていた「点と線」の話はまさにその通りと思う。私もその時その時で選択ミスや意思決定ミスなど失敗しても、結果としてはいまに繋がっていると強く感じる。公認会計士、特に独立した公認会計士は生涯現役が一般的であるから、何事も始めるのに遅すぎることはない。
そもそも、これを読んでいる方は、公認会計士を目指す、公認会計士になったという大きな決断、目標達成をされているから、一般的な社会人よりも大きな決断、目標達成を既に出来る素養はあるはずだ。
周りの目や通例にとらわれずに、フラットにやりたいことを思い描いてみるのがいい。それは必ずしも会計でなくていいと思う。

会計士受験生の方へは、「とにかく1年でも早く合格しましょう」としか言えない。前述したとおり、人生に無駄なことはないことには変わりないが、こと受験勉強については少ない時間で駆け抜けるに越したことはない。私は、中学受験から会計士試験勉強の前半まで受験勉強を効率的に進めるコツがなかなか掴めずに大変苦労した。短期合格された方にとっては当たり前かもしれないが、情報戦を蔑ろにしたり、割り切りができなかったり。
きっとみなさんが合格し、実務経験をある程度積んだ頃には、今よりもっと公認会計士が活躍できるフィールドが増え、より魅力的な資格になっているに違いないだろう。

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