塩幡勝典(しおはたかつのり) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

塩幡公認会計士事務所

代表

塩幡 勝典 しおはた かつのり

会計税務を主体として「持続可能な社会の発展」のために!
リーダータイプ
リーダータイプ

1980年3月21日生まれ(44歳)
茨城県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

リーダータイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
  • 0
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 16.2%

人とコミュニケーションをとることが好きで、新しい価値観や知識の吸収に貪欲である。
協調性も高く、相手に対して思いやりを持って接することができるため周囲から頼りにされやすい。
自身の仕事に対しても責任感を持って誠実に取り組むことができるが、予想外のトラブルや問題が起こった時には動揺したりイライラしたりすることもある。
上昇志向があるため内にこもらず積極的に物事に挑戦していく傾向にある。

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1キャリアサマリー
2003年
慶應義塾大学経済学部卒業
2008年
都内監査法人入社
2009年
公認会計士試験論文式試験合格
2013年
公認会計士登録

監査法人では、事業会社の金商法監査、非営利法人、学校法人、社会福祉法人等、幅広く監査
業務を経験
2014年
都内税理士法人入所
  
税理士法人では、一連の税務業務を経験するとともに、監査をする立場から計算書類を作成す
る立場として、IFRS調整を含んだ連結財務諸表の作成、SPC業務、監査対応等を経験
2015年
税理士登録、塩幡公認会計士事務所を開所
2018年
現在に至る
2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

頑張ってもなかなか試験に合格しない(涙)、大きく重くなかなか開かない扉が私の会計業界の入り口でした。私は通常の試験合格、監査法人入社という流れとは異なり、受験の長期化と就職難の時代に突入する予想もあって、試験に合格する前に運よく監査法人に就職でき、翌年働きながら合格しました。不退転の思いで、「来年必ず合格するので雇ってください」、と懇願して採用してくれた先生には今でも心から感謝しています。

私の最初に就職した監査法人は、創始者の先生が学校法人会計の第一人者で、非営利法人を得意とした中規模の法人でした。具体的には、パートナー、常勤、非常勤職員合わせて40名規模で、業務は非営利分野に加えて上場会社の会計監査とその周辺業務がほとんどでした。キャリアになる経験は、上場企業の監査以外に、非営利系の監査をたくさん経験できたことです。非営利系の監査の経験をたくさんさせてもらったことは、その後独立するにあたっても現在も非常に役に立つもので、有意義な経験を積むことができました。
 
修了考査に合格して、公認会計士の登録を済ませ、在籍4年目には法人内のクライアントの業務の大半に関わることができました。監査業務の基礎も身についてきた頃、徐々に監査以外の仕事に幅を広げたいと思い、転職や独立といった選択を考えるようになりました。大学時代の友人達が大企業で働いていて、大企業同士の話を耳にすることが多かったので、大きな事務所や事業会社で仕事をしてみたいという憧れもありました。しかし、自分の年齢やキャリアを考えると、そういった場への転職等は非常に難しいと考えていました。同時に、学生時代に学び常に意識をしていた「独立」という思いが徐々に大きくなりだしたのもこの頃だったと思います。

勤務先の監査法人のパートナー、非常勤職員には独立して自分の事務所を設けている人が多かったので、独立した先輩会計士から独立後の話をたくさん聞けるような恵まれた環境にありました。成功だけでなく苦労やうまくいかなかった体験談を諸先輩方に聞かせて頂き、話を聞けば聞くほど、独立して自分で事務所をやってみたい!と強い気持ちが固まってきました。しかし、その当時の監査法人の経験のみだと独立するのに難しさを感じていたので、スキルアップのため、一度は世の中のニーズが多い中小企業の税務を経験したいと思い、次の転職先を税務一点に見据えました。

転職活動をして、税務を経験したことがない会計士が税理士事務所に転職できるケースは非常に限られているように思いました。しかし、どうしても税務を経験したく熱意を伝えた結果、税理士法人に転職でき、記帳から申告まで税務の一連の流れを経験することができ、非常に良い経験になりました。次の税理士法人では1年ちょっとの勤務でしたが、強い気持ちを持ち、覚悟を示して未来を切り拓くべく独立、公認会計士・税理士事務所を開所しました。事務所の理念は、「持続可能な発展」です。感謝と礼儀・礼節を大切にして誠実な仕事をし、社会にとっても、クライアントにとっても、弊所にとっても、「持続可能な発展」をすることこそ共通した目標になるのではないかと感じたからです。これは、私が30年来続けている剣道の教えに基づくものです。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

現在独立して3年目に入りました。仕事の内容は、非営利系を中心として対応可能な監査と税務が大半です。税務は法人の顧問業務が多く、事業承継や相続なども含めた業務にも関わらせて頂いています。私の場合は監査法人での非営利系の業務の経験を強みとし、税理士法人での税務の経験から監査も税務も両方対応可能ということを強みにして、この二本柱で独立しました。
独立するにあたり、何で独立するか、という話はよく耳にします。税理士の方が独立する場合は税務で独立するのが大半だと思いますが、会計士の場合は、選択肢が多様にあるように感じています。
私は独立するにあたり、生涯現役で働きたいので、60歳以上の先輩の会計士の方の状況を参考にしました。若い年代の方からすると、おじさん、おじいさん会計士のキャリアはあまり格好良くない?と感じてしまうことが多いかもしれません。しかし、自分もいずれそういう年齢を迎えるのは間違いなく、独立して生涯現役で働いていたい、という第一の命題を考えると、そういった上の年次の会計士の方のキャリアは非常に参考になりました。
私の周りの現役で会計士税理士を業務としている年配の方々は、一般的な会計事務所を経営していることが多いです。もちろん監査法人のパートナーを退職して、監査役や監事をやっている方もいらっしゃいますが、私はまずは自分で事務所をやってみたかったので、役員等の会社内での業務のキャリアは参考程度にしました。。
会計士が得意とするデューデリジェンスやバリエーションなどもしていますが、そういった業務がメインにはなっていません。クライアントが法人・個人問わず、クライアントにとっても弊所にとっても「持続可能な発展」をもたらすには、継続した関係が重要だと考えているので、なるべく顧問業務が中心になるように心がけています。
監査法人と税理士法人の勤務で経験したことを全て無駄にすることなく、監査と税務で独立したので、副業のような特別なことはしていません。いわゆる一般的な会計事務所だと思います。雇用されている時とは違い、全ては自分に返ってくる、ということに大きな喜びを感じているので、やりがいはとても大きいです。少し話はそれますが、私は幼少の頃からずっと剣道をやっています。剣道の勝負は一瞬で、勝負には日頃の取り組み方などの人間性を大事にする教えがあります。独立して事務所を経営するにあたっても、同様に人間性を大事にして業務に取り組むことを心がけています。また、剣道は子どもから大人まで、一緒になってやる、そういった環境で育ったこともあり、今でも年齢を問わず人との関りが非常に好きです。会計事務所を運営する上で、たくさんの方に出会う機会を大事にして、より多くの情報を入手して社会のどういったニーズに応えることが出来るのかを常に模索しています。
現時点では、雇用を含めた事務所の拡大を目指しています。5年以内に一度個人業務としての事務所を軌道に乗せて、事務所を拡大するのに次のステージへ挑戦していきます。
今後も「持続可能な発展」の理念を大事にし、地道に監査と税務で業務を拡大し、事務所を拡大していきたいと思います。

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