飯塚幸子(いいづかさちこ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社ラウレア

代表取締役

飯塚 幸子 いいづか さちこ

さまざまな連結の問題を解決。連結を極め続ける“連結の女王”
冒険家タイプ
冒険家タイプ

1969年9月16日生まれ(50歳)
神奈川県出身 ・ 東京都在住
立教大学 理学部 化学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

「連結一筋20年」と言って独立してから約7年が経ち(2018年12月現在)、「連結一筋27年」となりました(笑)。
強みは「連結決算」という、会計の中でもニッチな業務に長い間専門特化している点と、「連結の女王」というネーミングによる差別化でしょうか(笑)。おかげさまで連結決算に関する相談を数多くいただいています。

「連結の女王」という名称は、ディーバ時代に知り合ったシステム会社の営業女子の発案です。「これだけ長く連結やっているのだから、「連結の女王」を名乗ったほうがよいですよ」と言われ、独立を機に「連結の女王」を自ら名乗ってみたところ、多くの方の後押しもあって、思った以上に広まりました。会計業界でこんなふざけた名称を自ら名乗る人もいなかったので、ある意味面白かったのでしょうね。
連結といえば「連結の女王」と思っていただけるのは、営業の観点からは非常にやりやすいです。名称が少々ふざけているように見えるので、仕事自体はとてもまじめにやっています(当たり前ですが)。

連結決算業務は、会社の一部の人に仕事が寄ってしまっており、なかなか改善が進まない分野の一つです。一つの会社で長いこと連結決算業務をされている方からは「他社でどうやっているのかがわからない。何かもっと良い方法があればぜひ教えてほしい」とよく言われます。 長いことこの分野に携わり、数値を作ってきた立場から、お客様の状況にあわせてアドバイスや支援を継続して行っていきたいと思っています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

今までの仕事の中で一番大変だったのは、とある企業での連結決算支援でした。その会社は、様々な事情により、複雑な連結範囲の変更がたくさんありました。実務指針を見ても、似たようなケースがなく、お客様と共に試行錯誤しながら数値を作成しました。この仕事がきっかけで、「数値例の多い連結会計の本を書こう」と思い、その後ご縁あって中央経済社さんから書籍を出すことができました。いままで講師しかやったことがなく、本を書くのは初めてだったのですが、長い間ため込んでいたレジュメなどを集めて初めての連結本を執筆しました。

書くのはとても大変だったのですが、書き終えていざ本になってみると、連結担当者の方から「あの本が非常に役に立っています」とか、「社内勉強会で本を使わせてもらっています」などとお声がけいただくことが多くなり、本を書いてよかったと心から思うようになりました。少しでも誰かの役に立っているということが実感でき、本当に嬉しいです。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

29歳の時(三次試験に合格して会計士補から晴れて公認会計士となった時)、「自分は何がしたくて公認会計士になったのか」がわからなくなってしまい、当時正社員だった大原簿記学校を辞め、講師も監査も業務委託となりました。

もともと公認会計士を目指したきっかけが、「手に職をつけたい」程度のものであり、「将来何をしたいか、どうなりたいか」を考えずに資格だけ取得してしまったため、公認会計士となって選択肢が増え、一つに選べなくなってしまったのです。

選択肢が多いということは嬉しい悩みなのですが、当時の私は自分で本当は何がしたいのかがわからなくなってしまいました。講師の仕事は楽しかったし、やりがいも感じていたのですが、それだけでは満たされない何かがありました。かといって、監査法人に努めたいかというと、それも自分のやりたいこととは違う気がして、いったんすべてをクリアにするために正社員を辞めました。この時、改めて「本当は何がやりたいのか」を初心に帰って考え直してみました。そこで出てきたキーワードは次の3つでした。

・人に喜ばれることがしたい
・自分にしかできない仕事がしたい・・専門的な仕事がしたいという意味
・世の中を変えたい・・世の中の役に立つことがしたいという意味

いまさら見返してみると、どんな仕事でも上記3つは満たされるし、講師の仕事だって十分に3つの要件を満たしている気がするのですが、当時の私にとってはどうしてもこの3つ目のキーワードを達成するためにはこのままではだめだという気持ちがあったのですね。

その後二転三転しながらも、株式会社ディーバに入社の決断をしたのですが、その時決定打となった社長の一言が「一緒に世の中を変えていこう」という言葉でした。ディーバは退職してしまいましたが、現在もその信念のもと、連結決算業務に関する仕事を続けています。

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