原恭平(はらきょうへい) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社ファーストリテイリング

計画管理部経営計画チーム

経営計画チームリーダー

原 恭平 はら きょうへい

利益追求が事業会社の魅力。会計力を生かして将来は経営者を目指す企業内会計士
演出家タイプ
演出家タイプ

1985年5月7日生まれ(39歳)
大阪府出身 ・ 東京都在住
明治大学 商学部商学科 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

一度しかない人生ですから、自分がやりたいことをやって楽しく生きていきたいと考えています。大学時代に思ったことは、自分が持っているスキルを活かして何か社会に貢献できればということでした。公認会計士という資格をとった今は、監査業界ではなく会計士を欲している事業会社の業界にどんどん入っていって、パフォーマンスを出したいと考えています。

前述したとおり、会計士という資格そのものは何も意味はありません。社内の人にとっては資格を持っているということそれ自体は何の意味もなく、社外の人と会うこともほぼないため、資格そのものを利用することはありません。ただ資格をとるまでに得た知識や監査法人で培った経験は今も生きています。会計は汎用性のある知識であり、ビジネスマンは会社が儲かるために働くので、その会社の実態を数字に落とし込み、冷静に分析する会計力が求められます。その意味でとてもこの資格は役立っています。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

監査法人から転職し、今は事業会社に所属しています。監査法人と違うところは、第三者の目線ではなく、主体者となって事業を進めていけるところです。生きるも死ぬも自らの動き次第。その意味での事業会社の魅力を知ってしまったので、これからも事業会社で引き続き働こうと思っています。

今は経営計画に所属していますが、将来はCFOなど経営側を目指したいと考えています。そのためには、会社がこれから世界一を目指していく上でも、グローバルに身を置くためにまずは海外駐在を経験したいと考えています。海外で修羅場を経験する。言語もそうですが、何よりも日本人以外の部下をもって、どうマネジメントするかを経験したいと思います。

そのような経験と使命感をもって、さらなる会社の成長に貢献できると思うと楽しくて仕方ありません。今の会社は、現状維持を認めず高いゴールを提示し、現状とのギャップを課題として認識していかにスピード実行していくかを常に意識させられるので、息つく暇もありません。ですが、常に新しいタスクを持ちやり方も自身で決めていくチャレンジングなところや、自分がやりたいようにやらせてくれるところが、とても面白いです。また、周りで働く方も多種多様なバッググラウンドを持っていて、一緒に仕事をして新たな視点や気づきを得られることもメリットです。しばらくは今の会社で働こうと思っています。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

監査法人から事業会社へ転職する2014年時代に比べて、現在は事業会社で活躍している会計士の方が増えてきたように思います。会計士が活躍できるフィールドは増えてきています。数値を見ることができるようになる公認会計士という資格は、やはり汎用性のある資格だなと感じました。

現在、監査法人から事業会社に転職しようと考えている方で、もしまだ在籍しているのであれば、財務諸表を分析する力や専門的な会計ルールを勉強するよりもやっておいたほうがよいことがあります。実際のクライアントへの往査を通じて、会社の仕組みや、規模に応じた相応の牽制機能とは何かなど内部統制を理解しておいたほうがいいと思います。

というのも、事業会社が求めている組織内会計士は、専門的な会計ルールを知っている人というよりも、会計のルールがわからない部署の人とうまくコミュニケーションをとりながら、会社が儲かるためにはどうすればいいのかを分かりやすく伝えられる人なのです。そして、会社が成長を求めるとガバナンスが弱くなる傾向がある中、あるべき管理だけを押し付けるのでなく、許容できる範囲内で相応の内部統制を提案できるような、バランスをとることができる人が求められています。

会計士受験生の方には、会計士という資格はあらゆるビジネスをする中で汎用性があるものだと断言できます。それは、ビジネスにおいては数字で語れなければならないものが多いからです。数字で語るとそこに客観性が生まれます。そうなるためには、数字そのものの読み方のルールを知らなければなりません。ぜひ会計士という資格をそのような視点で考えて頂き、合格を勝ち取って頂ければと思います。

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