松田久典(まつだひさのり) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

BEENOS株式会社

執行役員

松田 久典 まつだ ひさのり

上場企業の執行役員として財務会計から経営企画まで幅広く統括。将来は会社の拡大発展に貢献するCFOを目指す
秘書 タイプ
秘書 タイプ

1980年5月21日生まれ(41歳)
大阪府出身 ・ 埼玉県在住
横浜国立大学 経済部経済システム学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

監査業務等一部の独占業務を除いて会計士でなければ出来ない仕事というのはないし、現在の業務において会計士であることでの直接的なメリットはない。そもそも私自身終了考査は過去1度だけ受けたが、そこで受からなかった以来受験さえしていない。ただ、公認会計士二次試験に受かるために費やした時間の中で努力することを学んだし、そこで得た知識はこれまでの業務をする上での基礎として非常に役に立っている。加えて、二次試験に受かったことが、自分自身の自信につながっているところはあるかなと感じている。仕事を進める上で、これまで経験したことのないことがほとんどである中、どうやって情報を収集し、それをどうまとめて、どのような判断を下すべきかという一連のプロセスの中で、最後に自分を信じられるかどうか。その一助として心の拠り所にはなっているかもしれない。

また、対外的な面でも公認会計士二次試験に受かっていることが役に立っていると感じるときがある。仕事柄、銀行や証券会社といった堅めの業界の方と会うことが多いのだが、話の流れ上、会計士二次試験に合格しているということが相手に分かるときがある。人によってはその瞬間に態度がころっと変わる場合があり、それまで、「この人、私の話の内容ほんとに分かっているのかな?」とある種懐疑的な態度だったものが、それ以後はきちんと話が理解できる相手として、きちんと敬意を持って接してもらえるようになったりもする。そうした際に、会計士というものの社会的なイメージってやっぱりすごいなと実感するし、実際そうしたイメージに助けられている部分も多い。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

社会に出てから40年から50年ほど仕事をするうえで、組織や肩書に依存するのではなく、個人の名前で勝負できる生き方がしたいと思ったことが、会計士を目指したきっかけである。振り返ってみると、これまでの人生でなにか選択を迫られた際は、その結果によって将来の可能性がより広がるような選択をするように心がけてきたように思う。会計士になろうと決めてから二次試験に合格するまで想定外の時間を要してしまったが、それも今となっては、当時の選択によって現在の選択肢は確実に広がっていると感じる。監査という会計士の独占業務をすることも、このまま会社員を続けることも、独立開業することも全ては自分次第だ。

これまで、それほど大きくない組織で会計に関する業務に関わらせていただいてきたが、IPOを目指すスタートアップから中規模の組織まで、上場準備から開示資料の作成まで財務会計に関することは一通り経験してきた。また経理だけでなく、財務や経営企画的な数値を扱う業務全般に関しても経験をし、これまでの選択の結果として十分に可能性を広げられてきたと思っている。今は、もう少しこのまま会社の経営の傍で勉強させてもらいつつ、いつかはCFOとしてどこかの会社組織の拡大発展に責任を持ち、貢献していきたいと考えている。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士になること、もっと言えば“会計士の資格を取得すること”は、手段であって目的ではないということを今一度意識しなおしてみて欲しい。少なくとも会計士になろうと勉強を始めたときには、会計士になってこういうことをやりたいという目的があり、その目的を実現するための手段として会計士という資格があったのではないかと思う。ただ、実際に資格を取った後の人たちを見ていると、会計士が目的化してしまっている人たちも一定数いると感じることがある。過去、一番驚いた回答として、「会計士になって何がしたいのか」と聞いたときに、「元を取りたい」という回答があった。会計士を取るために勉強に専念して、その間に使った資格の勉強代や働いていれば稼いでいたはずの給与などを会計士になって取り返したいという趣旨であったのだが、それが目的ですと答える姿を見て残念な気持ちになった。

社会的な信用や業界の人たちとのつながりなど、会計士になることで得られるもの、できるようになることはかなり多いと思う。可能性が広がるということだけでも取ってよかったなと思っているが、資格はあくまでも自分のやりたいことを叶えるための手段であると認識しておかないと、逆に資格に自分自身が縛られることになってしまう。会計士になったのだから監査業務をしなければなどと自分自身の可能性を無意識で制限してしまうのではなく、むしろ資格を取った後にまったく別の事を仕事にするなんてことがあってもいいと思う。その場合でも、資格を取った後だから不要だったなと分かったのであり、そこに気づけただけでも取ったことに意味があったのだから。

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