石田正(いしだただし) | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

カルビー株式会社

監査役

石田 正 いしだ ただし

会計士の資格は仕事をしていく上での重要なプラットホーム。新たな分野・新たな世界にチャレンジし、多様で幅広い経験を積んでほしい
スペシャリストタイプ
スペシャリストタイプ

1944年1月17日生まれ(80歳)
東京都出身 ・ 神奈川県在住
明治大学商学部 卒業

スペシャリストタイプの特徴
  • 内向的
  • 臨機応変型
  • 大局タイプ
  • 個人主義
  • 伝統型
  • 外向的
  • 計画管理型
  • こだわりタイプ
  • 集団主義
  • 革新型
  • 30
  • 20
  • 10
  • 0
  • 10
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  • 30
  • このタイプの割合
    回答者全体の
  • 0.8%

社交的でありながらも単に同調するだけでなく、自身のペースを持って周囲と向き合うことができる。
衝動的に物事に取りかかってしまうこともあるが臨機応変な対応力を持つ。
また従来のやり方や形式を重んじる側面があるため、新たな意見に対して排他的になることも。
脅威と感じる対象に不安やイライラを感じやすい。
物事に対して具体性を持って受け止めることが得意で、ルールに沿って着実に仕事をこなすことができる。

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1キャリアサマリー
1974年1月
アーサーヤング(AY)東京事務所入所
1980年1月
朝日監査法人へ転籍
1980年7月
公認会計士登録
1993年7月
朝日監査法人代表社員
1996年7月
日本マクドナルド(株)上席執行役員(CFO)
2003年5月
同社代表取締役副社長
2005年4月
(株)セガサミーホールディングス専務取締役 (CFO)
2010年4月
日本CFO協会主任研究委員(現任)
2011年1月
カルビー(株)常勤監査役
2019年7月
カルビー(株)監査役

1968年に大学卒業後、会計士の第二次試験の勉強をスタートしました。運よく1970年に合格し、大学時代の先輩に誘われて東京駅に近い会計事務所に就職しました。一方で学生時代に友人とヨーロッパを自転車で貧乏旅行した経験から、海外で働いてみたいという思いもあり、1974年、アーサーヤング東京事務所へと転職。以降25年間、AY及び朝日で、日本及び米国基準の会計監査、財務会計アドバイザリー業務に従事してきました。なお、AY及び朝日在籍中に通算約10年間に渡り、シンガポール及びロンドン事務所に駐在しています。
1996年、ロンドン駐在から帰任後、日本マクドナルドに入社しCFOを務め、オーナーである藤田田さんの薫陶を受けました。その後、セガサミーホールディングスのCFOなどを経て、2011年にカルビー株式会社の常勤監査役に就任。2019年7月に非常勤監査役となり、現在に至っています。

(注):文中のアーサーヤング(AY)は現アーンスト・アンド・ヤング(EY)、朝日監査法人(朝日)は現有限責任あずさ監査法人を指す。

2監査法人における経験およびその後のキャリア選択のきっかけ

キャリアのおよそ半分を監査法人で過ごしましたが、やはり海外での勤務経験が大きな財産になったと感じています。
AYに入って3年間はUSGAAP(米国会計基準)の習得に明け暮れ、USベースの発想を徹底的に叩き込まれた後に1975年にシンガポールに赴任しました。日本人の会計士として海外に駐在したのは、おそらく元公認会計士協会の会長でもあった藤沼亜紀さんと私が最初ではないかと思います。
シンガポールでのメイン業務となったのは、営業でした。ちょうど日本企業の「第一次投資ブーム」の頃で、日本企業がこぞって東南アジアへ投資し始めており、その獲得が重要なミッションのひとつでした。1989年には、EYロンドン事務所へパートナーとして、欧州の日系企業部門の統括責任者として赴任。イギリス人のパートナーやマネジャーたちと日本企業との間を調整しつつ、欧州全般の管理業務を行い、マネジメント能力を磨きました。
日本では法的な制限から、監査法人は税務業務ができません。しかしイギリスの会計事務所では、税務を始め幅広いサービスを提供するのが当たり前で、連結財務諸表、連結監査も常識でした。私もロンドン事務所で働く中で、財務会計と密接につながる税務会計の重要性を理解し、税務の知識や考え方が身につきました。それらは、後に事業会社のCFOとして経営に関わる上での、貴重な財産となりました。

3今現在の仕事の内容、特徴、キャリアパス

2011年1月、カルビーの常勤監査役(2019年からは非常勤監査役)になりました。カルビーの監査役を引き受けたのは、当時会長・CEOの松本晃さんとやり取りする中での印象的な一言からでした。「石田さん、監査役になったら耳の痛いことを言ってください。黙っていてもらっては困ります」。私はそれまでいくつかの会社で監査役を務めてきましたが、「波風立てず、穏やかに」という姿勢の監査役がほとんどです。松本さんの言葉から、それとは真逆の監査本来の役割を果たすことができ、やりがいのある職場だと感じています。
カルビーでの業務の他に、いくつか監査役や社外取締役をしています。また、日本CFO協会の主任研究委員として、セミナーや講演、執筆活動も行っています。

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