新開智之(しんかいともゆき) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

監査法人コスモス

統括代表社員

新開 智之 しんかい ともゆき

TPM上場の雄
革命家タイプ
革命家タイプ

1968年10月22日生まれ(56歳)
岐阜県出身 ・ 愛知県在住
岐阜大学 教育学部 卒業

革命家タイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
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  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 21.1%

自身の仕事に対して情熱を持って取り組む傾向にある。
また高いコミュニケーション能力を活かして、周囲と協力しながら物事を進めることができる。
知的好奇心も強いため、新しい考えや意見を取り入れることをいとわない。
物事を抽象化して考えるため、大局的な判断力を持つ。
ストレスを感じても過敏に反応することなく的確に対処ができるため、周囲からは誠実かつ落ち着いて見られることが多い。

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1キャリアサマリー
1994年10月
監査法人コスモス入所
1998年4月
公認会計士登録
2003年11月
社員就任
2007年6月
代表社員就任
2019年6月
統括代表社員就任(現任)
2020年6月
太平洋工業(東証一部)監査役就任(現任)

平成6年10月に監査法人コスモスに入社しましたが、この年の前後3年程度、公認会計士業界にとって初めての就職氷河期でした。当時私は25歳で公認会計士第二次試験に合格したのですが、合格したとたんに就職先がないという現実に直面し就職活動には苦労しました。その中でも自分の出身地に近い名古屋市に事務所を構えていた監査法人コスモスの門を叩き、その後25年以上、一貫して専門性を高めること、中小・中堅企業の株式公開支援に取り組みました。パートナーとなって以降は、自身の能力向上と法人の成長軌道を一にするようなキャリアを歩み、JASDAQ、セントレックス、TOKYO PRO MARKETなどへ多数の上場支援を実践してきました。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

私の入社当時、コスモスはまだ設立6年の中小監査法人。25歳で入社した私以外はほとんどパートナーで40代前後から50代という年齢構成でした。
当時は、平成3年に監査基準が大転換した時期でもありました。それまでの監査手法と全く異なるリスクアプローチの基準に変わり、監査手法についてもガラッと変わってしまった。現場も混乱していましたし、当時の監査法人コスモスのような監査事務所が担える監査領域は非常に狭かった、というのが私の印象です。
その中でも、キャリアの序盤で転機になったのは、ある会社のJASDAQ(当時は店頭登録市場)への上場案件です。プロジェクトチームにアサインされ、ひとつの企業の上場に向けた監査の業務補助をしました。また、平成17年には名証セントレックス市場への上場支援を業務執行社員として主体的に、監査という側面から関われたのは、その後のキャリアにも大いに役立ちました。

その後、中小企業支援に一貫して関わってきましたが、なかなか決め手に欠けるという感覚でした。
そんな中、平成25年、個人としても法人としても大きな転機が訪れます。それはTOKYO AIMを母体とする、TOKYO PRO MARKETの有用性に気づいたことでした。知名度や事業承継に悩む中小企業に対して、上場というソリューションを確実に短期間で提供できるプラットフォームに巡り合ったからです。実際に平成27年にTOKYO PRO MARKETに短期間に2社上場を支援し、まさにパラダイムシフトが私のなかで起こりました。そこから多くの上場案件のお手伝いをすることで、法人の規模も一気に拡大することができたと考えています。

確かに、若い頃には自らの力を試すために、独立や転職を考えた時期もありました。実際、監査法人コスモスに入社して5年程度経った時に、コンサルティングファームの面接を受けたこともありました。しかし、当時監査法人コスモスで新規の案件を自ら取ってこいというタスクを与えられました。通常、営業はパートナーにならないと経験することはないでしょう。パートナーになる前から営業を実践できたことも非常に良い経験になりました。大手の看板に頼らずに公認会計士としての実力を伸ばしていく過程で、結果的に転職をすることはありませんでした。個人としても法人しても自ら成長し強みを開発して伸ばしながら共に成長してきたという実感があります。

19時を過ぎて残業している人はほとんどいない。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

前述の通り、平成25年にTOKYO PRO MARKETの有用性に気づいて以降、令和3年末現在まで12社の上場実績、今後3年内には25社以上の上場見込み企業の監査を実施しています。このほか上場・IPO支援企業を20社以上を抱えるまでに至りました。
平成26年当時は在籍者数が20人にも満たない程度でしたが、現在は80名が所属するまでに成長。それまで、一貫して中小企業を相手に仕事をしてきたところに、TOKYO PRO MARKETの有用性に気づくことで、監査法人としての存在価値が一気に花開いたという感じです。その後、セミナーを開くなどの取り組みをすることで需要を掘り起こし、上記のような実績に結びつけてきました。

中小企業にとって上場に向けたプロセスだけでなく、上場した会社には採用や資金調達についても文字通りステージが一つあがります。特に採用に関しては、上場することで安心して就職してもらえる環境整備が整います。
監査法人コスモスでは、一般の中小企業の悩みの種である新卒採用の部分でも、外部と提携することでソリューションを提供しています。これは、企業にとっても、また従来、職業選択の自由度が高いとは言えなかった高卒の求職者にとってもウィンウィンの取り組みだと考えています。

中小企業の経営についても同様で、株式会社の前提である所有と経営の分離が上場によって実現されます。これは経営者の代替わりや事業継承にとって非常に有用で、その面での支援も弊社では提供しています。

上場支援は一人でできるものではないですし、IPOや上場の支援には監査以外にも広範な知見が求められます。そのプロセスに関わることで、真のプロフェッシナルである公認会計士として成長する場が監査法人コスモスには用意されていると考えています。

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