朝倉厳太郎(あさくらげんたろう) | ページ 2 | 会計士の履歴書 | 活躍する会計士たちの仕事やキャリアを紹介
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合同会社gtra and company

代表執行役

朝倉 厳太郎 あさくら げんたろう

ITや経営経験を武器に、ベンチャー企業やソーシャルビジネスの支援など、時代が求めるビジネスに柔軟に対応
革命家タイプ
革命家タイプ

静岡県出身 ・ 東京都在住
非公開(大学卒)

4あなた独自の強みと今現在の仕事との関係性

事実は捉え方次第で強みにも弱みにもなるため、自分の特徴と今現在の仕事との関係性について語る。残念ながら一つのことに集中できず飽きやすい性格であるため、一つの道を極めるという仕事のスタイルに向いていない。従ってスポーツ選手のようなナンバーワンを目指すような仕事は選ばないようにしている。この性格を時代の変化に柔軟に対応できる性格とポジティヴに捉え、常に掛け算を繰り返しながらジェネラリストとスペシャリストのバランスを確かめつつ強みを固めている。

幼い頃は完璧主義かつ神経質で、細かいことにもかなりこだわりを持っていた。運動はサッカーに始まり色々としていたものの体は強くならなかったので、神経質な性格が自分の体にネガティヴに影響することが多いと考え、おおらかな性格になるように改善を重ねてきた。これがうまくはまってかなり改善ができた。現在は、飽きやすく中途半端にしてもへっちゃらであり、またちょっとしたことにいら立ったりくよくよしたりすることがなくなった。

一方で、仁義を通すことが自分の幸福に繋がると考えているため、自分のポリシーは常に懐疑的に見て修正しながらも、芯を通すようにしている。このため、自分が決めたことについては基本的に納得がいく形で結論が出せるようにしている。結果論ではあるが、監査法人も3年間までと決めて、3年と数カ月間で学ぼうと思ったことは学び退職、PCPの代表も仕組み化する3年間までと決めて、4年を持って退任している。未達成のことはもちろん多々あるが、納得をもって決断している。

仕事との関係性で、強みではなく苦しいのが社交性である。社交性は普通くらいであるが、嗜好性として人間関係は狭く深くを求める性格のため、自分の幸福に繋がるポジティヴ要素とのバランスが非常に難しい。どうしても人と人との繋がりがビジネスにおいて重要であるため、改善した性格の「まぁいいか」を前提にして、あまり神経質にならないようにしながら仕事をするようにしている。

5仕事をしている中で、心が大きく動いた瞬間

どれだけ自分が求められているのか、という承認欲求に帰結すると考えている。これまで話してきた人生の目的やパスの歩み方は、前提として、やはり自分がその人、団体、企業に求められていることを大きく感じれば感じるほど、多少方針がずれたとしても頑張ろうという気持ちになる。これまでの経験から話すと、金銭的に恵まれている仕事であったとしても、それが自分にとって価値があると感じられない仕事であれば受けないし、後で気づけばその時点でフェードアウトを考える。一方で、金銭的に恵まれず理不尽な仕事であったとしても、自分が仲間であると認められたり、皆が苦しい中で頑張っていたりすると、自分ももっと何かできないか、頑張ろうかという気持ちになる。あまり競争を求める性格ではないため、成果を競うようなことには心が動かない。

別の観点で、怒りや憤りを覚える時は、相手への期待値が高いときである。特に経営者などの責任を持っている立場の人間のマインドが微妙であればあるほど感じることは多い。理念やビジョンを持って活動をしたり、または外に向けて発信をしたりしているはずだが、本当にそれができていますかと問いかけたい場合に感じる。そして自分にもそれを問いかけるようにしている。

6公認会計士という仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

公認会計士という仕事をもって深く悩んだことはない。元々はITという別の畑で生きていたのと、公認会計士を仕事ではなく資格としか考えたことがないためだと考える。強いて言うならば、公認会計士という資格を持っていることに対するネガティヴなイメージの払拭については考えて乗り越えたという経験はあるため、こちらについて言及する。公認会計士は3大国家資格と言われる難関資格であるため、世間からの期待としてフロアがある程度高い。一方で、「公認会計士だから(できないよね)」というキャップも存在している。このキャップを要素分解すると2つあると考える。一つは税務が分からないということ、もう一つは経営が分からないということである。

前者は、会計士は企業の経理をしたことがないから仕訳が切れない、税務実務についても経験がないため分からない、ということである。単に経験がないだけなので、これをクリアするのは簡単なことだ。現代の会計士は法人税・所得税・消費税と主要税目はがちがちに勉強しており、1年(会計期間1周)企業の経理を経験すれば、理解していない地方税や経理の仕組みを理解できてしまうだろう。私の場合はPCP社の管理を全て担当していたことに加え、知人の会社群についてアドバイスを重ねることでクリアした。監査法人勤務の方も、転職などしなくても友人の会社の経理を手伝えば理解ができてしまうので転職前に是非やるべきである。

後者の経営が分からないというのは解決が難しい論点である。会計事務所を経営していると話しても、規制産業で守られた仕事をしている人間として認定されるため、経営と認められないケースが少なくない。私の場合は監査法人の前に有限会社の代表をしていたが、経理などのバックオフィスを全く理解していなかった。監査法人に入った後は、サラリーマンを先々やる可能性があるにしても改めて起業をして、このハードルをクリアしようと考えていたこともあり、PCP創業に携わった。もし桑本氏に出会っていなければ、またITの起業をしていたと思う。並行して企業の役員を複数社務めた経験をもって、経営が分からないと言われるキャップをクリアした。

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