山岸洋一(やまぎしよういち) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

キャリアフィロソフィー株式会社 他

代表取締役社長 他

山岸 洋一 やまぎし よういち

天職といえるくらい好きになったIPOで、資金調達、知名度向上、人材確保といったクライアントの課題解決を実現
開拓者タイプ
開拓者タイプ

1964年9月21日生まれ(56歳)
東京都出身 ・ 東京都在住
早稲田大学教育学部 卒業

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

嘘をつかないこと、強い当事者意識、逃げないこと、背伸びできること、あきらめが悪いこと、が強みだと思っています。嘘をつかないのは記憶力が悪いからでもあるのですが、経験上も、多少「馬鹿」と思われても正直でいることが最強の戦略と心得ています。また、私は基本的に出しゃばりで案件等をぐいぐい引っ張ってしまうことが多く、逃げたくとも逃げようがないことが多いのですが、「嘘をつかないこと」や「ミスしたら結果を欲張らないこと」も、逃げずにいることに一役買っている気がします。背伸びできること、については、社会人になって最初に従事したリテール営業の経験、特に最初に仕えた府中支店長の影響がとても大きく、今でも、「簡単に達成できる目標を掲げることはかっこ悪い」、「一見無理と見えるような高い目標を掲げてからどうすれば達成できるかを考えたい」と考えています。背伸びした目標は、達成に時間がかかることもありますが、あきらめが悪く簡単にはやめませんから、続けていればどこかで達成できるだろうと楽観視することが多いです。あとは、強みというほどではない「コツ」のようなものとして、①1つを100%仕上げてからそれを横展開する、②会議でホワイトボードを多用する、③計数で把握する、ということは心がけ、周りの人々にも推奨しています。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

府中支店で最初に約定できたとき(ある銀行の新発CB100万円でした)、大阪公開引受部時代に担当していたお客様からの質問にはじめて(前述の後輩のように)答えることができたとき、上場時にお客様から「ありがとう」と言われたとき、企業情報部時代に某ホテル会社の売却案件のビューティー・コンテストとその後の10回のフォロー提案を経てアドバイザーの地位を獲得できたとき等、たくさんの心が動いた瞬間がありましたが、2016年にみずほ証券がIPOリーグテーブル(引受実績のランキング)において、件数ベースで1位を獲得したときの感慨はひとしおでした。
みずほフィナンシャルグループは、メガバンクグループの中でも早くからIPOに力を入れておりました。前述のとおりリーマン・ショック後にも公開引受部の人材を温存できたことに加え、みずほ証券の素晴らしく優秀なカバレッジ部隊の存在、みずほ銀行との連携が功を奏したこと、人材獲得競争が激しい中公開引受部員の増員がスムーズに実現できたこと等により、みずほ証券は、暦年ベースで2016年、2018年の2度にわたり、IPOリーグテーブルにおいて、件数ベースで1位を獲得しました。私がみずほ証券にジョインしたのは2015年7月ですので、大変よい時期に参加することができ、この1位獲得に微力ながら関与できたことは大きな喜びでした。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士という仕事に関連して深く悩んだことはありません。あえて言えば、私には監査業務の経験がありませんが、これは受験を志した時期や合格したときの環境等から、単に縁がなかったというだけの話で、「修了試験の監査論は実務経験がないと不利だ」と感じたことはありますが(笑)、監査業務の経験がないことについて深く悩んだことはありません。
「公認会計士のキャリアとしてそれで十分と言えるのか」とのご意見もあるかもしれませんが、企業を理解する手段の1つとして、「会計」があり、それを十分に活用できる強みをもつに至ったことは私にとって大きな成果であり、証券会社の業務を行いながら公認会計士試験に挑戦して本当によかったと思っています。
ただし、昨今、IPO業界では、監査法人における人手不足が懸念されている状況です。公認会計士の活躍の場は、監査に限定されておらず、投資銀行でIPOやM&Aのアドバイザリー業務に従事したり、経理部員等の企業内会計士となったり、スタートアップのCFOや上場企業の社外役員となっている会計士が増えていますが、公認会計士の基本はやはり監査業務だと思いますので、私と違って監査業務を行うことができる環境にある会計士の方々には、監査業務にじっくりと取り組んでほしいという気持ちをもっています。

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