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株式会社経営共創基盤

ディレクター

豊田 康一郎 とよだ こういちろう

経営者の視点から俯瞰してクライアントを総合的に支援。ハンズオン型経営支援のスペシャリスト
開拓者タイプ
開拓者タイプ

1980年6月23日生まれ(40歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
東京大学大学院 工学修士課程修了

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

①PDCA回し、②レジリエンス、③コミュニケーションの3点は常に意識しています。

①PDCA回し

長期的に仕事を続けていくうえで、失敗しないことはまったく重要ではなく、失敗からいかに学ぶかが重要だと思っています。プロファームの人が自分の仕事の話をすると、どうしてもセルフブランディングのために成功したケースの話が中心になりますが、チームとしては成功しても私個人としては反省点の多いプロジェクトは過去に沢山ありますし、細かいものを含めれば今でもたくさんの失敗を犯します。しかし野球で言えば全盛期のイチローも6割以上の打席は凡退していたわけで、大切なのは自分なりにPDCAを回して失敗からいかに学ぶかということだと考えています。具体的には自分を可能な限り客観視した上で、失敗の原因と明日への打ち手を言語化・形式化して次に活かすようにしています。

②レジリエンス

失敗から学ぶときは、明日の学びになるものは言語化・形式知化してアクションに移す一方で、ネガティブな感情はすぐに捨てることも重要です。ネガティブな感情は明日の成果の為に何の役にも立たないですし、長期的・継続的にパフォームすることの妨げにもなります。私の場合は、どんなに落ち込んだり怒ったりしても、一晩寝て起きると必ずネガティブな気持ちを忘れられるというスタンド能力(漫画『ジョジョと奇妙な冒険』に出てくる超能力)ばりの特殊能力があり、そこは強みになっていると思います(笑)。実際、以前IGPI社内で行った性格診断テストにおいて、受験者数十人の中で“レジリエンス(困難な状況にも対応して生き延びる力)”項目が1位だったことがありました。

仕事で失敗した後輩にも、「改善のためのアクションを決めたら明日からはそれを実行することだけ心がけて、凹んだ気持ちは寝て忘れたほうがいいよ」とアドバイスするようにしています。もちろんそれが難しいのですが、マインドセットを変えることやトレーニングでも強化は可能だと考えています。

③コミュニケーション

尊敬する大学の恩師から教わった人生訓に「強く、正しく、朗らかに」というものがあり、コミュニケーションの面で最後の「朗らかに」を大切にしています。プロといっても人間同士が仕事をしている以上、人間関係が円滑でないとパフォーマンスを発揮することはできませんので、「チーム内でのコミュニケーションの摩擦係数をゼロにする」ことを監査法人時代からの目標にしています。監査もコンサルティングも仕事自体がきついので当然悩みが出てくるのですが、悩むのは仕事の中身そのものだけにして、人間関係の悩みはゼロに近づけようというのがコンセプトです。同様に、仕事が大変なときに表情や話の内容まで暗くなると、負のスパイラルのようにパフォーマンスが落ちるので、「苦しいときこそ笑顔を忘れない」ことも大切にしています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

心が動く瞬間はお客様から感謝されることに尽きます。とくに事業再生は人の人生を救う仕事なので感謝されることが多いです。その中でも、プロジェクトマネジャーとして再生を支援した会社が、見事に業績を回復したときのことは忘れられません。

あるクライアントの社長は、日本の戦略コンサル業界の黎明期を築いた伝説的なプロフェッショナルの方でした。当然ながらクライアントの社長としては大変厳しく、半分ほども年の違う私はプロジェクトマネジャーとして厳しいご指摘を頂くことも度々でした。しかしその会社が再生を果たし、社長が退任される際に、「これまでも他のコンサルを使ってきたが、組織と現場を動かすことができなかった。所詮絵に描いた餅であった。最後の手段としてIGPIに頼んだが、技術的なことはともかく、パッションが組織を動かし、見事に結果を出し、破たんの淵から生還することができた。その点については、深く感謝し、プロフェッショナルとして敬意を表する」とお褒めの言葉をいただきました。頑張って結果を出して、これほどの経歴の方から認められたことはすごく嬉しかったです。自分がこうしてIGPIで仕事を続けていられるのも、この言葉のおかげと言っても過言ではありません。

同じく再生を果たした別の会社の忘年会で取締役に手を握られて、「豊田さんは厳しかったが本当に感謝している」と言っていただいたこともありました。人の役に立てたと実感できる瞬間でした。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

特にありません。元来楽天的な性格なので物事にあまり悩むことがないのと、「自分で決めたら30点でも100点」を合言葉にその時々判断してきたので、人生後悔するということがあまりないからです。

公認会計士というのはあくまで資格ですから、あって困るものではないですし、もし本当に悩むようであれば「公認会計士なんていつでも辞めることもできる」くらいのフラットなスタンスでいたほうが心身ともに健康にお仕事ができるのではないでしょうか。

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