廣渡嘉秀(ひろわたりよしひで) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

株式会社AGSコンサルティング

代表取締役社長

廣渡 嘉秀 ひろわたり よしひで

「会計士は頑張ればこれだけ活躍できる」という事例を示していきたい
革命家タイプ
革命家タイプ

1967年(56歳)
福岡県出身 ・ 東京都在住
早稲田大学商学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

既存の発想に縛られず、アイデア豊かに物事を発想できる点が、強みといえます。性格的には芯が強く、繊細に考えるよりも、まずは実行し動きながら考えるところがあります。
楽しそうだと思ったらすぐにとりかかるという姿勢でいます。経営者としても、お金が第一とは考えず、「やっておもしろいかどうか」を重視しています。おもしろいならまずはやってみるといい、というのがAGSの社風ともなっています。おもしろい仕事をし続けていれば、苦労を苦労とも思わず熱中して仕事ができますから、結果的に自らの人生が充実するのではないでしょうか。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

1990年代後半、多くのIPOを手掛けていた頃は、本当に熱中していましたね。
1996年くらいからベンチャー企業の上場熱が加速し、99年あたりでナスダックジャパンやマザーズといった新興企業向け新市場が出てきました。そんな中、勢いのある企業を見つけて営業して仕事をとり上場まで持っていくことに、大きなやりがいを感じました。当時、私は税務関係の部署にいたので相続税についての知識がありました。IPOには資本政策が絡むので相続などの税に対する知識は必須です。「ベンチャー担当で相続税もわかる」という会計士が希少だったこともあり、多くのクライアントを獲得できました。この頃、AGSの中にIPO事業部を立ち上げましたが、その業績は右肩上がりに拡大し、やればやるほど成果が出るという状況でしたから、仕事が本当に楽しかったです。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

2008年、40歳で社長になった直後にリーマンショックがありました。その影響で、それまで事業の柱だったIPOやM&Aの案件が著しく減少し、このままでは会社がつぶれるのではないかという考えすら脳裏によぎりました。
私は元来、あまりネガティブに物事を考えないのですが、この時ばかりは「なんて運が悪いのだろう」と嘆きました。しかし、それを口に出してしまっては商売人として失格です。自分に起きたことを「運が悪い」と吹聴するような人は、商売で成功することはないと思います。私は強がり、やせ我慢をして「これもいい経験だ、こういう経験があるから強くなれる」と周囲に言い続けていました。
私にはたくさんの優秀な仲間がいましたから、みんなで頑張れば必ずなんとかなると思っていました。窮地から脱するために企業再生業務という新たな領域に乗り出し、みんなが私の強がりについてきて、一緒に頑張ってくれたおかげで、業績を持ち直すことができました。
結果論ですがリーマンショックという危機のおかげで、企業再生業務という新たな事業の柱ができ、事業の幅を大きく広げることができました。

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