松田久典(まつだひさのり) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

BEENOS株式会社

執行役員

松田 久典 まつだ ひさのり

上場企業の執行役員として財務会計から経営企画まで幅広く統括。将来は会社の拡大発展に貢献するCFOを目指す
秘書 タイプ
秘書 タイプ

1980年5月21日生まれ(41歳)
大阪府出身 ・ 埼玉県在住
横浜国立大学 経済部経済システム学科 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

監査法人から事業会社へと転職するときに一番悩んだことは、どの分野でスキルを伸ばしていくのかということだった。事業会社では、経理部や財務部、経営企画部などのように、業務によってそれぞれ部署が分かれていることが一般的であり、さらに経理部であっても主計課や連結課などのように、部署内でさらに職務が分かれていることも多い。事業会社での経験がなかった私にとっては、それぞれの業務のどれに適性があるのかも分からなかったし、この時点で選択肢を狭めたくはなかった。そのため、できるだけ色々な業務に携われるような会社が良いなと思って転職活動を進めている際に、現在の会社に出会い、入社させてもらうことができた。

当社の財務経理室は、上述したとおり、職務範囲はかなり広い。私自身、通帳記帳のために銀行に行ったり、仕訳の作成といった経理の基礎業務から連結、開示に至るまで財務会計に関する業務は全て経験し、子会社の設立や新規事業スキームの作成、時には子会社の社長と共に取引先との会議に出席したり、来年度の予算を作成したりと様々な業務を経験することができた。事業会社の中で経験した様々な業務経験は私の強みになっていると思う。

また、会社の数値に対して、様々な側面から携わってきた経験は、複眼思考という点でも役に立っていると感じる。監査法人と事業会社の両方を経験し、事業会社の外と中から会社数値に関わってきたことで、客観的に全体感を捉える視点と、主観的に局地的な視点で捉える数値感覚を養うことができ、両者のバランスを取りながら数値を見ることの面白さを経験することができた。また、一社員として入社してから、現在のポジションへと至るまで、ほぼ毎年役職が代わるような形で業務に携われたことで、担当者としてのものの見方から経営の一角に関与する際の考え方まで従前の実務感覚を残したまま関われていることも私の強みになっていると思う。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

当社が東証マザーズから東証一部へと市場変更をしたときのことは今でもよく覚えている。マザーズに上場してからちょうど10年というタイミングで東証一部への市場変更を目指すこととなり、私は執行役員としてこのプロジェクトの実務責任者になることとなった。上場から10年が経過しているということで、かつて整備した社内規程類の全てを見直し、再整備する必要があり、プロジェクトに関与する人たちはみんな通常業務をやりながら、その合間に準備を進めるといった形であるし、とにかく時間が圧倒的に足りない状況であった。そんな中で社内外の様々な人たちの協力を得ながら資料の作成をし、証券会社や東証などの対応も行い、市場変更の承認が得られたときは非常に嬉しかった。

目標に対して、社内外の様々な人たちと一緒に進めていく過程では当初の予定通りに行かないことも日常茶飯事だが、だからこそいつも色々な気づきを与えてもらえるし、イレギュラーを潜り抜けて目標を達成した瞬間は、いつも大きな充実感と達成感を感じることができる。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

クライアントから監査報酬をもらいながら、会社の数値に対してあら捜しのようなことをし、監査意見という最終手段をチラつかせながら、必要であれば修正に応じてもらう。公認会計士という仕事の社会的な意義や役割などについては理解しているつもりではあったが、監査法人で勤務していたときは、会計士というもののあり方について悩んだこともあった。そして、監査報酬は上場維持のためのコストでしかないと思われないようにするために、今後の業務の改善につながりそうなところや将来的にリスクになりそうなところなどまで監査業務を遂行するうえで気づいたところはあわせて伝えるように意識をしながら仕事を行ってきた。クライアントについては、社内の人よりも詳しくあろうと関連する業界の出来事などは普段から把握するように努めてきたし、監査業務でもリスクアプローチを機械的に当てはめるのではなく、専門家としての感覚を意識しながら監査を行ってきた。そのかいもあって、会社の人から信頼され、処理に迷うような際には事前に相談を受けられるような関係性を構築できたときが、監査をやっていてよかったと思えた瞬間だ。

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