太田悠介(おおたゆうすけ) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社マイクロアド

取締役CFO

太田 悠介 おおた ゆうすけ

起業家そしてベンチャー企業CFO。会計士が憧れる二大職業で成功をおさめたストイックな会計士
革命家タイプ
革命家タイプ

1983年(40歳)
山梨県出身 ・ 東京都在住
横浜国立大学 工学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

変な風に聞こえるかもしれないが、人からどう思われているか気にしないところが強みだ。やることを決めたら、あとは当たり前のことを当たり前にやり続ける。迷わず継続して積み重ねていくことができる。また、社会人になってからも必要な学習は欠かさないようにしていて、どんなことに対しても自分なりに意見を持てるようにしている。学習して実務で実践して改善点を次に活かしていく。知る、わかる、できる、の繰り返しだと思う。

もう一つの強みは、自分を客観的に見ることができるところだ。「“太田悠介”という人格を、どういう風に操縦したらどういう風に見えるのか」というふうに自分を俯瞰的に見る感覚がある。みんなを見ていると、自分のことを主観的に思いすぎているからいろいろなことを間違えるのかなと感じる。

ゴールを決めている人は多くて、そう決めたのならそれに向かっていけばいいのだが、上手くゴールにたどり着けない人を見かける。ゴールの場所を検索して複数の経路が出てきたら、その中から1つを選んで適切に実行すればゴールにたどり着く。選んだことをやればいいだけのはずなのだが、シンプルなことなのにそれができていない。選択肢の中から1つを選んだはずなのに急に途中でやめて他の経路を選ぶ人や、元に戻る人もいて、そんなことをしていれば当たり前だがゴールには辿りつかない。また現在地や目印をそもそも勘違いしている場合もある。経路のスタート地点であるA点はゴールまでかなり遠いのに、楽観視して近いと考えて間違えている場合もある。このような場合も現在地が違っているのだから、決めたルートを進んでもゴールにたどり着けない。そもそも客観性があれば現在地を間違えることは少ない。

ゴールを決めてどうするかやり方を決めたら、あとはやればいい。当たり前のことを当たり前にやればいい。自分の場合はこのようなシンプルな考えなので途中で迷うことがない。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

自分としては仕事が好きなので、仕事は楽しかったという印象しかない。特にSCSでコンサルティングをしていたときに会社買収を最後までしっかりクロージングできたときはうれしかった。自分が提供したサービスが完結して全員がハッピーという結果で終わったのでいい形で終われたと思う。やはり、Win-Winで案件が始まり終わり、その当事者として関与できると気持ちいい。

今の会社では、上場に向かって準備を進めていくのが面白い。上場については外から見ていることはあったが自分自身が上場させた経験がないので、新しいことをやるのが純粋に楽しい。また、今の会社の将来を想像しながらその時々の準備を進めていくことも楽しい。

組織として会社を大きくするということはどういうことなのか。それを体現することは、今の会社でやりたいことの一つでもあった。会社が大きくなるために、どうやれば会社の付加価値が上がるのだろうと常に考えている。売上が100憶や200憶のときと1,000億円になったときでは見える景色が違うだろうから、その時点で経営者がどういう経営をしなければならないのかについても考えている。その時点になったときに足りないものは何なのか先々を考えて自分で一つずつ準備をしておくと、その景色が見えたときに当然のように動くことができる。当然のファインプレーというか、そういう感覚。そういうことを考えながら仕事を進めているので、常に仕事が楽しく感じる。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

深く悩んだことはない。問題は行動しないと解決しない。考えていてもしょうがないのだから、なにか問題があれば解決法を考えてすぐ行動に移すようにしている。

何か問題に当たって悩んでいる人は、問題解決のためにどうしたらよいのかを考えて行動したらいいのではないか。それを「これって本当はやりたくないのかも」とか「好きではない」とか悩み続けているのなら、それはあなたにとって必要なことではないかもしれないのだからやめたらいいと思う。やりたいことならやればいい。そうすれば悩まずに済むと思う。

たとえば「私はあまり働きたくない。でも生活費として手取りで500万円が必要だから、その金額がもらえるまでは働く。稼ぐ手段としては、資格を持っているから資格を生かした仕事で稼ぐ」と決めたとする。あとはそのための手段を考えてやればいい。500万円を稼ぐために何時間くらい働くのかを決めて、自分の時間をマネジメントする。自分で決めたことだけやるのなら全然苦しくないだろう。苦しくなるのは途中で目標を見失って、決めた以外のことをやっているからかもしれない。

苦しんでいる人にはいい人もいい話も寄ってこないだろう。そんな人に、「あの人に相談したら面白いことが起きるかも」と相談しに来る人は少ない。逆に「私500万円だけ稼ぐために仕事やっているので、こういうふうに仕事を効率化して、早く帰って自分の時間で好きなことをしています」という人のほうが、「面白い。どうやって効率化しているのか方法を教えてもらいたい」と思っていい考え方を持った人たちが集まってくるものだ。

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