上原丈弥(うえはらともや) | ページ 3 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介

タイガーモブ株式会社

CFO

上原 丈弥 うえはら ともや

海外インターンシップを通じて次世代リーダーの育成に寄与。経営者とともにビジョン実現に向けて奔走する24歳の若きCFO
アーティストタイプ
アーティストタイプ

1993年11月16日生まれ(31歳)
神奈川県出身 ・ 東京都在住
慶應義塾大学 経済学部 卒業

7人生の目的と公認会計士という資格

私の人生の目的は、“好奇心に従って生きること”です。勉強が好きというのにも通ずるのですが、未知のこと・面白いものにすごく惹かれます。あまりモチベーションについて考えたことがないのですが、自分の行動の原動力となっているのは好奇心です。眼の前の事象についてもっと知りたい、目の前の人のことをもっと知りたい。そういう気持ちを大事にしています。

会計士の資格は、この好奇心のおかげで取れたようなものです。勉強にやる気が出ないなあと考えたことはあまりなく、純粋に試験勉強を楽しめたことが、合格に繋がった気がします。

さらに、会計士の資格があるおかげで、好奇心に従って生きることが実現できている面があります。なぜかというと、資格があることで出入りできる場所が増えたり、人に興味を持ってもらえることが増えて、より多くの情報を手に入れることができ、好奇心がより刺激されるからです。自分が面白いと思っても、すぐに情報が手に入ることばかりではありません。でも資格があって提供できるバリューが在るから、他の人に興味を持ってもらえたり、今までアクセスできていなかった機会に巡り会えます。資格があるからこそ今の自由なキャリアが手に入ったのだと思います。

資格はあくまで目的を達成するための手段です。たまたま出会って手に入れた会計士という武器は、ビジネスの世界で生きていく上で、役に立ってくれています。今後も使い続けるのかはわかりませんが、取ってよかったなとは思います。

8これから成し遂げたい事、将来の夢

個人としてなりたい姿は、前述しましたが“参謀”や“フィクサー”のような、裏方だけど会社全体の意思決定に関わるようなポジションです。これをいろんな組織で担いたいです。小さい頃から、戦国時代の軍師のような、参謀的ポジションに憧れていました。漫画『キングダム』に出てくる昌平君や李牧のような、切れ味ある戦略の使い手になりたいです。

ただ転職してから強く思うのは、リアリティのある戦略を作るためには、自分も現場の知識がなければできないということです。エクセルで計画のフレームを作ることはできても、そこに入れ込む数字が1,000万円なのか1億円なのか、日々現場に接していなければリアルを語れません。インターンシップに参加する学生のこと、それを受け入れる企業のこと、いまの若者たちがどういうことを考えているのかということ。こういうリアルが感覚でわかっていないと空想の戦略になってしまい、現場は誰もついてきません。だから将来、リアリティある戦略を作れるようになるため、現場とコミュニケーションを取り続けていこうと思います。

ビジョンあるリーダーを隣で支え、ビジョンを現実に変換していくこと。その変換器としての役割を担うための、経験・スキルを積んでいきたいです。分野は、ブロックチェーン、ソーシャル、教育など、興味がある程度固まってきたので、そういう分野で参謀的に立ち回れたら最高です。

まずは、タイガーモブをもっと大きくして社会へのインパクトを大きくすること。次世代のリーダーを育て、彼らが集う場を作り出すことによって、世の中を変えること。そのために自分ができることを積み重ねていきます。

9キャリアを模索する会計士、会計士受験生へのアドバイス

会計士の資格のおかげで人生の選択肢が増えているのに、資格を取った途端に視野が狭くなってしまうのは、非常にもったいないです。どうせなら、人が選ばない選択をしたほうが人生が面白くなります。

その上でやりたいことがすでにあるならば、遠回りせずにすぐにやればいいと思います。人生常にOJTです。必要に迫られた時に必要なことを学ぶのが、一番効率がいいと思います。ある程度キャリアを積んでからとか、もう少し勉強してからとか言っていると、その間に世界が変わっている可能性さえあります。そういう時代に生きていることに気づけば、やりたいと思った時に即実行が一番の戦略だとわかるはずです。

やりたいことがないならば、他者との差別化・専門性の向上、これを徹底すべきです。やりたいことは、その先にあります。やりたいことがないと、自分探し的な方向に行ってしまう方も多いですが、私はそれをすべきだとは思いません。他者がいてはじめて自分が在るので、自分というのは他者との関係性の上で規定されます。他の人と差をつけることだけ考えていたら、いつの間にかオリジナルな存在になっていて、やりたいことが自然と思い浮かぶはずです。好きだからやっているのではなく、やっているうちに好きになるというのが真実だと思います。以上、すべて受け売りです(笑)。

頭で考えすぎず行動し、がむしゃらになりすぎずクレバーに。情熱と冷静の間で生きましょう!

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