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株式会社経営共創基盤

ディレクター

豊田 康一郎 とよだ こういちろう

経営者の視点から俯瞰してクライアントを総合的に支援。ハンズオン型経営支援のスペシャリスト
開拓者タイプ
開拓者タイプ

1980年6月23日生まれ(40歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
東京大学大学院 工学修士課程修了

7人生の目的と公認会計士という資格

私は自分の人生の目的を、“産まれてから死ぬまでに日々感じる幸福感の積分値の最大化”と定義しています。一方で人生何が起こるかわからないですし人間はいつ死ぬかわからないので、人生の目的の達成のために、やりたいことは先送りせず、やりたくないことは極力やらないようにして、“いまを生きる”ことに注力することにしています。その意味で『アリとキリギリス』でいうと、“キリギリス”タイプですね。

お仕事の面においても、一生、知的好奇心のおもむくままにその時やりたい仕事をやっていきたいと思っています。そのためには、いざ人に請われたときにひと差し舞える準備はしておく必要があるので、そのための研鑽だけは欠かさないようにしたいです。

公認会計士の資格の強みは、何と言っても保有するスキルの水準を国家が保証してくれるがゆえに、周りの方に0.1秒で説明・証明できることです。公認会計士の資格は、将来好きな仕事に転職したいと思ったときにパスポートの役目を果たしてくれることを期待して取得しましたし、いまもその期待は変わっていません。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

先に書いたように人生何が起こるかわからないですし人間はいつ死ぬかわからないので、将来といっても向こう5年くらいまでに限定してキャリアを設計するようにしています。人生において次のステージのことは予測できても、その先のことは次のステージで見えた景色に影響を受けます。「次の次はどのステージに進み、そこでさらに何が見えるか」ということは、今の時点ではわかりません。

例えば私はIGPIで新卒採用の仕事もしているので、大学生の皆さんからキャリアの相談を受けることが多いのですが、大学生が就職活動で志望先の会社の人に「その会社に就職したらどうなるのか」を聞くことはできても、「30代の時点で自分がどうなっているか、結婚などのライフイベントで生活はどう変わるか、次にどこに転職したらよいか」ということまで誰にもわかりません。そのため、将来を設計するスパンは5年程度までとしています。あまり先回りして、「50歳になったらこれがやりたい」といったことは考えていません。

将来の夢ですが、何をやるにせよ、それがIGPIの中であれ外であれ、プロフェッショナルな経営人材を目指すということは変わりません。その中で、経営をやるのか経営参謀なのかという選択肢はあります。経営をやるなら外に出てプロ経営者になる可能性もありますし、IGPIの中で芸を磨きながら経営参謀を極めたり、投資先の経営に関与したりという道もあります。将来の夢は、そのどちらかではないでしょうか。

私が大好きな映画に、黒澤明監督の『七人の侍』という映画があります。この映画のあらすじや素晴らしさを語りだすと長くなるので割愛しますが(笑)、プロフェッショナルとしての理想は現代版『七人の侍』として、自らのスキルを活かして困っている人を助ける仕事をし続けることだと感じています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

“事業も数字もわかるプロフェッショナル経営人材”というのはIGPIに入社した日から私が目指している姿のキーワードです。未だ道半ばの修業中の身なのでアドバイスをするのは大変おこがましいのですが、この記事を読んでくださっている方で多そうな、大手の会計事務所所属の方やそれを目指している受験生の方を前提にして、今の環境でできることを書きたいと思います。

一番大切なことは、知的好奇心を持ち続けること、知的な意味でのファイティングポーズを取り続けることだと思います。“続ける”というところがポイントで、公認会計士に限らず、就職した頃はやる気満々でも濁流のような日々の業務に流されて、30代になってみるとファイティングポーズが取れていない人が多いのが現状かと思います。

その上での各論ですが、まず監査をやっている方であれば、上場しているエクセレントカンパニーの業務フローに触れることができることは大きな強みだと思います。例えば上場会社が他社を買収する際に、どう調査をして、計画を作って、意思決定して、買収後の運営をしているのかといった点は外からでは勉強ができない貴重な教材です。

同じく大手の会計事務所に所属している方であれば、グループ内で環境を変えることによって、財務DD、財務モデリング、株式価値評価、IPO業務など、外の業界に行っても普遍的に使うことのできるスキルをトップクラスの環境で学ぶことも可能です。これらは転職の際の差別化要因として上手く使えると思います。

最後に、“次のステージ”を模索している方については、とにかく関連業界で働いている先人の話を聞きに行くことが一番重要だと思います。コンサルティングの仕事でも対象業界の専門家や消費者の声を聞きに行ったりすることが多くありますが、やはり現場にいる人の生の声を聞くことはとても参考になります。あれこれ悩む前にまず行動してみることをおすすめします。

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